信販系カードローンの特徴とは?覚えておくべき4つのポイントを紹介

更新日:2024/04/03

信販会社_カードローン

この記事では、信販系カードローンの特徴やデメリットについて解説していきます。

大手消費者金融や銀行のカードローンは、テレビCMがやっていることもあり知っている人も多いかと思います。

でも消費者金融や銀行のほかに、信販会社が個人向けに提供しているカードローンもあるんです。

信販会社とは、信用販売の代表格とも言えるショッピング枠を設けたクレジットカードを発行しているクレジット会社のこと。

そして信販会社が提供するカードローンを、信販系カードローンと呼んでいます。

信販系カードローンの中には、大手消費者金融のように即日融資可能なものもあるんですよ。

クレジットカードを普段から多用している人なら、消費者金融や銀行のカードローンよりも、信販系カードローンを利用する方が安心できるかもしれませんね。

まずは、信販系カードローンの特徴から見ていきましょう。

この記事の執筆
高山 てつや 氏
アトムくん編集部高山
カードローン:プロミスから借入経験あり。自らの借入経験を武器に、これまで200記事以上のカードローン系コンテンツを作成。金融ライター歴3年。

信販系カードローンの特徴は4つ

信販系カードローンの特徴は以下の4つ。信販系カードローンが自分に合っているかどうか確かめてみてください。

信販系カードローンの特徴
  1. 金利は会社毎に大きく変わる
  2. 優待サービスが充実している
  3. 即日融資可能な信販系カードローンもある
  4. 総量規制の対象

それぞれ詳しく解説していきます。

金利は会社毎に大きく変わる

メガバンクが提供する銀行カードローンや消費者金融、信販系カードローンの金利を比べてみましょう。

まず、金利を比較する際には上限金利で比較するようにしてください。

というのも、信販会社側は返済してもらえなかった時のリスクを少しでも減らすために、本当に返済してくれる利用者かわかるまで、上限金利を設定する場合がほとんどだからです。

各カードローンの限度額と金利
種類  カードローン名 利用限度額 金利
銀行カードローン みずほ銀行カードローン 800万円 年2.0%~14.0%
三井住友銀行カードローン 10万円~800万円 年1.5%~14.5%
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック 500万円 年1.8%~14.6%
信販系カードローン Orico CREST 500万円 年4.5%~18.0%
クレディセゾン マネーカード 100万円 年15.0%
三菱UFJニコス ローンカード 500万円 年6.0%~17.6%
消費者金融カードローン オリックスカードレスVIP 800万円 年1.7%~17.8%
プロミス 500万円 年4.5%~17.8%
アコム 800万円 年3.0%~18.0%
レイク 500万円 年4.5%~18.0%
SMBCモビット 800万円 年3.0%~18.0%

並べてみると、銀行系カードローンの上限金利は14.5%前後、消費者金融カードローンの上限金利は18.0%前後です。

それに比べて信販系カードローンは「だいたいこれぐらい」という数値がなく、会社によって大幅に違うのが特徴的。

たとえばOrico CRESTなどは上限金利が年18.0%と消費者金融並み。

ただ、消費者金融の上限金利を超える程金利が高い信販系カードローンはありません。

そのことから信販系カードローンの金利は、消費者金融と銀行カードローンの中間と考えておくとわかりやすいです。

優待サービスがある

カードローンを利用することで優待サービスが受けられる業者もあります。

Oricoの女性向けカードローンCREST JEWELなら、宿泊施設やエステなどの施設を会員優待価格で利用できるようになります。

信販系カードローンの特徴は4つ

自分に合った優待サービスが見つかれば、借り入れなくても優待サービス目当てに持っておいても良いかもしれません。

信販系カードローンは基本的に年会費がかかりませんからね。

優待サービスの内容は、カードローンの種類によって様々。

信販系カードローンは、低い金利ながら優待サービスを利用できるというのが嬉しいポイントですね。

限度額や金利だけで比較するのではなく、このような特典などを含めたメリットにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

総量規制の対象

信販会社もカードローンを発行する際には貸金業者として扱われ、貸金業法を守って営業します。

そのため、利用者の年収3分の1以上の貸付を禁止する総量規制という貸金業法のルールを守らなければいけません。

総量規制の対象となるのは、消費者金融も同様。

そして8割以上の銀行は、自主規制として利用者の年収3分の1から2分の1以上の貸付を行わないようにしています。

信販会社はクレジットの発行などの際には、割賦販売法に基づいて営業しているため「総量規制の対象外なのでは?」と思うかもしれません。

しかし信販会社も、カードローン発行の際には総量規制の対象となっていることは覚えておいてください。

続いては、信販系カードローンのデメリットに目を向けてみましょう。

信販系カードローンは基本的に融資まで時間がかかる傾向にある

信販系カードローンには、大手消費者金融や銀行カードローンのような無人契約機がありません

そのためローンカードは基本的に郵送されてくる形になっていて、基本的に融資まで時間がかかる傾向にあります。

例えば、Orico CRESTの公式ページには、最短5営業日後に振込と書いてあります。

信販系カードローンは基本的に融資まで時間がかかる傾向にある

引用:Orico CREST

申込者のデータを警察庁データベースに照会することが義務付けられ、即日融資が不可になった銀行カードローンでも、最短翌営業日に審査結果がわかり借り入れができるものもあります。

Orico CRESTのように金利が消費者金融と同水準なのに融資まで時間がかかるとなると、即日融資を希望する人にとっては大きなデメリットですよね。

即日融資が必要なら大手消費者金融を利用しましょう。

信販系カードローンのデメリットについてわかったら、次は信販系カードローンの審査難易度を説明していきます。

審査難易度は金利を参考に判断する

各カードローンの審査基準は公表されていないものの、金利である程度判断ができるんです。

なぜなら金利の高さによって借主から返済してもらえなかった時の、貸主のリスクが変動するからです。

金利が高ければ返済してもらえなくなるまでの間にある程度の利息を回収できているはず。

ですが、金利が低ければ返済してもらえなくなるまでに回収できている利息も少ないはずです。

80万円借り入れて、3年間で返済した場合の金利による違いを表にまとめてみました。

80万円借り入れて、3年間で返済した場合の金利差
金利 貸付金回収までにかかる時間 利息総額
15% 29ヵ月 198,339円
18% 28ヵ月 241,176円

金利が3%違うだけで貸付した80万円を回収するまでに1ヶ月も違い、利息総額は4万円以上変わります。

このように金利によって貸し倒れが起こった際のリスクが変動することから、カードローンの金利が高い程審査が甘く、反対に金利が低い程審査が厳しいと考えられます。

それを踏まえて、審査に通過するために大切な要素を以下3つ紹介します。

審査に通過するための大切な要素
  • 信用情報
  • 安定収入
  • 他社借入

それぞれ詳しく見ていきましょう。

信用情報

過去のローン利用履歴や現在の利用状況などを信用情報と言います。

そして、個人の信用情報はすべて信用情報機関というところに保管されており、各ローン会社は審査の際に信用情報機関で申込者の情報を照会します。

その際に、ローンを延滞した実績や自己破産などの金融事故歴が信用情報機関に残っていると審査通過が難しくなってしまうんです。

自分の信用情報は各信用情報機関で開示できますので、気になる方は以下の記事を参考にして、開示手続きをしてみてはいかがでしょうか。

安定した収入

どのカードローンの貸付条件にも安定した収入がある方と書いてあります。

安定した収入がなければ返済が滞る可能性が高いため、収入のない人はカードローンの審査に通過できません。

ただ、僕が過去にプロミスに申し込んだ時は、勤務実績3ヶ月で10万円程度の月給にも関わらず審査に通過しました。

そのため消費者金融と同水準の審査基準の信販系カードローンであれば、連続して2ヶ月間の給料でも、安定した収入があると認められると考えて良いでしょう。

他社借入件数

他社借入件数が多いと、多重債務者と判断されて審査に通過できない可能性があります。

他社借入の返済のために新たな借り入れをしようとしていると考えられるためです。

そのため、現在利用しているカードローンを信販系カードローンに切り変えたい場合は、利用中のカードローンを解約してから申し込んだ方が通過しやすくなるはず。

では最後に、信販会社が提供しているクレジットカードのキャッシング枠とカードローンの違いについて、見ていきましょう。

信販会社が提供するキャッシング枠とカードローンは別

信販会社が提供しているクレジットカードのキャッシング枠と信販会社のカードローンは、別物です。

信販会社が発行するクレジットカードには、全国のCDやATMから現金が引き出せるキャッシング機能がついているものもあります。

そう聞くと、クレジットカードとカードローンを合体させたように聞こえますが、そうではありません。

基本的にクレジットカードのキャッシング枠は限度額が100万円までと低い傾向にあり、金利も15.0%~18.0%程と高めに設定されている場合がほとんどです。

それがカードローンとなると、三井住友カード カードローンのように金利が10.0%を切るものもあるんです。

※2023年7月19日現在、三井住友カード カードローンの新規入会受付は終了しています。

反対に信販系カードローンにクレジットカードと同じようなショッピング枠がついているものもありません。

そのため現金を借りる用のカードローンと、ショッピング用のクレジットカードを分けて持っていた方がより便利に使えるんです。

どうしてもクレジットカードとカードローンの機能を合わせたカードが欲しい方は、アコムのACカードの利用を検討しましょう。

まとめ

信販系カードローンは会社によって条件や使い勝手が大きく違うのが特徴的。

カード毎に融資条件がバラバラなので個別に比較、検討していくことが大切になります。

消費者金融カードローンなら金利が高めで即日融資が可能、銀行カードローンなら即日融資が不可で金利が低めなど。

このようにザックリとそれぞれの特徴を言い表せる一方、信販系カードローンはそれができません。

そのため、しっかりと一つずつの特徴を見て選びましょう。

執筆者からのコメント
アトムくん編集部高山
高山 てつや

それぞれの信販系カードローンは、個性豊かで面白いです。

消費者金融カードローンと銀行カードローンばかりを見ていた人は、信販系カードローンも検討リストの中に入れてみてはいかがでしょうか。

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