アコムの金利と返済利息の計算方法
更新日:2024/10/11
大手消費者金融の三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムでは、借入限度額800万円まで借りることができます。
しかし、カードローン利用者としては、限度額よりも返済時に影響する金利の方が気になるのではないでしょうか。
ここではアコムの金利設定と返済利息について解説していきます。

アコムの金利と他社カードローン金利を比較
アコムの金利は年率3.0%~18.0%に設定されていますが、この金利設定が、はたして高すぎるのか低いかの判断をするのは難しいでしょう。
しかし、同じ消費者金融カードローンと比較することで分かるのは業界の通常範囲内だという印象を受け取れます
大手消費者金融での金利比較
貸金業者/商品名 | 年率 | 限度額 |
---|---|---|
アコム | 年3.0%~18.0% | 800万円 |
プロミス | 年4.5%~17.8% | 500万円 |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% | 800万円 |
アイフル | 年4.5%~18.0% | 800万円 |
過去には、消費者金融も高利での貸付を行っていた事実もありますが、2010年に改正貸金業法が施行されたことで、上限金利も年率20.0%までと決められました。
唯一、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)だけが、上限金利を年率17.8%に設定されていますが、この法律改正によってアコムをはじめとする大手消費者金融や信販会社のほとんどが年率18.0%を上限金利としています。
一方、審査基準は異なるにせよ、銀行カードローンは消費者金融に比べて金利は低めに設定されている傾向があります。
カードローン名 | 金利(実質年率) |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 年1.4%~年14.6% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~14.0% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~14.5% |
オリックス銀行カードローン | 年1.7%~14.8% |
また、金利の数値だけで比較することも避けておくべきです。
当然、支払う利息は金利によって算出されますが、そのほかにも借入期間の影響も大きく受けることになりますし、返済方法や無利息期間なども含めて総合的な比較が必要だと言えるでしょう。
アコムに支払う利息計算方法
アコムのカードローンを利用した場合、実際にどれぐらいの利息が発生するのか紹介していきます。
利息計算方法は、【借入額×金利÷365日×借入期間】で計算することができます。
この公式からも分かりますが、支払う利息は金利と借入期間が大きな要素となることが分かります。
50万円×年率18.0%÷365×30日=7,397円
アコムで30万円を年率18.0%で30日間借りた場合
30万円×年率18.0%÷365×30日=4,438円
アコムで10万円を年率18.0%で30日間借りた場合
10万円×年率18.0%÷365×30日=1,479円
また、適用される金利が低ければ低いほど、金融機関に対して支払う利息は少なくて済むのですが、どのようにして適用金利が決められるか気になるところです。
アコムのように年率3.0%~18.0%という金利のフリ幅があるとなると、少しでも低い金利で借りれる方がいいですよね。
例えば、アコムから年率18.0%で借りるよりも年率3.0%で借りたいのは誰もが同じ思いのはずでしょう。
しかし、返済実績がないうちは、上限金利が適用されることが多く、返済シミュレーションをする際には年率18.0%で計算しておくべきです。
支払う利息が予定より安くなる分はデメリットではありませんが、予定していたより利息が高くなっていた・・・最悪のケース、返済対応できなくなる可能性も考えられます。
金利の比較や返済シミュレーションは上限金利で行う
アコムカードローンに適用される金利は、利用実績と契約額によって決められます。
カードローンに限ったことではないですが、基本的に借入額が大きければ金利が下がり、限度額が低ければ金利は高くなります。
アコムの返済方式と返済期日
カードローンの返済には様々な返済方式があり、アコムでは元利定率リボルビング方式が採用されています。
元利定率リボルビング方式は、【借入残高+利息×指定定率】によって返済額を算出します。
アコムの指定定率は、最大2.0%以上に設定されています。
支払い利息は返済回数によっても変動しますが、金利が何%と言われても、実際にどれくらいの利息が発生するのか、どれぐらいの返済総額になるのかを理解している人は少ないのが現状です。
ですから、カードローン利用の際には利息の計算方法は、利用者ご本人でも把握しておいた方が、返済シミュレーションを活用すれば返済金額も事前に分かるので返済計画が立てやすくなります。
アコムの返済方法を確認
アコムの返済期日は、35日ごとか指定日返済から、利用者が自由に選択することができます。
もし35日ごとで、毎回期日ギリギリで返済していると、返済期間が長くなってしまい、支払利息も増えてしまいます。
また、35日ベースになるため、次回の返済期日の管理がやりにくいかもしれません。
しかし、アコムでは返済日をお知らせするeメールサービスも用意されており、返済日の管理をサポートしてくれます。
メールを小まめにチェックしないという方であれば、指定日返済にしておくと自分で返済日を決めることができるので、毎月●日は返済の日と認識しやすいです。
もしくは、口座残高には常日頃、気をつけておかなくてはなりませんが、絶対に返済漏れを防げる口座振替(毎月6日)での返済方法もあります。

アコムは、24時間・土日祝でも対応できるインターネット返済も手数料無料で行うことができます。
多忙で返済忘れに気をつけたい方、外出が多い方でもスマートフォンなどインターネット環境があれば、どこからでも返済することができます。
繰上返済で利息負担を軽減できる
金利がどれだけ低くても借入期間が長期になると支払利息も必然的に増え、最終的な返済総額が膨らんでしまっては低金利メリットも少なくなります。
返済期間を少しでも短くすることが、返済総額をおさえるためのポイントとなるのです。
アコムなどのカードローン会社は、各金融機関ごとに借入残高に対して毎月の最低返済額を決めています。
原則、この最低返済額さえ返済しつづけていれば利用上なにも問題はありません。
ただ定められている最低返済額だけを返済していると、結果的に月々の負担は軽減されるものの、支払い総額が高額になることが考えられます。
10万円借入した場合の月々の最低返済額
カードローン名 | 10万円借入した場合の最低返済額/月 |
---|---|
アコム | 3,000円~ |
プロミス | 4,000円~ |
三菱UFJ銀行カードローン | 1,000円~ |
みずほ銀行カードローン | 2,000円~ |
オリックス銀行カードローン | 3,000円~ |
アコムが定める毎月の最低返済額は、10万円の借入残高がある場合で3,000円~/月なので、どちらかというと負担は少ない方だと言えるでしょう。
カードローンのなかには、10,000円を最低基準とするところもあり、早く完済できるメリットがありますが、逆に毎月の返済負担がのしかかります。
最低返済額に関してはアコムのように低い方が精神的にはラクなのは間違いありません。
最低返済額だけでなく、余裕資金での追加返済を心がける!
最低返済額に加えて、ボーナスなどの臨時収入がある時は追加返済で借入残高をドンドン減らしていきましょう。
生活ができなくなるほど無理して返済に回す必要はありませんが、追加返済することで予定より早く完済できれば返済総額の軽減に繋がります。
アコムの遅延損害金は年率20.0%
アコムでは年率3.0%~18.0%ですが、もし返済を延滞してしまった場合には遅延損害金として年率20.0%の支払いが発生するようになります。
上記の通り、計算方法は通常の利息計算と変わりませんが、利息の箇所がアコムの上限金利18.0%を超える20.0%の設定になっていますね。
547円=10万円×20.0%÷365日×10日間
となります。
たったの550円ぐらいかと思われるかも知れませんが、借入残高が高額であり、延滞日数が増えれば増えるほど遅延損害金はどんどん増えてしまいます。
滞納などを返済に遅れがでないように、借入時には返済計画をキチンと立ておきましょう。
もし、何らかの事情で返済期日に間に合わない場合は、早めにアコムに連絡することが大事です。
今日では過度な取立てなどはありませんが、返済滞納・延滞を繰り返すと信用情報に事故情報(金融事故)の履歴が残され、他のクレジット・ローンの審査に影響がでてしまいます。
アコムACマスターカードの金利がお得
アコムでは、カードローン専用のACカード以外に、消費者金融系で唯一、クレジット機能が付いたACマスターカードも取り扱いしています。
アコムのACマスターカードならショッピング枠とカードローン枠を持てるため、クレジットカードとキャッシングカードの二役を一枚で済ませます。
ACマスターカードのデメリットは、返済支払いがリボ払いになる点ですが、20日締めの分を、翌6日までに払いを済ませれば利息もかかりません。
アコムACマスターカードを利用して、毎月6日を超えた段階でリボルビング払いの残高が残っていれば手数料が発生してしまうので、支払日には注意しておきましょう。
キャッシングで現金を借りた場合、日数分の利息がかかることを考えると、アコムのショッピング枠の活用は手数料無料で使うことも可能なのでお得だと言えます。
金利の引き下げ交渉は利用実績に応じて
前述にもあったように金利の引き下げをするには、利用実績を積み上げて交渉するか契約する限度額を高くするしかありません。
ただ、契約限度額を高くしてもらえるのは、基本、利用実績を積み上げてアコムからの信頼性を得られてからと考えられます。
いきなり年収所得が昇進・昇給で増えるなどのこともありえますが、やはり、金利の引き下げには利用実績がもっとも重要になるのではと考えられます。
よく半年から一年以上は、利用実績を積み上げることが重要だといわれていますが、キャッシング利用する金額や初回契約時の限度額など、明確な水準によっても異なるため「○○から金利を引き下げてもらえる」のような明言はできません。
ただ、返済滞納なく、計画的にキャッシング利用しておくことが、金利引き下げの交渉ができる最低限のスタートラインだと考えておきましょう。
アコムの金利0円サービス
アコムでは無利息サービスとして、初めてアコムを利用する方を対象に契約日の翌日から30日間無利息になる無利息キャンペーンを行っています。
- アコムでの契約が初めての方
- 返済期日を35日ごとで契約
他社のキャッシング会社では同じく消費者金融のSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスも無利息融資のサービスがあります。
プロミスでは初めてキャッシングを利用した翌日から30日間無利息となるため、アコムの契約日の翌日から30日間とは期間の設定方法が異なります。
誰でも利息分など余分な支払いは避けたいところですし、ローンを組むときには緊急性が高いケースもあります。
よく調べずに慌てて契約すると後々に利率を含めた返済額に驚くこともあるでしょうが、初回30日間無利息で借りれるアコムでは安心です。
もちろん返済期限を越えてしまうと利息が発生してしまうので、借入したお金は早めに返済して無利息サービスをお得に活用しましょう。
まとめ
アコムでは審査により、適用金利が年3.0%~18.0%の間で変わります。
年率18.0%で借りて、毎月最低返済額だけ返し続けていると元金がなかなか減りません。
キャッシング利用者からすると頑張って毎月返済しているのに利息の割合が多く、元金が減らないのはオカシイと考えてしまいがちです。
まずは借入残高を少しでも早く減らすことで、借入期間を短くしながら、利用実績を積み上げましょう。
一定以上の利用実績ができたら、増額申請をして、金利を引き下げられないか相談してみてはいかがでしょうか。
アコム
- 原則電話の
在籍確認なし - 郵送物なし
- お借入診断あり
- 土日祝
も対応 - 無利息期間
サービス - パート・アルバイトOK
- アプリで
借り入れ - WEB完結
対応
原則として勤務先に在籍確認の電話を実施しない※2
- 申込から最短20分で審査回答※1
過去5年間の審査通過率が平均40%超
- 初回契約から最大30日間無利息
- 楽天銀行口座に24時間365日最短1分の振込融資
- アコム
がおすすめな方 - アコム
が不向きな方
- 初めてカードローンに申し込む方
- カードローンがバレたくない方
- 在籍確認の電話なしを希望する方
- カードローン審査に不安がある方
- 最短20分で借りたい方
※2 原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施
※10代申込不可