消費者金融に年齢制限はある?未成年者や高齢者がお金を借りる方法を解説
更新日:2024/09/13
大手消費者金融カードローンの年齢制限は、主に満20歳~69歳までです。
カードローンはそもそも、未成年(18歳未満)の利用が認められていません。
また退職により収入が不安定となる、70歳以上の高齢者が利用できる消費者金融も少ないです。
大手消費者金融カードローンの年齢制限を表にまとめてみました。
レイク | 満20歳~70歳まで |
---|---|
アコム | 20歳以上 |
プロミス |
満18歳~74歳まで※1 |
SMBCモビット | 満20歳~74歳まで※1 |
アイフル | 満20歳~69歳まで |
※1 収入が年金のみの方はお申し込みいただけません。
では18歳~20歳の人や69歳の人、つまり年齢制限ぎりぎりの人ほど契約が難しくなるのでしょうか・・・。
その謎を解明するために、この記事では学生や未成年、高齢者の人が消費者金融などを利用するときのポイントを解説していきます。
自分の年齢でも利用できるカードローンなどはあるか気になる人は、ぜひ参考にしてください。
消費者金融カードローンの申込条件は年齢だけではない
消費者金融カードローンの申込条件は、先に紹介した年齢だけではありません。
年齢制限の他に以下3つの項目があり、すべての条件を満たして初めて消費者金融の審査が受けられます。
- 本人に定期収入があること
- 国内に居住していること
- 外国人の場合は永住許可を受けていること
消費者金融カードローンは、国内に居住し、本人に安定した収入がなければ利用できません。
では、この条件を満たしている未成年や70歳以上の高齢者が、消費者金融カードローンに申し込めないのはなぜなのでしょうか。
以下で解説していきます。
未成年者や70歳以上の高齢者はなぜ対象外なの?
未成年者や70歳以上の高齢者がなぜ消費者金融カードローンを利用できないのか。
まずは未成年者が消費者金融カードローンを利用できわけを解説します。
未成年者が消費者金融を利用できないのは民法の影響
まず、未成年者がカードローンを使えないのは、金融機関は親権者の同意なくして未成年者にお金を貸してはならないという民法の決まり(民法第5条参照)が関係しているからです。
とはいえこの決まりからいえば、本来なら親権者の同意さえあれば未成年者もカードローンを利用できます。
けれども、金融機関は手続きの煩雑化を防ぐために利用対象を20歳以上と取り決めているのです。
消費者金融カードローンだけでなく、銀行カードローンや信販会社カードローンなどでも、未成年は利用対象外になっています。
70歳以上の高齢者が消費者金融を利用できない理由
未成年者と同様、満70歳以上の高齢者も消費者金融カードローンではお金が借りられません。
満70歳以上は退職している人も多く返済能力の問題があること、さらに利用者死亡のリスクがあるからです。
ただし、日本では平均寿命が延びたことにより、定年を過ぎても現役で働き続ける元気な高齢者が増えてきています。
この点でみても、将来的にカードローンの年齢制限が広がることは十分に考えられるでしょう。
現在でも、ベルーナノーティスというカードローンなら、安定した収入のある78歳までの方が申し込み可能です。
年齢制限をクリアした学生なら消費者金融に申込可能
消費者金融カードローンは、本人に収入のある満20歳以上の方であれば、学生でも親権者の同意なしで申し込めます。
それでは学生で消費者金融カードローンに申し込んだ場合、幾らまで借入ができるのでしょうか?
学生が融資を受けられる金額
消費者金融から借りられるお金の上限は、本人年収の1/3までと法律で決まっています。
カードローンの利用資格があっても学生が借りられるのは、限られた金額までというのを覚えておきましょう。
大学生は親の扶養に入っている人がほとんどです。
親の扶養内で働くには年収103万円以下におさえなければいけません。
20歳の大学生アルバイトの人がカードローンから融資を受ける場合、34万円までが限度になります。
もちろん、自分のアルバイト収入によって融資を受けられる限度額は異なってきます。
なお、2022年12月に求人情報・転職サイトdodaが発表した20歳の平均年収は約271万円です。
20歳で親の扶養から抜けている社会人の場合は、271÷3=90万円前後までカードローンで融資が受けられる人が多い計算になります。
消費者金融で借りられるお金の上限を決める法律は、貸金業法の総量規制と呼ばれています。
総量規制は消費者金融カードローンとは切っても切り離せない決まりなので、申し込む前にはきちんと理解しておきましょう!
学生におすすめの消費者金融は20代の利用者が多いアコム
大手消費者金融のなかで学生にもっともおすすめなのは、三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムです。
アコムには20代~60代まで幅広い年齢層の顧客がいますが、新規利用者のうち約59%を20代の顧客が占めるほど、若年層への融資に積極的です。
20~29歳 | 約61.3% |
---|---|
30~39歳 | 約16.6% |
40~49歳 | 約11.2% |
50~59歳 | 約7.3% |
60~69歳 | 約3.6% |
他の金融機関の年代別構成比も見てみましょう。
20~29歳 | 約55.3% |
---|---|
30~39歳 | 約19.6% |
40~49歳 | 約13.0% |
50~59歳 | 約8.3% |
60~69歳 | 約3.8% |
20~29歳 | 約44.9% |
---|---|
30~39歳 | 約20.6% |
40~49歳 | 約17.8% |
50~59歳 | 約11.7% |
60~69歳 | 約5.0% |
アコムはプロミス、アイフルと比べて顧客数が圧倒的に多く、貸出残高も多いことから、実績の面でみてもカードローンデビューに申し分のない消費者金融です。
新規利用者のみの30日間の無利息サービスを使い、30日以内に返済すれば利息ゼロでお金が借りられます。
卒業旅行やバーゲン目当てなど、ちょっとだけ借りたい!というときにもお得かつ便利に利用できるでしょう。
審査は最短20分終わるので、申し込んだその日のうちにお金を借りることもできます。
限度額 | 金利 | 審査時間 | 融資時間 |
---|---|---|---|
最大800万円 | 年3.0%~18.0% | 最短20分※1 | 最短20分※1 |
学生 | パート アルバイト |
職場に 電話なし |
郵送物なし |
※2 | ※3 |
- アコム
がおすすめな方 - アコム
が不向きな方
- 初めてカードローンに申し込む方
- カードローンがバレたくない方
- 在籍確認の電話なしを希望する方
- カードローン審査に不安がある方
- 最短20分で借りたい方
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 10代申込不可
※3 原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施。
未成年がお金を借りる3つの方法
未成年者(20歳未満)でも、カードローン以外のキャッシング商品を使えば、担保や保証人なしで金融機関からお金を借りることができます。
19歳以下が使えるキャッシングは以下の3種類です。
- 学生専用クレジットカード
- 家族カード
- 学生ローン
ただし、いずれも高校生は利用不可、さらに親権者の同意無しには契約できないので注意しましょう。
学生専用クレジットカード
大手クレジットカード会社のライフカード株式会社は、19歳以下でも使える学生専用ライフカードを提供しています。
学生専用ライフカードはクレジットカードですが、最高10万円までのキャッシング機能も付いているので、カードローン代わりとして利用可能です。
満18歳~25歳までの大学生、短期大学生、専門学校生、大学院生であれば申し込み可能。
キャッシングには全国のATMが利用できます。
家族カード
学生専用クレジットカードと異なり、個人で持たず家族と共有して利用するのが家族カードです。
契約者本人に返済能力があれば、本人所得のない家族も共有して利用できます。
たとえば会社員であるお父さんが契約者なら、その子どもである大学生は家族カードを利用可能です。
家族の収入は問われないため、アルバイトをせずに学業に集中したい学生の方でも使えます。
ただし、家族カードのキャッシングは家族全体で利用できる合計額が限られています。
個人で持てるクレジットカードよりも利用額が制限される場合があるのを覚えておきましょう。
学生ローン
学生ローンは18歳以上の大学生、専門学校生、短期大学生などを対象に中小消費者金融が提供しているローン商品です。
未成年にとってはうれしい学生ローンの一方、提供している金融機関が中小企業のため以下のように大手消費者金融よりも利便性や借入自由度は低くなっています。
- 返済に振込手数料がかかる
- 窓口への来店が必要
- 追加借入には電話連絡が必要
- 追加借入で再審査が必要な場合がある
学生向けのキャッシングのため金利は若干低めの業者もある一方、未成年でも利用できる以外は、あまりメリットがないキャッシングだといえるでしょう。
学生時代に借金をすると、就職活動に悪影響を及ぼすのではないか、と不安に感じる学生の人も多いでしょう。
近い将来に就活を控えている学生にとって、借金が就職にどう影響するのかは非常に気になることですよね。
次に、就職活動に借金がどのように影響するかを解説します。
学生時代の借金は就職活動に影響しない
借金が就職活動に与える影響はゼロです!
一般企業が就活生の借金状況を調べようと思っても、そもそも調べる術がないのです。
まず、他人が就活生の借金状況を確認するためには、個人信用情報機関に保管されている情報を照会しなければなりません。
信用情報を照会できるのは個人信用情報機関の会員となっている金融企業のみのため、一般企業は借金状況を調べられないのです。
たとえ就活で応募した企業が個人信用情報機関の会員となっている金融企業であっても、就活生の借金情報を調べることはできません。
個人の信用情報は、個人の返済能力を審査する目的でしか照会できないことが規約で定められているからです。
個人の借金は就職活動に悪影響とならないことを覚えておきましょう。
キャッシングなどを利用したさいの借入返済履歴など情報(信用情報)が保管される機関。
信用情報機関には、JICC、CIC、全銀協(全国銀行協会)の3機関がある。
大手消費者金融4社は、満69歳もしくは満74歳を年齢制限の上限としています。
それでは、70歳以上の高齢者がお金を借りるにはどうすればよいのかを次に解説していきます。
消費者金融の年齢制限を超える高齢者が使えるキャッシング
70歳未満だけれど年金受給中である、もしくは70歳以上の高齢者は「シニアローン」を活用することで、無担保無保証で自由にお金を借りることができます。
シニアローンとは?
おもに地方銀行が提供しているキャッシング商品で、以下の特徴があります。
- 消費者金融カードローンよりも低金利
- 限度額は200万円以下のケースが多い
- 満81歳まで申し込めるものもある
- 返済期間は5~6年程度
- 所得が年金のみでも申し込める
一般的なキャッシングよりも借りられる額は少ない一方、年金受給者でも申し込めるなど、高齢者にうれしいポイントもたくさんあります。
シニアローンのほか、銀行カードローンにも一部満70歳以上でも申込可能の商品があります。
満70歳以上でも申し込み可能なカードローン
カードローン | 金利(実質年率) |
---|---|
常陽銀行カードローン | 2.5%~14.8% |
常用銀行カードローンは、満75歳未満まで申し込めます。
金利が年3.9%~14.9%とメガバンク並みに低く、パート、アルバイト、年金受給者でも収入があれば借入できます。
常陽銀行の営業エリアである、茨城県、宮城県、福島県、栃木県、千葉県、埼玉県、東京都に居住または勤務している人が申込対象となるので、注意しましょう。
まとめ
未成年の方や70歳以上の高齢者の方が消費者金融を利用でき理由は、返済能力が低いと判断されているのが理由です。
とくに未成年者は、民法上で法律契約を行う場合に親の承諾が必要とあるとおり、返済能力のほかにも危機管理のリスクが影響しています。
とはいえ、今後成人年齢の引き下げや、就業年齢が高くなっていることを背景に、消費者金融の年齢制限が変わってくるかもしれせん。
アコム
- 原則電話の
在籍確認なし - 郵送物なし
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も対応 - 無利息期間
サービス - パート・アルバイトOK
- アプリで
借り入れ - WEB完結
対応
原則として勤務先に在籍確認の電話を実施しない※2
- 申込から最短20分で審査回答※1
過去5年間の審査通過率が平均40%超
- 初回契約から最大30日間無利息
- 楽天銀行口座に24時間365日最短1分の振込融資
- アコム
がおすすめな方 - アコム
が不向きな方
- 初めてカードローンに申し込む方
- カードローンがバレたくない方
- 在籍確認の電話なしを希望する方
- カードローン審査に不安がある方
- 最短20分で借りたい方