SMBCモビットは総量規制の対象！総量規制以上の借入をする方法を紹介

総量規制の対象外となる借入には除外貸付と例外貸付の2種類です。

それぞれの違いと具体例を解説していきます。

総量規制の除外貸付とは

総量規制の除外貸付とは総量規制の対象とならないだけでなく、借入額が借入残高に計算されない借入です。

借入額が借入残高に含まれないので、今後の借入に影響を与えることがありません。

総量規制の除外貸付は、以下の6つです。

除外貸付となるのは、住宅ローンや自動車ローンなどの目的ローンです。

そのため、もしあなたが総量規制を超える借入が必要だと考えている理由が、車を買うためだったり医療費を支払うためだったりすれば、目的ローンに申し込むだけで解決できるんです。

総量規制の例外貸付とは

総量規制の例外貸付は、除外貸付と同じく総量規制の対象外となります。

ただし、除外貸付と違って借入額は借入残高に計算されるため、今後の借入に影響を与えるんです。

総量規制の例外貸付に分類される契約は、以下の8つの場合です。

この例外貸付となるのが、おまとめローンや事業資金の借入です。

ただし借入残高には計算されるため、例外貸付で年収3分の1以上借りていたら新たな借入をするのは難しくなります。

そのため、確実に返済できるというメドが立ってから借り入れるようにしましょう。

各ローンの公式サイトには、返済シミュレーションがあるので、そこで返済可能な計画が立てられるか試しておくことが大切です。

このまま、総量規制の例外貸付となるおまとめローンについて解説していきます。

利用者の借入残高を1つにまとめる目的で提供されているおまとめローンは、顧客に一方的有利な借入として総量規制の例外です。

下記は、合計200万円の借入をプロミスのおまとめローンでまとめた場合の例です。

毎月の返済額を減らした上に総返済額も節約できていますね。

また、複数の返済日が月に1度だけになるというのも、おまとめローンの大きなメリット。

顧客に一方的に有利な借入と言われるのも納得です。

おすすめのおまとめローン

好条件で利用できるおまとめローンと、利用しやすいおまとめローンのおすすめを1つずつ紹介します。

では、それぞれ詳しく見ていきましょう

東京スター銀行　スターワン乗り換えローン

東京スター銀行が提供するスターワン乗り換えローンは、金利年9.8％・12.5％・14.6％年と、審査によって決定します。

大手消費者金融が提供するおまとめローンの上限金利17.5%～18.0%と比べると、スターワン借換ローンの金利は低く、利息の節約にもなります。

ただし、大手消費者金融と比べると利用条件が厳しめ。

年収は最低で200万円、パート、アルバイトの人は申し込めません。

100万円以下の借入で少しでも金利を下げたい人は、東京スター銀行のスターワン借り換えローンがおすすめです。

プロミスおまとめローン

プロミスのおまとめローンは、最速で即日融資が可能。
翌日がおまとめ予定のローン返済日といった場合でも、返済日前にまとめられる可能性もあります。

しかし、先に紹介した東京スター銀行のおまとめローンと比べると、金利が高めに設定されています。

また、プロミスのおまとめローンでは、貸金業者からの借入しかおまとめできません。

なおそれぞれのおまとめローンで、在籍確認は必ず行われます。

SMBCモビットのWEB完結申込のように、電話連絡なしで契約できるおまとめローンはないんです。

電話連絡を避けられるおまとめローンはない

おまとめローン申込では、SMBCモビットのWEB完結申込のように勤務先への電話連絡を避けるのは、難しいでしょう。

借入金額が大きくなりがちなローンなので、申込者の年収が安定していることをしっかりと確認しておかないと、貸す側に大きなリスクがあるからです。

ですので基本的におまとめローンと契約する際は、勤務先への電話連絡が行われると考えておいてください。

ここまで紹介したおまとめローン以外にも、使い道が限られたローンであれば、総量規制の対象外となる場合があります。

借入の使い道が決まっている場合は、次の項目で解説する目的ローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

目的ローンは、カードローンと違って資金使途が制限されている代わりに、金利が低いローンです。

目的ローンの例をいくつか見ていきましょう。

実際に三井住友銀行に、目的ローンについて「年収3分の1以上借り入れられるのか」と問い合わせた結果、以下のような回答を得られました。

審査担当者の総合的な判断となりますが、年収3分の1以上の借入は可能でございます。

その後、「必ずしも借りられるわけではありません。」と何度も念を押されたので、あくまで審査次第です。

各銀行が提供している目的ローンに自分の資金使途が合えば、まずは目的ローンに申し込むといいでしょう。

カードローンなどの資金使途が比較的自由な借入と比べると、利息を節約できますよ。

生活福祉資金とは、収入が少ない世帯に対して国がお金を貸してくれる制度のことで、利息は無金利か年1.5%程度の低金利となっています。

生活費や教育資金、住宅入居費など用途はさまざま。

ただし、利用条件に合った人しか利用はできません。

生活福祉資金については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事

生活福祉資金の審査は甘い？審査落ちする5つの原因を紹介

更新日：2024/09/17

さて、ここまで特別に総量規制の対象外となる借入先について紹介しました。

その中で「貸金業者ではない銀行のカードローンはどうなの？」と思いませんでしたか？

実は、銀行カードローンから総量規制を超える金額の借入は難しいんです。

銀行カードローンには貸金業法ではないため、貸金業者が対象である総量規制は適用されません。

しかし、銀行カードローンから自分の年収3分の1以上の借入をするのは、難しいです。

というのも、ほとんどの銀行が過剰な貸付をしないように、総量規制と同基準の自主規制を行っているからです。

8割以上の銀行カードローンが自主規制をしている

銀行カードローンを取り扱っている銀行の85%が融資の上限枠を設定しています。

そのため、銀行カードローンだからと言って、総量規制を超える金額の借入ができるというわけではないんです。

また、借金を返済するために新しい借入先を探しているという状態であれば、債務整理を検討してください。

最後に、債務整理について解説します。

借金を返済するために、新たな借金が増え続ける状態を多重債務状態といいます。

そして一度多重債務の状態になってしまうと、自力で完済するのは難しいです。

そのため、もし借金を返済するために新たな借入をしようとしているのであれば、債務整理を検討してください。

新たな借金ができてその月の返済額を支払えたとしても、新たな借入先で限度額を迎えたらそこで破綻してしまいます。

債務整理を行えば、返済する金額を減らしたり、利息分を免除してもらったり、借入金額すべてを免除してもらったりできるんです。

精神的に苦しい生活を続けるぐらいなら、早い段階で債務整理をして、健全な生活を取り戻しましょう。

SMBCモビットは総量規制対象のカードローンなので、年収3分の1を超える借入はできません。

借金返済のために総量規制を超える借入が必要なら、おまとめローンを。

車や医療費などの支払いなら、目的ローンを利用するのがおすすめです。

ただし、それぞれの借入総量規制の対象外だからといって、必ずしも審査に通るわけではありません。