【徹底解説】借金をまとめるなら債務整理も視野におまとめローンを検討

更新日:2020/06/24

日本で多重債務に苦しんでいる人はたくさんいます。

実際、国民生活センターに多重債務の相談をする人の件数は以下の通り、年に2万人以上いるんです。

年度 2016年 2017年 2018年 2019年
相談件数 26,069 26,431 25,321 21,746

そして、上記の数字は国民生活センターに相談に来た人の人数なので、多重債務に悩んでいる人は、まだまだいると予想できます。

多重債務に悩んだ時に取れる対策としては、借入をまとめて金利を減らすか、債務整理を行うかです。

借入先が複数となると、借入先をひとつにまとめるだけで利息が減る場合があります。

というのも、貸金業法の利息制限法で借入金額毎の上限金利が以下のように決められているからです。

借入金額 上限金利
10万円以内 20%
10万円~100万円未満 18%
100万円以上 15%

つまり、消費者金融3社から40万円ずつ金利18%で借りていた場合、借入先をまとめるだけで必ず15%以下の金利が設定されるんです。

そして債務整理は法的な手段を利用して借入を減額したり、なくしたりすること。

しかし、それぞれメリットがあればデメリットもあります。

良いところと悪いところをしっかり知った上で、利用していくようにしましょう。

まずは、皆さんが敬遠しがちな債務整理について紹介します。

この記事の執筆
高山 てつや 氏
カードローン(プロミス)と契約したことのある僕だからこそ、みなさんに伝えられることがあるはず!
そんな思い込めて、アトムくんの記事を執筆しています。

まとめられない程の借金があるなら債務整理を検討

様々な質問サイトで、「借入をまとめたいけどどうすればいい?」といった内容のものを見ていると、明らかに借入をまとめるだけでは解決できない内容のものが多いです。

もし、あなたも同じように「借入をまとめたい・・・」と考えているなら、自分が以下の項目にあてはまらないか考えてみてください。

  1. 自分の年収を超える程の借入がある
  2. 仕事がなくなり返済能力がない
  3. 借り癖がある
  4. おまとめローンの審査に通らない

記の項目に1つでも当てはまるなら、借入をまとめても解決できない場合があります。

ですので、更に借入が膨らまない内に債務整理を検討してください。

債務整理(自己破産)をしている人の数は平成29年の時点で68,792人もいるとご存じでしょうか?

下の図は自己破産者の数を表したグラフです。

また、やり方次第では家族や周囲の人にバレずに債務整理をして、借入を大幅に減額できるかもしれませんよ。

債務整理とは?

債務整理とは支払えなくなった借金を減額したり、返済できる分だけ返済するように債権者と相談する手続きのことです。

支払額の一部を減額してもらう任意整理や、裁判所を通してすべての借金を免除してもらう自己破産など、債務整理にも種類があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

債務整理の種類と内容

借入を1つにまとめたとしても、借入残高がなくなるというわけではありません。

そのため、そもそも膨らんだ借入の返済自体できそうにない場合は債務整理を検討してください。

債務整理の種類は以下の4つ。

債務整理の種類 内容
任意整理

借入先の債権者と話して、返済方法や利息を計算し直すこと。

お互い合意すれば、元金のみの返済で良くなる場合もあります。

特定調停

上の任意整理を裁判所で行うのが、特定調停です。

調停員が間に入って話し合いを進めてくれるという特徴があります。

個人再生

裁判所を通じて借入残高を減額してもらう手続きのこと。

原則として借入残高は5分の1になり、減額された借入残高を3年~5年の間に返済することになります。

自己破産と比べると、住宅などの財産を手放さずに手続き可能

自己破産

裁判所ですべての借入残高を免除してもらう手続きのこと。

ただし、所持している家や車など20万円以上の価値がある財産は没収されます。

債務整理はおまとめローンなどのように借り換えるのではなく、借りたお金自体を減額したりなくしたりする手続きです。

根本的に支払えない、借金からとにかく開放されたいという人は、債務整理を選びましょう。

家や車などの財産を手放さなければならない自己破産以外の債務整理は、周りの人にバレずに手続きできます。

そのため「家族や知人に迷惑をかけたくない・・・」と考えている人でも、やり方によっては周囲にバレずに手続きが可能です。

しかし、今後の生活に何も影響がないわけではありません。

債務整理のリスク

債務整理をすると個人の信用情報が保管されている信用情報機関に、金融事故情報として最低5年は記録されます。

金融事故のイメージ

その間はクレジットカードやローンの利用ができなくなることは、覚えておいてください。

ただ、このペナルティがあるのは債務整理をした本人のみ。

そのため同居している家族までクレジットカードを作れなくなったり、ローンを組めなくなったりすることはないので安心してください。

5年間も現金のみで取引をするのは不便かもしれません。

しかし、「もう絶対にお金は借りたくない」という意思を持っているなら、お金を借りる手段がなくなるのはむしろメリットとも考えられます。

お金を借りられない5年間の間に、今後お金を借りなくても済むように生活を立て直しましょう。

ここまで読んで債務整理の必要性を感じなかった人は、ここから紹介していく借入をまとめる方法を参考にしてください。

借入をまとめる方法は3つ

ここからは、借入を1つにまとめる方法を紹介していきます。

借入をまとめる方法は以下の3つです。

  1. おまとめローンを利用する
  2. 銀行カードローンを利用する
  3. 利用しているカードローンの増額をする

では、それぞれ詳しく解説していきます。

おまとめローンを利用する

おまとめローンとは、その名の通り借入をまとめるために提供されているローンのことです。

おまとめローンの金利などの条件は、金融機関によってバラバラ。借入ができない返済専用のおまとめローンもあります。

おまとめローンは消費者金融が提供しているものでも、「債務者が一方的に有利な借入」として、総量規制の対象になりません。

総量規制とは、貸金業者が利用者の年収3分の1を超える貸付を禁ずる貸金業法のルールのことです。

おまとめローンは総量規制の対象とならない特別な借入なので、借入金額の合計が年収3分の1を超えていても利用できる場合があります。

おすすめのおまとめローンを知りたい方は、コチラの記事【迷ったらこの3つに申し込もう!おすすめのおまとめローン3選】を参考にしてください。

労働金庫のおまとめローン

労働金庫も借入に利用できるローンを各地で提供しています。

労働金庫は、普通の銀行とは違って非営利団体です。

そのため金利が低めに設定されているという特徴があります。

地域によっては、上限金利が年4.0%のおまとめローンもあるんです。

大手消費者金融の上限金利が平均、年18.0%ということを考えるとかなり低いですよね。

ただし、金利が低いと回収できなかった時のリスクが高まるため、審査は厳しめと考えてください。

労働金庫のおまとめローンについて詳しく知りたい方はコチラの記事【ろうきんのおまとめローンは低金利で便利!地域毎に詳しく解説】を参考にしてください。

銀行カードローンを利用する

消費者金融からの借入をまとめる場合は、銀行カードローンにまとめるだけでも金利を下げられる可能性が高いです。

各消費者金融カードローンと銀行カードローンの金利を比較してみましょう。

カードローンの種類 金融機関名 金利(実質年利)
銀行カードローン みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%
銀行カードローン 楽天銀行カードローン 年1.9%~14.5%
銀行カードローン 三井住友銀行カードローン 年4.0%~14.5%
銀行カードローン 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 年1.8%~14.6%
消費者金融カードローン プロミス 年4.5%~17.8%
消費者金融カードローン アコム 年3.0%~18.0%
消費者金融カードローン SMBCモビット 年3.0%~18.0%
消費者金融カードローン レイクALSA 年4.5%~18.0%

上の表を見ると、銀行カードローンの上限金利は14%前後が相場、消費者金融は18%が相場であることがわかります。

そのため、現在の借入先が消費者金融の場合は、銀行カードローンで借入をまとめるだけで金利が下がる可能性が高いんです。

ただ、銀行にはこのようなメリットがある反面デメリットもあります。

それは即日融資ができない点と、利用する銀行の口座を開設しなければならない場合があることです。

銀行カードローンは審査の際に、申込者が反社会勢力ではないかを警視庁のデータベースで照会することが義務付けられています。

その作業に1日以上かかるため、銀行系カードローンからは即日融資が受けられないんです

そのため「とにかく急ぎで借入をまとめたい!」という場合は、利用しにくいですね。

また、銀行は貸金業者ではありませんが、総量規制と同基準の自己規制をしています。

そのためカードローンを提供している銀行の8割以上が、利用者の年収2分の1または3分の1以上の貸付をしていません。

ですので、基本的に年収3分の1以上の借入はできないものと考えておきましょう。

利用しているカードローンの増額審査を受ける

利用しているカードローンの内の一つを、すべての借入をまとめられる金額まで増額するという方法です。

ただし、増額だと総量規制範囲内の金額までしか借りられません。

加えて増額審査を受ける必要があり、審査に通過しなければ増額はできないんです。

増額審査に通過するコツなどをまとめた記事があるので、詳しくはコチラ【カードローンの増額審査をパスするために知っておきたいこと】を参考にしてください。

続けて、このように借入をまとめるメリットについて解説していきます。

借金をまとめるメリットは2つ

借入をまとめることで得られるメリットは、以下の2つです。

  1. 金利が下がる可能性がある
  2. 借入の管理がしやすくなる

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

金利が下がる可能性がある

最初に説明した通り、利息制限法によって金額毎に上限金利が決まっています。

そのため、50万円ずつを2か所から借りるよりも、100万円を1か所から借りた方が金利は低くなります

この変化で、返済の総額はどのくらい変わってくるのでしょうか?
貸金業法では100万円を超える借入の上限金利は年15.0%と決められています。

アコムとプロミスから50万円ずつ上限金利で借りた場合と、プロミスから100万円を借りた場合、総返済額にどれくらい差が出るのか見てみましょう。

返済期間は2年とします。

2社からの借入をまとめた場合

カードローン名 借入金額 金利 毎月の返済額 総返済額
プロミス 50万円 年17.8% 24,913円 597,923円
アコム 50万円 年18.0% 24,962円 599,079円

2つ合わせた総返済額は1,197,002円で、毎月の返済額は49,875円となりました。

では、プロミスで2つの借入をまとめるとどうなるでしょうか。

2社からの借入をまとめた場合

カードローン名 借入金額 金利 毎月の返済額 総返済額
プロミス 100万円 年15.0% 48,486円 1,163,668円

借入をまとめる前と比べると毎月の返済額は約1,400円、総返済額は3万円以上減っています。
このように返済期間が同じなら、まとめることで総返済額を節約できるんです。

借入の管理がしやすくなる

借入が1つにまとまると、返済日と借入残高も1つにまとまります。

返済日を1つにまとめることで、返済日をうっかり忘れて返済に遅れてしまうリスクも減らせますし、毎月たくさんの返済日に追われてストレスを感じることもありません。

借入をまとめると様々メリットが得られる反面、デメリットもあります。

このまま借入をまとめることで生まれるデメリットを解説していきます。

借入をまとめることで総返済額が増えることもある

毎月の返済額が減って、返済期間が長くなると利息を支払う期間が延びます。

そのため金利が以前より減ったとしても、総返済額が増えることもあるんです。

金利が下がっても、総返済額が増えてしまっては本末転倒ですよね。

ここからは実際の例を見ながら解説します。

まずはアコムから70万円、プロミスから80万円を以下の条件で借りていた場合を見てみましょう。

カードローン名 借入金額 金利 毎月の 最低返済額 返済回数 総返済額
アコム 700,000円 年18.0% 21,000円 47回 977,668円
プロミス 800,000円 年17.8% 21,000円 57回 1,187,442円

借り換え前は毎月42,000円の返済で、2つ合わせた総返済額は2,165,110円です。

では、この借入をすべてプロミスにまとめた場合はどうなるでしょうか。

カードローン名 借入金額 金利 毎月の 最低返済額 返済回数 総返済額
プロミス 1,500,000円 年15.0% 30,000円 79回 2,368,611円

借入をまとめるとこのように金利が下がり、毎月の返済額もおまとめ前と比べて1万円以上減っています。

しかしその分完済まで時間がかかり、総返済額が20万円以上増えてしまっているんです。

毎月の支払が減るのは嬉しいかもしれません。

しかし、総返済額がここまで増えるとなれば得したとは考えにくいですね。

借入先をまとめるのであれば、定期的に繰り上げ返済を利用して早期返済を目指すことが大切です。

最後に、借入をまとめる際の注意点を解説します。

借入をまとめる際の注意点

なんでもかんでも1つにまとめれば良いというものでもありません。

実際に借入をまとめる前に注意すべきことを以下2つ紹介します。

  1. 借入が減ったわけではないことを理解しておく
  2. 実際にまとめる前に必ずシミュレーションをしておく

それぞれ詳しく解説します。

借入が減ったわけではないことを理解しておく

借入が1つにまとまることで、金利が下がり毎月の返済額が減るかもしれません。

ただ、借入残高がなくなるわけではありません。

そのため、毎月の返済額が減ったからといって新たな借入をしないようにしてください。

実際にまとめる前に必ずシミュレーションをしておく

各カードローンやおまとめローンの公式ページには、返済シミュレーションが用意されています。

実際に借入をまとめる前に、返済シミュレーションを使って返済計画を立てておきましょう。

しっかり返済計画を立てておかないとデメリットの部分で解説したように、金利が下がっても総返済額が増えるなど結果的に損してしまう可能性もありますよ。

まとめ

多重債務状態になってしまった時に取れる手段は、借入をまとめて地道に返済していくか、債務整理をするかです。

借入をまとめて完済までの返済計画が見えるのなら借入のおまとめ、借入先をまとめても完済までの返済計画が見えないなら、債務整理を検討しましょう。

悩んでいる間にも、利息が上乗せされていっていますよ。

執筆者からのコメント

高山 てつや

毎月複数の返済日に追われるようになると、精神的な余裕もなくなってきます。

借入をまとめるにしても、債務整理をするにしてもできるだけ早めの行動を心掛けましょう。

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  • 返済額は毎月1,000円~
    ※借入残高と適応金利による