デンタルローンは審査が必須?利用方法や審査落ちの原因を解説
更新日:2024/03/27
年々、歯の治療技術は上がってきていることをご存知ですか?
自分の歯にコンプレックスを持っている人も、今やお金さえかければ理想の歯を手に入れられるようになりました。
しかし、歯をキレイにすることは命にかかわる病気などとは違うので、保険外診療となってしまい高額の医療費がかかることも多いです。
例えば、人工的な歯を埋め込むインプラントの場合は1本につき250,000円程度、歯科矯正の場合は100万円近くかかることも…。
そんな時に役に立つのが、デンタルローン!
デンタルローンは、歯科治療費専用のローンで、住宅ローンやマイカーローンの歯科治療バージョンというイメージです。
デンタルローンは利用目的が歯科治療のみに限られるため、住宅ローンやマイカーローン同様に、利用目的が自由のカードローンなどと比べると低金利で分割払いができます。
くわえてデンタルローンは、住宅ローンやマイカーローンと違って、基本的に無担保で利用できるのがメリット。
デンタルローンを利用して歯の治療にかかる費用を分割払いすることで、治療費を全額貯める前に歯科医の施術を受けられるんです。
ホワイトニングやインプラント、歯科矯正等の施術で歯の見た目が良くなれば顔の印象も良くなります。
それなら、できるだけ早くから施術してもらいたいですよね。
この記事では、歯科治療費の分割に便利なデンタルローンの特徴を、実際の商品を紹介しながら解説していきます。
「歯科治療の料金って分割払いできないの?」
「デンタルローンってどんなのがあるの?審査内容は?」
という疑問を持っている人は、ぜひ最後まで読んでください。
デンタルローンに申し込む流れ
デンタルローンには、大きく分けて以下2種類の申込方法があります。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
歯科医院経由で申込
歯科医院経由での申込み方法は2つあります。
歯科医院から申し込むか、それぞれの歯科医院に割り振られた番号を利用してWEBから申し込む方法です。
なお歯科医院に割り振られた番号は、歯科医院に置いてあるデンタルローンの申込用パンフレットに記載されているため、歯科医院に行かなければわかりません。
歯科医院経由でデンタルローンに申し込んだ場合、デンタルローンを運営している金融機関や信販会社から申込者が利用している歯科医院に直接治療費が支払われます。
そのため、現金で借りた治療費を持って通院している歯科医院に支払いにいく手間がかかりません。
また、通院している歯科医院がどのデンタルローンと提携しているかによって申し込めるデンタルローンが決まります。
デンタルローンを利用したいと思ったら、まずは通院している歯科医院に、どのデンタルローンと提携しているかを直接聞いてみましょう。
個人でWEBから申込
個人でWEBから申し込めるデンタルローンもあります。
個人でWEBから申し込めるデンタルローンなら、歯科医院を通さずに治療費を借りられるので、通院中の歯科医院がデンタルローンと提携していない場合でも利用できます。
またこの方法の場合は、申込者の銀行口座に申し込んだ金額が振り込まれます。
この記事で紹介しているイオン銀行デンタルローンの場合は、歯科治療の診断書などを提出する必要はありません。
利用目的が自由なフリーローンみたいなイメージですよね。
電話で直接問い合わせたところ、歯科治療費+生活費という借り方をしても良いとのこと。
ですので歯医者に通うためにかかった交通費や、仕事を休んだ分の給料など、歯科治療費だけでなく、歯科治療に関わって足りなくなってしまったお金も借りることができます。
デンタルローンを利用する前に歯科医院独自のサービスを調べよう
デンタルローンによる歯の治療費の分割払いは便利ですが、デンタルローン利用金額には金利がかかります。
そう聞くと、デンタルローンの金利がどれくらいかかるのか気になりますよね?
デンタルローンの金利は平均4.5%~8.8%ですが歯科医院によっては、デンタルローン利用にかかる金利手数料を歯科医院が負担するサービスを行っている場合があります。
例えば、金利が4.5%のデントキュアを利用して50万円の歯科治療費を48回払いで払ったとすると、総返済額は547,260円。47,260円の利息が元金に乗っています。
※デントキュア(JACCS)の返済シミュレーションにて計算
上記の場合、48回払いまでの手数料を歯科医院が負担してくれた場合は、本来かかるはずの47,260円の手数料が丸々無料となるわけです。
そう考えると自分に合ったデンタルローンを探す前に、分割払いに対する独自のサービスを提供している歯科医院を探す方が良いと思いませんか?
デンタルローンに申込もうと思ったときは、まずは近くに金利負担サービスを行っている歯科医院がないか探してみてください。
ただし、金利負担のサービスを行っている歯科医院はそう多くはないんです。
もし近所の歯科医院が金利負担サービスを行っているなら、自分の幸運を人に自慢してもいいレベルだと思いますよ!
一方、近所の歯科医院が金利負担サービスを行っていなかったという方も安心してください。
つづいては数あるデンタルローンの中でも、代表的な4つのデンタルローンを紹介します。
この中から、みなさんにピッタリのデンタルローンが見つかるはずです。
デンタルローンによって申込方法と適用対象が変わる
デンタルローンは、それぞれ申込方法やローンが提供できる治療内容がことなります。
代表的な4つのデンタルローンの申込方法と、デンタルローンを適用できる治療の種類を表にまとめました。
商品名 | 申込方法 | 適用対象 |
---|---|---|
デントキュア | 提携先の歯科医院から |
|
アプラスデンタルローン | 不提携先の歯科医院から可 |
|
オリコWebデンタルクレジット | 不可提携先の歯科医院から |
|
イオン銀行デンタルローン | 個人から |
|
※ローン名を押すと公式サイトにアクセスします
デンタルローンには、保険内治療に適用できるものとできないものがあります。
保険内治療にデンタルローンを利用したいという場合は、保険内治療に対応しているデンタルローンを選んでください。
では、それぞれのデンタルローンについて詳細に解説していきます。
デントキュア(JACCS)
デントキュアは一律で4.5%という低金利が特徴のデンタルローンです。
また、繰り上げ返済や一括返済も可能なため、ボーナスが入ってきた時点で借入残高を多めに返済したり、全額一括返済したりと返済方法を変えることができます。
最終的な支払い総額を少なくするためには、繰り上げ返済を積極的に利用しましょう。
利用限度額 | 500万円 |
---|---|
金利 (実質年率) |
4.50% |
返済回数 | 最大84回(最大7年) |
利用条件 | 原則20歳以上で安定収入のある人 |
適用対象 | 歯科治療費全般 |
繰り上げ返済 | 繰り上げ返済も残金一括返済も可能 |
ただしデントキュアは、提携している歯科医院からのみ申込むことができるデンタルローンです。
つまり、通っている歯科医院がデントキュアと提携していなければ、デントキュアを利用して治療費を分割支払いすることができません。
デントキュアと提携している歯科医院はデントキュアの公式ホームページから検索できます。
デントキュアを利用して歯科治療費を支払いたい人は、自分の地域を選択してデントキュアと提携している近隣の歯科医院に通うようにしましょう。
オリコデンタルクレジット
オリコデンタルクレジットは、歯科医院を通さないと申し込めないデンタルローンです。
特徴的なのは、インターネット上に金利が公開されていない点。
実際にオリコの窓口に、金利がいくらなのか問い合わせてみたところ、「歯科医院様によって決められているので、お答えすることはできません。ご利用の歯科医院にお問い合わせください」とのことでした。
何%から何%という基準も教えてもらうことができなかったので、金利に関しては利用する歯科医院に聞くしかありません。
利用限度額 | 10万円~500万円 |
---|---|
返済回数 | 6~60回払い(6ヵ月~5年) |
利用条件 | 18歳以上の方で安定収入のある人 |
適用対象 |
|
繰り上げ返済 | 繰り上げ返済は不可だが残金一括返済は可能 |
こちらもオリコデンタルクレジットの公式のデンタルあんしんサポートのページから、提携歯科医院を検索できます。
オリコデンタルクレジット公式の
デンタルあんしんサポートのページはこちら
アプラスデンタルローン
アプラスのデンタルローンは利用金額に応じてVポイントが貯まるという特徴を持ったデンタルローンです。
アプラスデンタルローン100万円の利用で、5,000ポイントのVポイントが貯まります。
Vポイントを普段から貯めている人には嬉しいサービスですね!
利用限度額 | 10万円~300万円 |
---|---|
金利 (実質年率) |
5.80% |
返済回数 | 6~84回(6ヵ月~7年) |
利用条件 | 20歳以上65歳未満で安定収入のある人 |
適用対象 |
|
繰り上げ返済 | 繰り上げ返済は不可だが残金一括返済は可能 |
特色 | 利用額200円ごとにVポイントが1ポイント貯まる |
なおアプラスデンタルローンと提携している歯科医院は、アプラスの公式ホームページからは検索できません。
アプラスデンタルローンを利用したいときは、通っている歯科医院や近所の歯科医院にアプラスデンタルローンと提携しているかどうかを直接問い合わせてみましょう。
イオン銀行デンタルローン
イオン銀行デンタルローンは歯科医院を通さずに個人で申し込めるデンタルローンです。
そのため、デンタルローンと提携していない歯科医院への治療費支払いにも利用することができます。
ただし金利に関しては、他のデンタルローンと高めに設定されているため、総返済額は他のデンタルローンよりも多くなりがちです。
また、先に紹介した3つのデンタルローンと違って、イオン銀行デンタルローンを利用した場合は申込者のイオン銀行口座に治療費が振り込まれます。
そしてイオン銀行から振り込まれたお金で治療費を支払うという形です。
またイオン銀行デンタルローンは、します。
ただ金利を他のデンタルローンと比較する際には、基本的に上限金利で比べるようにしてください。
下限金利が適用されるのは、基本的に利用限度額いっぱいの700万円を借りた場合です。
利用限度額 | 10万円~700万円 |
---|---|
金利 (実質年率) |
3.8%~8.8% |
返済回数 | 12回~96回(1年~8年) |
利用条件 |
※ 原則、前年度税込年収が200万円以上の人のみ申込可能 |
適用対象 | 歯医者に関わる出費全般 |
繰り上げ返済 | 繰り上げ返済も残金一括返済も可能 |
特色 | 契約1件につき事務手数料が2,750円かかる |
イオン銀行デンタルローンには、前年度の税込年収200万円以上の人しか申し込めないという厳しめの条件があります。
さらに、契約1件につき事務手数料が無条件で2,750円かかるというのもデメリットですね。
イオン銀行デンタルローンには、公式ホ-ムページから申し込めます。
では、続いてデンタルローンの審査について解説していきます。
デンタルローンの審査に落ちてしまう人の例
デンタルローンを利用したいと思っても、審査に通過しなければ利用できません。
デンタルローンの審査基準はどのデンタルローンでも公開されていないため、わかりませんが、デンタルロ-ンに限らずにローンの審査に落ちてしまう人の特徴は決まっています。
この項目ではローンの審査に落ちてしまう人の例を3つ紹介します。
逆に考えると、上記の3つの例に当てはまらない人は審査に通過しやすいと言えます。
それぞれ解説していきますので、自分が当てはまっていないか考えてみて下さい。
過去5年以内に金融事故を起こしている
ローンの延滞や強制解約、債務整理などを起こした記録は個人情報が保管されている信用情報機関に5年から10年間保管されます。
いわゆるブラックリスト入りですね。
ローンの審査の際に、審査担当者は申込者個人の信用情報を必ず信用情報機関でチェックします。
その際に事故情報が残っているとデンタルローンの審査に通過することはできません。
過去5年以内に金融事故を起こしてしまっていたら、信用情報機関から事故情報が抹消されるのを待ってから申込んでください。
過去6ヵ月以内に複数のローンに申込んでいる
ローンやクレジットカードに申込んだ記録は、6ヵ月間保管されます。
その6ヵ月間の間に複数のローンやクレジットカードに申込みを繰り返していると申込ブラックと呼ばれる状態になってしまいます。
申込ブラック状態になると、6ヵ月経過して申込情報が抹消されない限りデンタルローンの審査に通るのは難しいです。
お金に困っていて、返済のあてもないままとにかくお金を借りようとしていると思われてしまうためです。
1度ローンやクレジットカードの審査に落ちてしまったら、できるだけ6ヵ月以上の期間を空けてからデンタルローンに申込むようにしましょう。
収入がない
収入のない無職の方や専業主婦の方は、デンタルローン申込条件の安定した収入を満たしていないため審査に通過することができません。
次の項目では、デンタルローンのメリットについて解説していきます。
デンタルローンはクレジットカードの分割やカードローンよりも金利が低い
デンタルローンは利用用途が限られる代わりに、クレジットカードやカードローンと比べると金利が低いです。
デンタルローンと三井住友カード、消費者金融カードローンのプロミスの金利とそれぞれ50万円を2年で返済した際の総返済額を比べてみましょう。
ローン | 金利 | 50万円を2年で返済した際の総返済額 |
---|---|---|
デントキュア | 4.5% | 523,762円 |
オリコデンタルクレジット | 歯科医院によって変動 | 歯科医院によって変動 |
アプラスデンタルローン | 5.8% | 530,754円 |
イオン銀行デンタルローン | 3.8%~8.8% | 547,103円 |
三井住友クレジットカード | 14.75% | 580.404円 |
消費者金融カードローンプロミス | 4.5%~17.8% | 597,923円 |
デントキュアとプロミスでは、総返済額に7万円以上の差が出ます。
分割払いを前提として考えた場合、デンタルローンの金利の低さは大きなメリットですね。
では、逆にデンタルローンのデメリットは何でしょうか?
次の項目で解説します。
デンタルローンのデメリットは追加融資できないこと
デンタルローンはカードローン等と違って、好きな時に追加で融資を受けることはできません。
そのため追加で歯の治療を行うことになった場合は、もう一度審査を受ける必要があり、その審査に落ちてしまう可能性もあります。
そう考えると治療費が追加でかかった場合に備えてカードローンを持っておいても良いかもしれませんね。
カードローンなら、最短3分で融資を受けられる大手消費者金融のプロミスがおすすめです。※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
デンタルローンは医療費控除の対象
歯科治療費は、保険適用外の内容であっても医療費控除の対象となることがあります。
医療費控除とは、年間で医療にかかった金額が10万円または所得金額の5%(所得合計が200万円未満の人の場合)を超える場合に税金の還元が受けられる制度です。
医療費控除の対象となる施術と対象外となる施術を表にまとめてみました。
医療費控除対象 | 医療費控除対象外 |
---|---|
|
|
医療費控除は【年間でかかった治療費】-10万円または所得の5%の金額に適用されて、適用金額の20%が申込者に還元されます。
わかりやすくまとめると以下の計算式で還元額を求められます。
(年間でかかった治療費-10万円または所得金額の5%)×0.2
そして、デンタルローンで支払った金額は信販会社が一旦利用者の代わりに立て替えて一括払いをするという仕組みのため、一括払いと同じ扱いになります。
そのためデンタルローンで利用した金額を3年にわたって返済していく場合でも、その年に一括で全額支払ったということになるんです。
では、通院して少しずつ現金で治療費を支払っていた場合と比べるとどうなるのでしょうか。
以下の図を見てください。
72万円の治療費を3年間でJACCSのデントキュアを利用して支払った場合と、現金で通院の度に少しずつ払っていた場合、医療費控除対象額に20万円の差が出ています。
そしてその20万円の差が、還元される税金に4万円の差を生み出しています。
年をまたぐ度に医療費控除の対象額から10万円がひかれるから、このような差が出てしまうんですね。
デンタルローンを利用することは節税にも繋がっていたんです!
ちなみにデントキュアで72万円を3年間かけて分割払いした時にかかる金利手数料は51,025円。
※デントキュア(JACCS)の返済シミュレーションにて計算
還元される税金を差し引くと、3年間で10,025円の金利手数料です。
月々に換算するとわずか278円。
医療費控除を利用することで、よりお得にデンタルローンを利用できることがわかりますね。
ちなみに、利用金額によってかかる金利の金額などはデントキュアの返済シミュレーションを利用して割り出すことができます。
まとめ
デンタルローンは、自分の歯を治療したいけれど、すぐにはお金が貯められないという方におすすめのローンです。
さらに、分割払いにできるだけでなく節税にも繋がるというのも嬉しいポイントですね。
ただし、デンタルローンによっては、対象治療と対象外の治療があるので、ローン契約する前に自分にローンの内容が合っているかを確認しておきましょう!
高額な治療費が原因で歯科医院に通うのを諦めている方は、この記事で紹介したデンタルローンを活用してみてはいかがでしょうか。
プロミス
- 原則電話の
在籍確認なし - 郵送物なし
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も対応 - 無利息期間
サービス - パート・アルバイトOK
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※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 - 本審査前に借入額を知りたい方
- 無利息期間を活用したい方
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※原則電話による在籍確認なし。※お申し込み時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須です。 ※高校生(定時制高校生含む)はお申し込みできません。※18、19歳の方は契約にいたりづらい可能性があります。