内定の前後にお金がない新卒・転職者がお金を用意する方法

新卒の就活は、何社もの会社にエントリーして、採用されるまで1社に対して何度も来訪しますよね。

その間、何にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

リクナビ調べでは、以下のような意見がありました。

上記の内容はすでに就活をスタートさせているときに発生する費用です。

その前の準備段階でもかかる費用はたくさんあります。

就職活動を始めるためにかかる費用（平均）

身だしなみ関連

文具類

身だしなみを整える費用は、面接官の第一印象を良くするために必要な投資。

文房具類も、１つ１つは大きな金額ではなくても、積み重なると懐事情が厳しくなってきます。

地域別の就活費用

就活をする場所によっても必要な費用は変わってきます。

地域別の就活費用は以下のとおりです。

地元や住んでいる場所で仕事をしたい人ばかりではありません。

都道府県をまたぐ就活なら、飛行機・新幹線などの交通費や宿泊代もかかってきます。

リモート就活が増えたとはいえ、最終面接ともなると、会社オフィスまで出向いて面接を受けるほうが多いのではないでしょうか。

困難なアルバイトと就活の両立

会社にエントリーしたあと、以下のような段階で何度も会社を訪れます。

このようなスケジュールでは、就活前と同じ頻度でアルバイトはできませんよね。

中には、課題を提出しなければならない会社もあるでしょう。

就活の先輩たちも就活用のお金を貯金していた人は少なく、奨学金を充てたり親御さんに助けてもらったりしています。

“アルバイトで稼げず、奨学金もないけど親には頼りたくない（頼れない）”

そういう場合は銀行カードローンがおすすめです。

新卒の就活生でも、アルバイトを辞めなければ銀行カードローンを利用できるんですよ。

どういう事なのか、次項で説明します。

学生が金融機関でお金を借りるなら、金利の低い銀行カードローンをおすすめします。

有名タレントがCMで宣伝している銀行カードローンは、就活生も利用できます。

ただし、アルバイトをしていることが条件のひとつ。

なぜなら、カードローン利用には”継続した収入がある人”という条件があるからです。

もう一つは20歳以上であること。

この２つの条件を満たしていれば、カードローンに申し込めます。

審査があるので、申し込めば必ずお金を借りられるわけではありません。

しかし、アルバイトを完全に辞めてしまっていると申込みすらできないですよ。

メガバンク3社に聞いてみた！

就活生がお金を借りられるかどうか、三菱ＵＦＪ銀行カードローン「バンクイック」、三井住友銀行カードローン、みずほ銀行カードローンの３社に電話して2つのポイントを質問しました。

三菱UFJ銀行　バンクイックの答え

今の状態では申込めない。新たにアルバイトを始めたら初日から借入れ可能。

三井住友銀行カードローンの答え

勤務先に在籍確認をする。今の状況だと確認するところがない。未来ではなく今の状況を確かめるから申込めない。

みずほ銀行カードローンの答え

20歳以上で安定収入があるという２つの条件をクリアしないと申込めない。

メガバンク3社の回答から、アルバイトをしていない就活生・内定者は銀行カードローンを利用できないことが分かりました。

正社員という安定した雇用形態で内定をもらっても、今、収入がある環境でなければ融資は受けられないのです。

今、まだアルバイトを辞めていない人はそのまま籍をおかせてもらってください。

すでにアルバイトを辞めてしまった人もしくは金融機関でお金を借りたくない人は、次項から紹介する別の方法を利用しましょう。

内定をもらうまでの費用を貯金でまかない、手持ちのお金がなくなるケースも考えられますよね。

内定をもらったあと、入社するまでの間も新生活準備や卒業旅行に大きなお金が必要になります。

そんな時に頼りになる”就職内定者ローン”が一部の労働金庫にあるんです。

早い人では学校に入学したときから就活をして内定をもらう人もいますから、18歳以上から融資が受けられる内定者ローンを3つ紹介します。

静岡ろうきん

静岡ろうきん　就職内定者応援ローン

新潟ろうきん

新潟ろうきん　就職内定者向けローン

用途別の商品3

マイカーローン　しゃらら

教育ローン

フリーローン　Wish

長野ろうきん

長野ろうきん　就職内定者向けローン

就職内定者ローンを利用する場合、内定証明書の提出を求められることがあります。

しかし、内定通知がメールや電話で完結して書類がないケースも少なくありません。
内定通知がメールや電話だった場合は内定先に連絡し、内定証明書を発行してもらうことを忘れないでくださいね。

就職内定者ローンのデメリットは利用できる地域が限られていることです。

対象地域に当てはまらない場合は、次項で紹介する学生ローンを検討してください。

学生ローンは、就活費用だけでなく卒業旅行や新生活準備にも使えるローン。

1年制の専門学生などの利用もあるので、18歳から利用できる学生ローンを2つ紹介します。

フレンド田（デン）

フレンド田（デン）は、社長が学生ローンの創設者。

1976年から学生ローンサービスを提供しています。

学生ローンのカレッヂ

学生ローンのカレッヂは、1977年から学生ローンサービスを開始しました。

全国のセブン銀行ATMから手数料無料で借り入れ可能。

20歳以上であれば、ほかにも申込める学生ローンがあります。

学生ローンについてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

最後に、就活生というくくりではなく、個人個人で該当すればお金を用意できる方法を紹介します。

学生ができるだけ早くお金を用意したいときに頼りたい3つの方法を紹介します。

クレジットカードのキャッシング枠

20歳以上で安定収入がある人なら、キャッシング機能付きのクレジットカードを作成できます。

自分のクレジットカードにキャッシング機能がついているか確認してみてください。

ちなみに、コチラも借りられる金額は年収の1/3以内です。

契約者貸付制度

あなたが解約返戻金のある生命保険に加入していれば、解約返戻金を担保にお金を借りることができます。

自分がどんな保険に加入しているか知らない人も多いはず。

親御さんに確認してください。

不要な物を売る

メルカリやラクマなどのフリマアプリなどでいらない物を売ってお金を用意します。

すでに利用している人もいるんじゃないでしょうか。

大きなお金は無理かもしれませんが、交通費などに充てることはできるはず。

社会人になってからも必要なモノ以外は、思い切って断捨離してみてください。

就活は人生において大きな岐路ですよね。

就活費用がないという悩みを解決できれば、就活に集中できます。

本格的に就活をスタートするまでに時間があるなら、アルバイトなどで就活に必要な費用を準備してください。

すでに就活中という方は、この記事で紹介した方法を参考に必要な費用を準備して、安心して就活に挑んでください。

応援しています。