ゆうちょPayは電子マネーデビューにちょうどいい!賢い使い方を解説
更新日:2023/08/23
2019年5月8日より、ゆうちょ銀行がモバイル決済ゆうちょPayのサービスを開始しました。
お財布を持たなくてもお買い物ができるキャッシュレス決済はすでにたくさんありますが、ゆうちょPayは他の電子マネーよりも仕組みがシンプル。
なので、電子マネーデビューにちょうどいい感じです。
しかも、LINEpayと同様のキャッシュアウト機能にも対応しているため、現金が今欲しいという時にもとっても便利。
ゆうちょPayとはどんな決済アプリなのか、詳しく説明していきます。
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2級FP技能士 田中 宏一郎 氏 - 2級FP技能士。これまでに5社の消費者金融カードローン(アコム・プロミス・アイフル・SMBCモビット・LINEポケットマネー)、3社の銀行カードローン(楽天銀行スーパーローン・三井住友銀行カードローン・みんなの銀行ローン)と契約。過去には父の借金で一家離散を経験するも、奨学金のおかげで大学進学。奨学金の完済と同時に住宅ローンの返済がスタート!借金の酸いも甘いも知るアトムくんの編集長。
ゆうちょ銀行がモバイル決済ゆうちょPay開始
ゆうちょPayは、ゆうちょ銀行が運営するスマホ決済サービスのことです。
「身近で新しい決済サービス」「新しい”べんり”をあなたのスマホに!」というコンセプトで、2019年5月よりサービスを開始しました。
ゆうちょPayの利用に年齢制限はなく、ゆうちょ銀行の口座があれば未成年でも利用可能です。
年会費などの手数料もかかりません。
ゆうちょPayのメリットとデメリット
ゆうちょPayのメリットとデメリットを知らなければ、他と決済アプリや電子マネーとの比較や検討もできませんよね。
まずはメリットから説明していきます。
ゆうちょPayのメリット
ゆうちょPayのメリットは5つです。
- 払込取扱票による公共料金等の支払いに利用できる
(対応している払込取扱票に限る) - ゆうちょ口座からの即時引き落としで支払いができる
- 上限金額をアプリ内で設定できるから使い過ぎも防げる
- キャッシュアウト(東急線各駅の券売機での貯金引き出し)機能が使える
- 割引特典などのクーポンも配布
公共料金等の支払いに利用できるのは、さすがゆうちょ銀行の決済アプリという感じです。
デビットカードのようにゆうちょ銀行口座と直接つながっていることや、上限金額をアプリ内で設定できる点がおすすめです。
利用限度額は1日200万円まで、1か月500万円までです。
この範囲内であれば、自分のライフスタイルに合わせて自由に設定できます。
さらに東急線沿線であればキャッシュアウト機能が利用でき、ATMじゃなくても現金の引き出しが可能です。
ゆうちょPayのデメリット
ゆうちょPayのデメリットは以下の通りです。
- ポイント還元がない
- 利用できる店舗がまだ少ない
- クレジットカードやデビットカードの登録ができない
多くのマネーアプリでは、利用の際にポイント還元サービスがあります。
しかしゆうちょPayは、ポイント還元サービスがないのが残念なところです。
またクレジットカードの登録ができないため、登録口座の残金以上の決済ができません。
ゆうちょPayの使い方
ゆうちょPayの使い方は、PayPayやLINE Payと同じ、コード決済タイプです。
まずアプリを起動し、暗証番号を入力します。iPhoneであればTouch ID/Face IDが利用できます。
次に支払方法を選択すると、最初は<コード表示>が表示されます。
自分のスマホでゆうちょpayのコードを表示する場合は、そのまま中央の緑色のマークをタップします。
再度、暗証番号を入力する画面になるので、6ケタの番号を入力すると、コードが表示されます。
料金を支払う店に提示し、読み取ってもらえば支払い完了です。
こちらでコードを読み込まなくてはならない場合、最初の画面にてコード読み取りをタップします。
すると、カメラが起動するので、支払先の店が提示しているコードを読み込みます。
読み込めると、支払先の店名と、支払い金額が提示されます。
内容を確認しタップすると、再び暗証番号の画面が出てくるので、6ケタの番号を入力すれば支払い完了です。
「暗証番号を2回入力しなくてはいけないのが少し面倒かな・・・」とも思いますが、セキュリティを考えた末であると思えば、さほど手間ではありません。
PayPayやLINE Pay、電子マネーのように決済時に音は鳴りません。
コードの読み取りが完了すると、画面表示が切り替わります。
払込取扱票による公共料金等の支払い方法
ゆうちょpayの支払い用コードが記載されている払込取扱票(請求書)であれば、ゆうちょPayアプリで読み取るだけで料金の支払に対応できます。
上記で紹介した、コード読取の支払い方法で、料金の支払いを完了することができます。
ゆうちょpayキャッシュアウトの利用方法
東急電鉄の自動券売機右下にあるQRコード読取機に、スマホ表示したQRコードを読み込ませると、ゆうちょ銀行の口座残高から現金を引き出すことができます。
利用可能時間は毎日5時30分~23時です。
利用時間 | 2019年7月1日~2020年1月3日 | 2020年1月4日~ |
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平日8時45分~18時 | 110円 | |
上記の時間以外 (休日を含む) |
110円 | 220円 |
※利用手数料の改定時期(2020 年 1 月 4 日)は予定です。変更となる場合があります
Pay-easyとの違いはサービスの目的
ゆうちょ銀行には元々Pay-easyという決済サービスがあります。
それなのになぜ、ゆうちょPayという決済サービスを始めたのかというと、サービスの目的が違うためです。
Pay-easyのサービス目的
税金や公共料金などの払込取扱票(請求書)を、郵便局の窓口に行かなくてもゆうちょ銀行口座から支払いができるものです。
税金を支払うときは原則、払込手数料が無料になるメリットがあります。
ゆうちょPayのサービス目的
実店舗でのショッピングやレストラン利用時等の支払いが、ゆうちょ銀行の口座残高を利用して行えるものです。
払込取扱票(請求書)の支払いもできるため違いが分かりにくいですが、ゆうちょPayはより多様性を持たせたサービスであると言えます。
ゆうちょPayが使える店舗
ゆうちょPayは、ゆうちょPayマークや銀行Payマーク、そしてSmart Codeのマークがあるすべての店舗で利用可能です。
日本全国にあるコンビニから、ドラッグストア、飲食店に引っ越しサービスなど、さまざまな支払いに利用できますよ。
他の電子マネーとの比較
ゆうちょPayと、人気の電子マネー7つを、上限利用金額・チャージ方法・決済方法の3つの項目で比較してみました。
上限利用金額 | チャージ方法 | 決済方法 | |
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ゆうちょPay |
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LINE pay |
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PayPay |
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Apple Pay |
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楽天Edy |
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nanaco |
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QUICPay |
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au WALLET |
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スキャン決済は、店頭などに設置してあるQRコードをスキャンします。
コード支払いはアプリ上にバーコードを表示し、読み取ってもらいます。
読み取り機は、スマホなどの端末をそのままかざすだけの方法です。
各サービスでちょっとした違いがありますが、チャージをするかしないのか、支払い方法はどうするのかなどで、大きく差が出てきます。
「チャージって面倒だな」とか、「クレジットカードを登録すると使いすぎてしまいそうでコワイ」と感じている人は、まずゆうちょPayでデビューしてみると良いかもしれません。
まとめ
現金よりもキャッシュレス決済の方がお得になることは分かっていても、なかなか手が出しにくいという人は、クレジットカードの登録が必要なく、ゆうちょ銀行の口座から使った分を即時に引き出されるゆうちょPayから始めてみてください。
ゆうちょ銀行のサービスであることや、チャージする手間もなく、使い過ぎを防止する機能などで安心して使うことができますよ。