コロナ禍の家計の変化を調査!2020年収入が減った人は46.13%
更新日:2024/03/06
アトムくん編集部では、ネットアンケートサービス:サーベロイドを利用し、20代~50代の男女362人に対して新型コロナ禍における家計の変化についてアンケートを実施。
その結果、最も多く寄せられた家計の変化が、「収入が減った」の167票(46.13%)でした。
収入が減った | 167票(46.13%) |
---|---|
預貯金が減った | 127票(35.08%) |
預貯金が増えた | 68票(18.78%) |
収入が増えた | 33票(9.12%) |
借入が増えた | 22票(6.08%) |
借入が減った | 12票(3.31%) |
この記事では当アンケート調査結果を元に、新型コロナ禍にあった2020年の家計の変化について考察していきます。
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2級FP技能士 田中 宏一郎 氏 - 2級FP技能士。これまでに5社の消費者金融カードローン(アコム・プロミス・アイフル・SMBCモビット・LINEポケットマネー)、3社の銀行カードローン(楽天銀行スーパーローン・三井住友銀行カードローン・みんなの銀行ローン)と契約。過去には父の借金で一家離散を経験するも、奨学金のおかげで大学進学。奨学金の完済と同時に住宅ローンの返済がスタート!借金の酸いも甘いも知るアトムくんの編集長。
借入の増減があった人に調査!最も多い借入の目的は生活費の補填
家計の変化の内「借入が減った/借入が増えた」と回答した34人には別のアンケートを実施。
借入の目的について確認すると、「生活費の補填」という回答が19件(55.88%)となりました。
新型コロナの影響なのか、高額の借入ではなく、生活費を補うために少額の借入を利用している人が多いようです。
また、借入について「返済が困難/返済に不安がある」と回答した人は14人(41.18%)でした。
その反対に、借入について「計画的に返済できている/完済の目途が立っている」と回答した人は20人(58.82%)。
過半数の人が、たとえ借入があったとしてもしっかり返済できているようです。
さて、ネガティブな回答が多かった様子の2020年の家計ではありますが、2021年はどのような計画をもっていらっしゃるのでしょうか。
2021年の家計のために新しく始めようと思うことを調査しました。
2021年の家計のために新しく始めようと思うことは節約が第1位
当アンケート調査の結果、2021年の家計のために新しく始めようと思うこと人気ナンバーワンは節約で212票(58.56%)でした。
節約 | 212票(58.56%) |
---|---|
ポイ活 | 143票(39.50%) |
所持品の売却 | 99票(27.35%) |
副業 | 93票(25.69%) |
株式投資 | 51票(14.09%) |
NISA | 31票(8.84%) |
投資信託 | 31票(8.56%) |
2020年の収入減などをうけて、家計の出費を厳しく取り締まろうという人がたくさんいらっしゃるようです。
2番人気だったのはポイ活。
コンビニやスーパー、家電量販店などのポイント還元はもちろん、今ではアプリを使って、歩くだけでもポイントを貯めれる時代です。
また、現金で支払っていたのをキャッシュレス決済に変えてみるだけでもポイ活はできます。
これまでポイントに無頓着だった人も、この機会に身近なポイ活を始めてみてはいかがでしょうか。
2021年の家計で見直す項目1位は食費
2021年の家計のために新しく始めようと思うことの1位は節約でした。
では、みなさんどの項目を見直そうとお考えなのでしょう。
当アンケートでは、2021年の家計で見直そうと思っている項目を調査。
その結果、「食費を見直す」という意見が185票(51.10%)で最多でした。
食費 | 185票(51.10%) |
---|---|
趣味・娯楽費 | 126票(34.81%) |
光熱費 | 107票(29.56%) |
携帯料金 | 103票(28.45%) |
被服費・美容費 | 97票(26.80%) |
預貯金 | 75票(20.72%) |
保険 | 44票(12.15%) |
インターネット料金 | 40票(11.05%) |
居住費(住宅ローン・家賃など) | 20票(5.52%) |
新型コロナの影響で外食の機会が減ったこともあり、食費こそ最も見直しやすい家計の項目なのかもしれません。
またレジャーの機会も減ってしまった影響か、自宅で使う光熱費よりも趣味・娯楽費を節約するという意見の方が多くなる結果になりました。
2021年の家計は2020年より悪くなると考えている人が64.09%
当アンケートでは最後に、「2021年の家計は2020年よりも良くなると思いますか?」と質問。
「良くなると思う」か「悪くなると思う」の2択で回答していただいた結果、「悪くなると思う」が232票(64.09%)で、良くなると思う130票(35.91%)を上回りました。
また世代が上になるにつれて、「2021年の家計は2020年よりも良くなる」と思っている人の割合が少なくなるようです。
2021年の家計は2020年よりも良くなると思う | 2021年の家計は2020年よりも悪くなると思う | |
---|---|---|
20代 | 45.78% | 54.22% |
30代 | 40.38% | 59.62% |
40代 | 36.63% | 63.37% |
50代 | 17.57% | 82.43% |
まとめ
この記事では、コロナ禍の家計の変化についてアンケート調査した内容をお届けしました。
新型コロナウイルスは、企業はもちろんのこと、一般家庭や個人の家計にも大きなダメージを与えています。
そんな中でも、新しく節約に取組んだり、ポイ活を始めたりと、これまで実践してこなかった家計の助けになる取り組みを始めようという人がたくさんいらっしゃることがわかりました。
災い転じて福となすという言葉もあります。
この機会にこそ、いままでやらずに損をしてきた家計の見直しを始めてみてはいかがでしょうか。
この記事がそのきっかけになれば嬉しいです
田中 宏一郎
節約する家計の項目として9つの回答を用意しました。
すると、その全てを節約すると回答した人が1人だけいたんです。
決して大きな額じゃなくても、すこしずつ節約していけば、月単位、年単位で大きな節約になりますよね。
是非トライしていただきたいです。