闇金ウシジマくんの債務者107人から学ぶ絶対にお金を借りてはいけない人の特徴

更新日:2023/01/27

この記事では、累計1,700万部の売上を誇る大人気漫画『闇金ウシジマくん』に登場するすべての債務者(107人)から、絶対にお金を借りてはいけない人(=借りたお金を返せなくなる人)の特徴を考察した結果を紹介していきます。

ズバリ、絶対にお金を借りてはいけない人の特徴をとは以下の5つです。

  1. 目的をもって行動できない
  2. 何かに依存しなければ生きていけない
  3. リスクよりも欲求を優先する
  4. 本当に困ったとき相談できる相手がいない
  5. 自意識過剰すぎる

上記に当てはまる人には、カードローンなどでお金を借りることをおすすめしません

なぜそんなことが言えるのか、その理由を解説していきます。

 

・・・とその前に、まずは「闇金ウシジマくん?しょせん漫画の世界の話でしょ」と思っている人に向けて、『闇金ウシジマくん』がどれだけリアリティにこだわった漫画なのかを簡単に紹介しておきますね。


編集長タナカコウイチロウ 氏
2級FP技能士。利用中のカードローンはアコム→楽天銀行・アイフル。過去には父の借金で一家離散を経験するも、奨学金のおかげで大学進学。借金の酸いも甘いも知るアトムくんの編集長。

たかが漫画だと侮れない『闇金ウシジマくん』のリアリティ

闇金ウシジマくんは、作者である真鍋昌平先生の綿密な取材によって生み出された、傑作漫画です。

事実、ファンを公言する著名人は口々に、真鍋昌平先生の取材力を絶賛します。

そのため、登場人物たちのことを「しょせん漫画の登場人物」などと侮ることはできません。

2019年8月11日(日)に放送されたテレビ番組『林先生の初耳学』では、ウシジマくんを書き上げるためにのべ1,000人以上の債務者に取材を行っていたことが明らかに。

また、ホストの寮やヤクザの屋敷にも取材に行き、ときには取材協力者が後に逮捕されてしまうなんてこともあったそうです。

参考:『闇金ウシジマくん』完結記念サイトに寄せられた上野友行さんのコメントより

どうです?ここまで聞くと、ただの漫画だと侮れないことがわかってもらえたのではないでしょうか。


続いては、『闇金ウシジマくん』に登場する全債務者を考察した結果を紹介します。

『闇金ウシジマくん』の全債務者を考察した結果

『闇金ウシジマくん』は全46巻で全492話。その中に登場する債務者の数は、なんと107人です。

以下に『闇金ウシジマくん』の債務者リストを作成しました。

『闇金ウシジマくん』全債務者を見る
【闇金ウシジマくん 債務者リスト】
初登場時の巻数 名前※一部仮名あり 特徴
1巻 裸おじさん 裸にさせられたおじさん
1巻 パチンコ依存症の主婦たち(奴隷くん) パチンコ依存
夫の稼ぎを管理している
1巻 サラリーマンA パチスロ、イメクラにはまる
1巻 個人事業主おじさん 2代目、不渡りにおびえる
1巻 八百屋おじさん 八百屋
1巻 夫がリストラ奥さん 夫がリストラされた
1巻 加山重子 パチンコ主婦、夫と離婚調停中、子ども1
子供のためにパチンコをやめようと決意するも、ごめんねとつぶやきながらパチンコ屋に向かう
1巻 エアガンおじさん エアガンをもったおじさん
1巻 ゲーム没収おじさん 子どものゲーム機を没収されるおじさん
1巻 村田久美子 6200万の借入をしている多重債務者
OL
同士のマウンティングのために借金
見栄張り
1巻 リサ(上原由美子) 風俗嬢
1巻 池田信彦 30歳の夢なしフリーター
1巻 タク君の彼女 闇金狩りをしていたタク君の彼女
2巻 内田幸子 近隣のアパートに土下座回りをさせられる
2巻 たまちゃん コンビニ店員
2巻 花柄Tのおばあちゃん パチンコ依存「パチンコやめたら退屈で死んじゃうよォ!!」は名言とも
刺身が好物
2巻 バラ咥えおじさん バラを咥えさせられたおじさん
2巻 マサルの母 マサルの母
3巻 佐野敦 カウカウファイナンスの債務者
3巻 森下タカシ(ジャニオタ) ジャニーズの追っかけ、ドM
3巻 ゆーちゃん カメラマン志望のフリーター
盗まれたカメラの替わりを購入するためにローンを組む
森下の借金を肩代わり
3巻 コヤマ 銀行員
銀行員がお金を借りているとバレたくないから闇金へ
3巻 マユミ カウカウファイナンスの債務者
3巻 バカラ女 カウカウファイナンスの債務者
4巻 小川純(ギャル汚) イベントサークル:バンプスの主催者(お父さん)
4巻 マミちゃん カウカウファイナンスの債務者
5巻 モコ(葉山陽子) ローンのことを誰にも相談できない学生
風俗で稼いでしっかり完済
5巻 ホテトルおばさん カウカウファイナンスの債務者
6巻 宇津井優一 フリーターくん
夢もなくパチンコに明け暮れる
子供のまま大人になったタイプ
6巻 宇津井美津子 宇津井優一の母、株の信用取引でお金を溶かす
10巻 小堀豊 カウカウファイナンスからは借りていないが、1度だけ消費者金融でお金を借りていた
上司からのパワハラで自立神経失調症に。
まじめで誠実で優しい性格
10巻 板橋清 他人を下に見る性格
10巻 鯖井 警察官
12巻 足立正雄 タクシードライバー
運転中に人を引いてしまう
13巻 鈴木美來 ニューリッチとの勝負でカウカウファイナンスからお金を借りる
そのごファミレスで働いて完済
13巻 鈴木美來の母 スナックのママ
13巻 ギラリカフェに通うおじさん 冬美といっしょにホテルへ
14巻 諸星信也 タクシードライバー
自意識過剰
別れた奥さんとの間に子供が1
14巻 新城祐起 タクシードライバー
カーローンや住宅ローンもある妻子持ち
14巻 今井 タクシードライバー、マレーシア人の妻がいる
15巻 吉永美代子(ギャル代) パチンコ依存
15巻 肉まんま パチンコ依存、吉永美代子のパチンコ友達
16巻 中田広道 ファッション雑誌の読者モデルを目指す
16巻 森田キミノリ 働ていたショップの裏帳簿を担保にカウカウファイナンスからお金を借りる
18巻 山口美香 ホスト綺羅星光に貢ぐ女
18巻 竹本優希 丑嶋の親友
根っからの善人(極端なほど)
18巻 甲本直人 自信がなく力のある人に弱い
18巻 榊原耕司 人を下に見る卑劣漢
18巻 幸田(夫) 消費者金融に勤務
消費者金融に勤務しているものが消費者金融から借りられないという理由でカウカウファイナンスからお金を借りている
18巻 幸田(妻) 幸田の妻。夫婦そろってカウカウファイナンスからお金を借りている
18巻 森信子 保険外交員、浮気相手との子供を堕胎するためにお金を借りる
19巻 金田 フィリピンパブでお気に入りの子を落とすためにお金を借りる
20巻 鈴木斗馬 常にいい人を演じる
20巻 遺産で一括おじさん カウカウファイナンスからの借金を遺産で一括返済すると申し出る
20巻 テルミ 3児の母
21巻 本城タエ子 成瀬一聖に貢ぐ女
21巻 成瀬一聖 ホスト
21巻 太田晴子 学資保険を解約、成瀬一聖に貢ぐ
21巻 七瀬エミ キャバ嬢
21巻 モモカ 元グラビアアイドル、2つくくりが特徴
21巻 隼人の母 隼人の母でスナックのママ
21巻 鈴木愛華 高田がホスト時代に貢いでくれた女
23巻 5円パチンコ男 カウカウファイナンスの債務者
23巻 ユニークT ユニークというプリントのTシャツを着ていた女
23巻 河飛び込み男 取り立てから逃げるために川に飛び込んでいた
23巻 バケット帽おじさん 風俗雑誌を眺めていた
23巻 1万円ガタガタおばさん カウカウファイナンスの債務者
24巻 ヒョウ柄マフラーおばさん(菊池千代?) 昔からカウカウファイナンスの債務者
24巻 生活保護酔っ払い カウカウファイナンスの債務者
24巻 佐古彰 生活保護を受けている
過敏性腸症候群
劣等感が強い
24巻 希々空(ののあ) 飯野(めしあ)のセフレ
24巻 ヨッシー 佐古の友人、現在は配達員
25巻 卑弥呼 元風俗嬢
26巻 上原まゆみ 占い師に依存している
26巻 塩まく金子さん 小料理屋
26巻 小金井さん 年金受給者
26巻 柏木羊山 やくざ
26巻 上原みゆき 上原まゆみの妹
公務員の旦那がいる
29巻 加茂さん 浮気の口封じ
30巻 杉村 カウカウファイナンスの債務者
30巻 村上仁 マサルの友人
ネットビジネスで成功を目指す
31巻 モエコ 宗教にはまっいた
31巻 しんこchの母 しんこchの母親
31巻 苅べー マサルの友人
31巻 竹山 リーマンショックでリストラ
31巻 5円おつりおじさん 5円の釣りをいらないといって去っていった
32巻 佐藤明子 情報商材を買う
33巻 久子 パチンコ主婦
33巻 芳江 パチンコ主婦
33巻 盛田 男性愛好者に売られる
36巻 比嘉 漁師
36巻 下地 親の障害年金でパチンコ
36巻 高良栄子 のどかの母、スナック経営
36巻 高良のどか 昼は保育士、夜は風俗嬢
36巻 島袋さんのツレのおばさん 島袋さんを隠れ蓑に借金を逃れようとした
37巻 1円たりないおばー 金城の債務者
37巻 新城賢一 のどかの元夫
37巻 聡子 スマホゲームの課金
37巻 細布子(たえこ) パチンコ依存
37巻 吉澤 盗撮で捕まる
39巻 紗理奈 売れないモデル
39巻 多栄子 風俗嬢、菊池文香と同居
39巻 菊池文香 菊池千代の娘、風俗嬢
46巻 ホームレスA 丑嶋に取り立てられるホームレス
46巻 ホームレスB 丑嶋に取り立てられるホームレス

私自身が、朝の10時から夜の8時まで漫画喫茶にこもって調べ上げたのでほぼ正確な情報のはず。漏れがあれば教えてください!


107人の債務者たちから見えてきたのは、冒頭でお伝えした、絶対にお金を借りてはいけない人が持つ5つの特徴です。

  1. 目的をもって行動できない
  2. 何かに依存しなければ生きていけない
  3. リスクよりも欲求を優先する
  4. 本当に困ったとき相談できる相手がいない
  5. 自意識過剰すぎる

なぜ上記の特徴に当てはまる人がお金を借りてはいけないのか、一つひとつ順番に解説していきます。

目的をもって行動できない人がお金を借りてはいけない理由

目的をもって行動できない人がお金を借りてはいけない理由は、結果を伴わないお金の使い方、つまり浪費をしてしまいがちだからです。

そのためカードローンなど、お金の使い道が自由なローンに手を出してしまうと、借金で借金を返済するような自転車操業に陥りかねません。

『闇金ウシジマくん』に登場する人物だと、1巻のバイト君編に登場した池田信彦や6巻のフリーターくん編に登場した宇津井優一がその典型です。

宇津井優一

宇津井優一|『闇金ウシジマくん』9巻より引用

池田信彦も宇津井優一も、稼いだお金をすぐにパチスロや出会い系サイトで浪費し、借金を重ねていきます。

目的は持っていても行動が伴わなければ意味がない

『闇金ウシジマくん』の債務者の中には、目的や理想を掲げても、そのための努力や計画を怠ってしまう人が多く登場します。

努力や計画なくして、目的や理想の達成は困難だとはわかっていても、楽な方法がないかを探して行動することを先送りにしてしまうんです。

そのような人たちがお金を借りたとき、借りたお金を目的達成のために利用し、そして計画的に返済できるとは思えません。

『闇金ウシジマくん』に登場する目的をもって行動できない人は、カウカウファイナンス(主人公:丑嶋馨が経営する闇金)に手を出してしまい、借金返済のためだけに生活を送る人生を歩んでいます。

そうはなりたくないですよね?

目的をもって行動できない人は、闇金はもちろん、銀行や消費者金融のカードローンも利用しないことをおすすめします。


つづいては、何かに依存しなければ生きていけない人がお金を借りてはいけない理由を解説します。

何かに依存しなければ生きていけない人がお金を借りてはいけない理由

何かに依存しなければ生きていけない人たちは、依存しているモノ・ヒトのためになら危険を冒してしまう傾向があるため、お金を借りることはおすすめできません。

『闇金ウシジマくん』1巻の奴隷くん編に登場する加山重子や21巻のホストくん編に登場する太田晴子、鈴木愛華がまさに、何か依存した結果、闇金からお金を借りるという危険を冒してしまった人たちです。

彼女たちは、パチンコあるいはホストに依存していくあまり、子供や家族、そして自分の命までも犠牲にしてしまいました。

そして、私の父もその一人。私は父がパチンコで作った借金が原因で家庭崩壊を経験しました。

そのときの経験はコチラの記事『パチンコで借金をするのは危険!パチンカスの父親のせいで家庭が崩壊した話』に記してあります。

依存症の人は脳に障害がある可能性も

とにくギャンブル依存症の方は、前頭葉と呼ばれる脳の一部の機能が弱っていることが、京都大学大学院医学研究科の高橋英彦教授ら研究グループの発表で明らかになっています。

前頭葉イメージ画像

前頭葉には、“目標を達成するための、状況の判断、計画性・遂行・問題解決・行動の制御などにかかわる背外側前頭前野”“相手の気持ちを推し量ったり、未来のことや現実とは異なる事象を想像したりすることにかかわる内側前頭前野”があります。

高橋教授ら研究グループの発表によれば、ギャンブル依存症の方は、背外側前頭前野と内側前頭前野の結合が弱いとのこと。

そのため、目標達成のために必要のないリスクをあえて選んでしまう危険があるんです。

『闇金ウシジマくん』に登場する花柄Tシャツを着たおばあちゃんのセリフに「パチンコやめたら退屈で死んじゃうよォ!!」というものがあります。

「パチンコがなければ生きていけない」「ホストの○○君に好かれなきゃ生きていけない」それは本当でしょうか。

本当だと思っている方は、せめて借金をしないでいただきたいなと思います。


次は、リスクよりも欲求を優先する人がお金を借りてはいけない理由の解説です。

リスクよりも欲求を優先する人がお金を借りてはいけない理由

リスクよりも欲求を優先する人は、具体的な計画や先の見通しが甘いため、お金を借りるべきではありません。

お金を借りることのリスクを考慮できずに、キャパオーバーな借入をしてしまう可能性が高いからです。

『闇金ウシジマくん』16巻の楽園くんに登場する中田広道や20巻のトレンディーくん編に登場する鈴木斗馬が最たる例と言えます。

中田広道

中田広道|『闇金ウシジマくん』16巻より引用

オサレ皇帝(エンペラー)と称される読者モデルになりたいがためにお金を借り、危ない仕事に手を出し、危ない人たちと関係を持った中田広道。

トレンディードラマの主人公のような生活をしたいために女遊びを繰り返し、現金が必要になれば直接手渡しで跡が残らない闇金に手を出し、娘の誕生日よりも浮気相手を優先した鈴木斗馬。

作中ではいずれも、破滅の一途をたどっていきます。

彼らの欲求は、上記のようなリスクを背負わなければ手に入れられないものだったのでしょうか?

みなさんの欲求は、お金を借りなければ達成できないものなのでしょうか?

もう一度よく考えてみてください。


さて次は、本当に困ったときに相談できる人がいない方がお金を借りてはいけない理由をお伝えします。

本当に困ったときに相談できる人がいない方がお金を借りてはいけない理由

本当に困ったとき相談できる人がいないのなら、お金を借りるべきではありません。

「誰にも頼ることができない、誰にも迷惑をかけられない、お金を借りることを誰かに知られてはいけない」

こんな風に思い詰めてしまうと、借金の返済に困ったとき、それでもお金を貸してくれる金融機関を探して解決しようとしてしまいます。

それではいつまでたっても、借金減っていかないですよね。

『闇金ウシジマくん』6巻のフリーターくん編に登場した宇津井美津子(宇津井優一の母)は、株の信用取引で大損してしまったことを、夫にも息子にも話すことができませんでした。

その挙句、丑嶋たちに騙されてしまい、さらに多くの借金を背負うことになってしまいます。

宇津井美津子

宇津井美津子|『闇金ウシジマくん』8巻より引用

もし信用取引で損をしたタイミングで誰かに相談できていれば、彼女の未来は変わっていたことでしょう。

本当に困ったとき相談できる人がいない方はお金を借りてはいけないんです。

債務整理の方法次第では周囲の人間に借金がバレることはない

作中の宇津井美津子は、債務整理をするとすべてを失ってしまうと勘違いしていたようでした。

家を失ってしまうと周囲の人から笑いものにされると思いこんでいたんです。

しかし、任意整理が上手くまとまれば、家のローンはそのまま支払い続けて、その他の借金を減額することも可能です。

宇津井美津子がこのことを知っていれば、丑嶋たちに騙されることもなかったかもしれません。

その他にも、カウカウファイナンスには、お金を借りることを家族に知られたくない、会社の人に知られたくない、友達に知られたくないと思っている債務者たちがお金を借りにやってきます。

彼らも初めから闇金でお金を借りていたわけではないはず。

返済が困難になり、どこの金融機関もお金を貸してくれなくなってもなお、自分ひとりの力で借金を何とかしようとするのは、立派なように見えますが、ただの無謀です。


では次に、自意識過剰すぎる人がお金を借りてはいけない理由を解説します。

自意識過剰すぎる人がお金を借りてはいけない理由

自意識過剰すぎる人は、他人の評価を気にしすぎるあまりに、身の丈に合ったお金の使い方ができない人が多いため、お金を借りるべきではありません。

『闇金ウシジマくん』1巻の若い女くん編に登場した村田久美子は、OL同士の見栄の張り合いで身の丈に合わない高級品の購入や高額な旅行などを繰り返し、丑嶋のカウカウファイナンスから借入。

最終的に支払いが追い付かなくなり、廃人と化してしまいます。

(この話は、『闇金ウシジマくん』の中でも読者のトラウマ回として有名です笑)

また、10巻のサラリーマンくん編に登場する板橋清は、他人を下に見る性格をしており、友人の小堀豊から借りたお金を返すシーンで必ず悪態をつきます。

板橋清

板橋清|『闇金ウシジマくん』11巻より引用

裏カジノに手を出して借金を膨らませ、手にしたお金はすぐに浪費してしまい、現実逃避が常習化しているようでした。

彼は最終的に、オホーツク海方面の闇に消えていく顛末が描かれています。

 

自意識過剰な性格が災いし、お金を借りることが当たり前になると、待っているのは借金地獄の自転車操業です。

自意識過剰すぎるところがある人は、身の丈に合ったお金の使い方をして、お金を借りずに済む選択をできるようになりましょう。


さてこれにて、『闇金ウシジマくん』を読んで学んだ絶対にお金を借りてはいけない人の特徴の紹介は終わりです。

  1. 目的をもって行動できない
  2. 何かに依存しなければ生きていけない
  3. リスクよりも欲求を優先する
  4. 本当に困ったとき相談できる相手がいない
  5. 自意識過剰すぎる

「どれもこれも、『闇金ウシジマくん』を読む以前に当たり前のことでしょ?」と思った方、素晴らしいです!

いっぽう、どこかにひっかかりや違和感を覚えた方は、『闇金ウシジマくん』から、自分が違和感を覚えたお金を借りてはいけない人の特徴を持つ登場人物が出てくる話を読んでみてください。

「たしかにこんな人はお金を借りるべきではない・・・」と納得できるはずです。

 

では最後に、『闇金ウシジマくん』から感じた、お金を借りる前に考えておくべきことをお伝えします。

金を借りる前に考えておくべきこと

お金を借りる前に絶対考えておいて欲しいことが2つあります。

1つはお金を借りる目的、もうひとつはお金を返す方法です。

これをちゃんと考えて紙に書き、毎日見続ける覚悟を持ってからお金を借りてください。

そうすれば、お金を借りたとしても『闇金ウシジマくん』の債務者たちのようにはならないはずです。

私は、『闇金ウシジマくん』全46巻で唯一カウカウファイナンスの借金を完済した鈴木美來と、作者の真鍋昌平先生のエピソードから、上記の2つこそがお金を借りる前に絶対考えておくべきことだと感じました。

鈴木美來から学んだお金を借りる前に考えておくべきこと

闇金ウシジマくんの債務者107人の中でたったひとりだけ、カウカウファイナンスからの借金を完済した姿が描かれた人物がいます。

それが13巻の出会いカフェくん編に登場する鈴木美來です。

鈴木美來

鈴木美來|『闇金ウシジマくん』13巻より引用

鈴木美來は、カウカウファイナンスから借りたお金を、ファミレスバイトで稼いだお金で完済。

そして丑嶋は「~あいつはもう借りねーだろ!美來が今日返済する5万円は出会いカフェで稼いだ5万円と同じ金額だが・・・価値が全然違う」と発言します。

私は闇金ウシジマくんを10時間ブッ通しで読み続けて、このシーンにこそお金を借りる前に考えておくべきポイントがあるのではないかと感じました。

鈴木美來がカウカウファイナンスからお金を借りる理由は、ニューリッチたちとの勝負に勝つためです。

そして、ファミレスでアルバイトをして完済します。

美來はカウカウファイナンスからお金を借りる次点で、(ファミレスかどうかは不明ですが)ちゃんと働いたお金で借金を返済しようと心に決めていたことでしょう。

これまでの人生、流れに身を任せすぎたせいで、こんな状況に陥ってしまったことに美來は気付いていましたから。

だからこそ、出会いカフェで受動的にお金が手に入るのを待つのではなく、自ら働くための面接を受け、汗水流して働いて、お金を稼ぐことを選んだんです。

お金を借りる目的とどうやって返済するかの計画、この2つがあれば、たとえ闇金からかりた5万円でもきっちり完済できるんだと、鈴木美來のエピソードから感じました。

真鍋先生のエピソードから学んだお金を借りる前に考えておくべきこと

『闇金ウシジマくん』の作者である真鍋昌平先生は、複数のインタビューで、自分も消費者金融からお金を借りたことがあると話しています。

真鍋先生は、生活費を消費者金融から借り、借金を使い果たすまでに漫画の賞を獲らなければ漫画家の夢をあきらめると覚悟を決めたそうです。

そうして借金で自分自身を追い込み、それが功を奏して見事漫画賞の大賞を受賞し、その賞金で借金を完済したのだとか。

真鍋先生の場合、借金をする目的は、生活費を借りて働かずに漫画に集中する時間を作ることと、借金がなくなるまでに賞を獲らなければ漫画家をやめるという覚悟を持つことです。

そして借金返済の計画は、漫画賞で大賞を獲り、賞金で完済することでした。

このように、お金を借りる目的と返済計画がはっきりしている方なら、お金を借りたことで間違った道を歩むこともないんです。

真鍋先生のエピソードからも、お金を借りる前に何を考えておくべきかを学ぶことができました。

まとめ

『闇金ウシジマくん』に登場する107人の債務者から学んだ、お金を借りてはいけない人の特徴はこの5つです。

  1. 目的をもって行動できない
  2. 何かに依存しなければ生きていけない
  3. リスクよりも欲求を優先する
  4. 本当に困ったとき相談できる相手がいない
  5. 自意識過剰すぎる

『闇金ウシジマくん』の全債務者の中で唯一借金を完済した鈴木美來は、丑嶋からお金を借りる時点では、上記5つの特徴にあてはまらない人間になっていました。

あなたが「お金を借りようか迷っているけど、賢く利用できるか不安だな」と感じているなら、『闇金ウシジマくん』を読んでみることをおすすめします。

登場する債務者たちも、もとはあなたの同じ、お金を借りるかどうか悩んでいた時期があったはずだからです。

彼らを反面教師にしながら、自分がお金を借りる目的とどうやって返済するのかをしっかり考えてみてください。

執筆者からのコメント
タナカコウイチロウ

朝の10時から夜の8時まで、10時間ブッ通しで闇金ウシジマくんを読み続けるのは、さすがに精神的ダメージが大きかったです笑

アトムくん編集長になってからは初めて読み返したのですが、以前より考えさせられるシーンがあり、多くのことを学べる作品だなと感じました。

『闇金ウシジマくん』に登場する債務者は、全て真鍋先生の綿密な取材によって描き出された、リアルな債務者の姿です。

お金を借りようと思った人も、すでにお金を借りている人も、目をそらさずにしっかりと、彼らの姿を焼き付けて欲しいと思います。