カードローンを一括返済するやり方と各金融会社での違いについて

更新日:2019/07/24

カードローンでお金を借りた最初の頃に比べ、生活にも余裕が出てきたので一括返済をしてしまおう! なんて考える人も多いと思います。

もちろん、カードローンは借入れ残高に応じた利息が日割り計算で加算されるため、早く返せば返すほど利息負担が減るのでお得です。 

しかし、一括返済は金融業者ごとにやり方が異なっており、注意しなければならない点があります。一括返済をしたのに、返済を請求された…なんてことも少なくありません。

いま一括返済をしようと思っている人から、将来的に一括返済をしようと考えている人まで、大事なポイントを丁寧に説明していきます。

カードローンの一括返済とは

はてなマークの金田くんとアトムくんのイメージカードローンの一括返済とは、繰り上げ返済を行い、借入残高と利息分を一気に返済することです。

通常、カードローンの返済は毎月決まった額(約定返済額)を、毎月決まった日(約定返済日)に返済しています。

それ以外に返済する場合には、任意返済や臨時返済と呼ばれています。 

借入残高が0円になっても、カードローンの契約がなくなるわけではないので、また必要になれば利用限度額の範囲内でキャッシングをすることができます。

一括返済は返済日に注意

注意点のイメージ

ネットを見ていると、“カードローンの借入残高を一括返済したのに指定銀行口座から自動引落としがあった”という情報を目にします。 

これは、任意返済のタイミングが早すぎたために起こってしまったものです。

先述の通り、カードローンの返済には毎月1回、所定の約定返済日が決められています。

約定返済日は決められたその日だけではなく、14日前~返済日当日までは、その月の支払いを行ったとカウントされます。

つまり、次の返済日から数えて15日以上前であれば、それは前月の任意返済分となり、今月の返済分はそのまま残っているということになるのです。

任意返済に関しては、任意返済をしても必ず約定返済日に返済が行われるタイプと、特定の期間内に任意返済を行うと直近の約定返済日はスルーされるという、2種類に分かれます。

自分が借りている金融機関の約定返済期間や、任意返済のルールに関して、必ず確認してから一括返済を行うようにしてください。

アトムくんイラスト
返済方法も、銀行カードローンであれば基本的には銀行口座引き落としだよ。
消費者金融カードローンの場合は、銀行口座引き落としに加え、ATM返済や返済用の銀行口座振込をする方法など多岐に渡るんだ。

カードローン一括返済の金額計算方法

実際に一括返済を行うとなると、返済金額の合計金額を割り出す必要があります。利息金額は、一般的なカードローンの利息の計算式で算出できます。

利息金額=借入残元金(借入残高)✕利率(金利)÷365✕借入日数

借入日数は、前回の返済日から、一括返済を行う予定日(支払日)までで計算してください。 

計算するのが面倒という人は、サービスセンターなどに電話をし、一括返済を予定している日数を伝えれば、すぐに計算して金額を教えてくれます。

カードローン一括返済のやり方

カードローンの一括返済の流れをまず説明します。

一括返済をする日を決める
サービスセンターに電話、もしくは会員サービスサイトにログイン
一括返済の予定日時までに発生する利息、一括返済する方法の確認
決めた返済日に、必要な返済金額を全額入金する
カードローン会社が入金を確認(確認電話などは特になし)
一括返済完了!
(希望者には完済証明書を発行)

手順として見ると、難しいことはなさそうですよね?

多くのカードローン会社では、公式サイトに会員専用サイトを設けています。そこから一括返済の申請をすれば、電話等のやり取りを省略することもできます。 

しかし、業者別に多少の違いがあるので、各金融業者の一覧表を作成しました。

一括返済の方法を業者別に紹介

会社名 手続き確認方法 返済方法(一括) 手数料が発生
プロミス プロミスコールへ電話、もしくは会員サービスサイトにて返済額を確認 店頭窓口、
ATM※、
銀行振込、
インターネット返済、
コンビニ端末
銀行振込
提携コンビニATM
アコム アコム総合カードローンデスクに電話、もしくは会員サービスサイトにて返済額を確認 店頭窓口、
ATM※、
銀行振込、
インターネット返済
銀行振込
提携コンビニATM
SMBCモビット SMBCモビットコールセンターへ連絡 ATM※、
銀行振込、
インターネット返済、
コンビニ端末
銀行振込
提携コンビニATM
(三井住友銀行ATMのみ無料)
レイクALSA フリーダイヤルへ電話、もしくは会員サービスサイトにて返済額を確認 ATM※、
銀行振込、
インターネット返済
銀行振込
アイフル 会員サービスサイトにて返済額を確認 銀行振込を推奨
店頭窓口、
ATM※
ATM
(自社ATMも同様)
三菱東京UFJ銀行「バンクイック」 第二リテールアカウント支局に電話、もしくは会員サービスサイトにて返済額を確認 ATM※
銀行振込
銀行振込
提携コンビニATM
三井住友銀行 カードローンプラザに電話 自社ATM※、
銀行振込、
インターネット返済
銀行振込
みずほ銀行 店頭窓口にて申請 店頭窓口
楽天銀行 メンバーズデスク(会員サイト)にログイン。一括返済シミュレーション画面で金額を確認 ATM※、
銀行振込、
インターネット返済
銀行振込
提携ATM
オリックス銀行 カードデスクへ電話、もしくは会員サイトにて返済額を確認。口座引落はメンバーズナビより増額返済申込を行う ATM※、
銀行振込
口座引落
銀行振込

※ATMは自社専用ATM、コンビニATM(セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATM)、提携銀行ATMなど、提携先ATMもすべて含めています。

わざわざ電話による手続きを必要としているのは、正確な利息を計算するためです。利息は1日ごとに増えるため、返済する日によって返済額が変わります。

また、会員ページを利用すれば完済額をひと目で確認できるので、電話をするよりも手軽で便利です。 

返済方法でのおすすめは、インターネット返済(ネットバンキング)、またはコンビニ端末返済です。 

一括返済に関わる利息は日割り計算なので、どうしても1,000円以下の端数が発生します。

インターネット返済とコンビニ端末返済であれば、端数まできっちりと払うことができます。 

銀行振込は各銀行により手数料が異なります。また、口座を持っている銀行との契約条件により、金額が異なりますので、確認してください。

提携コンビニATM返済は、利用金額により変動します。

取引額1万円以下:108円
取引額1万円以上:216円

返済金額の端数は無利息残高になる場合もある

ATMなどから一括返済する場合、硬貨の入金ができない可能性が高いです。

その場合、残った1,000円以下の金額は「無利息残高」として、利息を付けず、支払期限も設定しない据え置きで放置できる状態になることがあります。

上記に挙げた金融会社の中で、無利息残高に対応しているのはアコム、SMBCモビット、アイフルの3つです。

しかし、無利息残高をそのままにしておくのはおすすめしません。

端数とは言え、借入残高が残っている事に変わりはなく、他社から借り入れ中と見なされ、他のローン審査に悪影響を及ぼす可能性もあります。

多く支払った返済金は3種類の方法で返却

無利息残高にするぐらいならと、ATMでの返済金額を多めに支払った場合、その差額は「預り金」となります。

預り金は基本的に、店頭窓口、銀行振込、郵送の3種類の中から返却方法を選ぶのですが、店頭窓口での返却以外は手数料が発生するため、ほとんど手元に戻らない状態です。

三井住友銀行カードローンは、預り金を返済口座にて普通預金とみなし、次回の借入残高から相殺する方法をとっています。

1円でも損をしないよう、一括返済はきっちり支払える方法であるネット返済やコンビニ決済を選択したほうが良いと言えます。

カードローン一括返済のメリットは3つ

メリットのイメージ

カードローンを一括返済するメリットは3つです。

  • 支払総額が安くなる
  • カードローンが利用しやすくなる
  • 信用情報に返済状況の履歴が残る

それぞれに関して、詳しく説明していきます。

支払総額が安くなる

一括返済の最大のメリットといえるのが、返済する金額の総額を抑えられることです。

冒頭でもお伝えしましたが、カードローンを返済する際には、利息を一緒に支払う必要があります。

そして、その利息は日割り計算のため、早く返せば返すほど、その負担はなくなります。 

50万円を金利年18%で借りた場合の、1年間かけて返却した場合と、3か月間で返却した場合の利息と返済総額を実際に計算してみます。

50万円を金利年18%で借りた場合の利息と返済額

返済期間 1年間で返却 3か月で返却 差額
利息 4万128円 1万2,130円 2万7,998円
返済総額 54万128円 51万2,130円

一般的なカードローンの場合、毎月の借入残高に応じて利息額が計算されるため、実際の毎月の利息額は借入残高が減れば減少します。 

負担を抑えるために、カードローンを利用する場合には、積極的に臨時返済を行うようにしてください。

カードローンのメリットを最大限に活かせる

一括返済をしたからといって、カードローンとの契約が無くなってしまうわけではありません。

カードローンは契約した限度額の範囲内であれば、何度でも自由にお金を借りることができます。 

つまり、もし50万円の契約限度額で、49万円を借りていた場合には、あと1万円しか借り入れることはできません。

しかし一括返済をしたのであれば、また50万円のなかから好きな金額を借り入れることができるようになります。

信用情報に返済状況の良い履歴が残せる

クレジットカードやカードローンを申し込むと、審査時に金融機関が契約している信用情報機関に申込者の情報が登録されます。 

カードローンから借り入れを行った場合には、その情報の返済状況が更新されます。

返済状況は、2年分(14か月分)がひと目で見られるようになっているため、延滞や滞納などが起こった際の情報もしっかりと記録されます。 

この時、マイナス情報が多くなれば信用情報にキズが付いているとして、新しいローンなどの申込みの際に不利になります。 

逆に、カードローンを一括返済していることは、信用情報上ではプラス要素になります。

しっかりと返済を行う優良な債権者として記載されるので、将来的に住宅ローンや目的ローンなどを申し込んだ時には、有利になる可能性も高いと言えます。

カードローン一括返済のデメリットは手間がかかることだけ

デメリットのイメージカードローンを一括返済するデメリットは、通常の返済に比べて手間がかかるという程度です。 

借入の際にはATMなどを利用することもできますが、一括返済する際にはATMでは硬貨を扱えないことがほとんどのため、全額を返済できません。

ネットバンキングを利用したり、コンビニ決済や銀行振込を行なったりする必要があります。 

また、返済日に注意しないと、せっかく全額返済をしているのに、支払っていないとして遅延賠償金の請求や、信用情報に未払いや遅延の情報が記載されることになります。 

しかし、返済方法の項目で自分の金融会社の対応をしっかりと確認しておくことで、トラブルなくスムーズに一括返済を完了させることができます。

アトムくんが考える一括返済したほうが良い人としない方がいい人

ポイントのイメージ

カードローンは返済期間を短くした方が、総支払額が少なくなるため、一括返済をした方がお得です。

しかし、いつどんな時でも一括返済をした方がいいのか…と聞かれたら、そうではないと答えます。 

アトムくんとして考える、一括返済したほうが良い人と、まだ一括返済はせずにタイミングを見た方がいい人をお伝えします。

項目 一括返済したほうがいい場合 一括返済しないほうがいい場合
貯金額 十分にある 少ない。ほぼ0円
家計 毎月余裕がある 毎月ギリギリ
ライフイベント 数年はない予定 いくつか予定がある

一般的な家庭での生活費を除いた毎月の支出は、カードローンの返済だけではありません。

  • 医療費
  • 教育資金
  • 冠婚葬祭

教育資金や冠婚葬祭などは、先の予定が見えやすいものですが、医療費は急にやってくることが多いです。

手持ちの現金が不足してしまい、再びカードローンを利用することになった場合、せっかく一括返済してお得になった金額より、損失の方が大きくなることが多くあります。

手元に残しておく予備費は生活費の6か月分が目安

一括返済をしない方がいい人の項目に、貯金額が少ない人と記載していますが、いくら貯金額があれば良いのかと思いますよね? 

アトムくんとしては、生活費や不意の出費に備えるための予備費として、生活費の3か月~6か月分は手元に残しておくほうが良いと考えています。 

大病や事故で入院をしなくてはいけなくなったり、失職してしまったりなどがあっても、3か月から半年ぐらいの費用があれば、保険金が支払われたり、再就職を見つけたりと、生活を立て直すことが可能です。

生活費に関しては夫婦やお子さんがいる家庭、ひとり暮らしなど、カードローンを借りている人の個人差が大きいため、何十万円あればOKと明確に伝えることはできませが、生活費の3か月から6か月分を目安にしてください。

借り換えやおまとめローンも検討してみる

借り換えは、より金利の低いカードローンに変更することなので、負担が軽くなることがわかりやすいと思います。 

では、おまとめローンとはどういうことなのか、説明していきます。 

一般的に、カードローンのような毎月決まった額の返済を行う定額返済ローンの場合、借り入れている金融会社の数だけ、毎月の返済日や返済額が多くなってしまいます。 

複数のカードローンを一本にまとめると、毎月の返済日を1日に、1社に借りる金額が大きくなるので金利も抑えられ、返済額を減らすことができます。

複数の会社にカードローンの借り入れを行っているのであれば、おまとめローンを検討してみるのもおすすめです。 

おまとめローンは総量規制対象外

消費者金融やクレジットカード会社など、3~4(※金融庁の定義は5件以上)の貸金業者から借入を行い、その返済が困難になっている人のことを多重債務者と言います。 

多重債務者は総量規制により、別のローン審査にはほぼ通りにくいのですが、おまとめローンは例外です。

その理由として、「顧客が一方的に有利になる貸付」は総量規制の対象外とされているからです。 

つまり、借入額(借金)が多く通常のローン審査に通らない人でも、おまとめローンの審査なら通過できる可能性が高いと言えます。 

強制的に一括返済になる場合もある

強制的に一括返済を行わなくてはならないのは、返済を数か月に渡って滞ったり、貸金業者がもう貸し出しはできないと、金融業者に判断された場合です。 

新たな融資は凍結され、融資金額の一括返済を求められます。 

また、カードローンの契約は1年ごとに見直されています。 

カードローン申込の際には利用年齢の上限に達していなくても、使っているうちに上限年齢に達してしまうと、自動更新がされなくなってしまいます。 

自動更新ができなくなると、利用可能枠は閉鎖され、原則その時点での借入金を一括返済し、清算する必要があります。 

もちろん、突然一括返済を求められても支払えないという人もいるので、カードローンの残高を返済するためだけの「債務更改」というローンもあります。 

債務更改ローンは法定金利ギリギリの高金利であることが多いです。自分が利用しているカードが何歳まで更新できるのかを把握し、可能な限り自己資金で返済できるよう、事前に返済計画を立ててください。 

返済期間などに関しては、各金融業者の公式サイトに「返済シミュレーション」があるので、活用してください。

まとめ

カードローンでお金を借入、約定返済額のみで返済していった場合、総返済額はとても高額です。 

そうならないためにも、カードローンの一括返済はいつか、どこかのタイミングでは考えなくてはいけない返済方法です。 

一括返済のデメリットは、必ず1,000円以下の金額が発生してしまうため、ATMなどを利用して気軽には返済できないことが挙げられます。 

インナーネットバンキングや手数料のいらない銀行振込などを利用し、賢くムダの無いように返済してください。 

また、一括返済をした方がいい人と、一括返済をしない方がいい人がいます。自分のライフプランをしっかりと見定め、判断するようにしてくださいね。

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