アコムの返済額一覧と知らないと損する返済額を減らすコツ

更新日:2019/09/02

消費者金融の大手として人気の高い「アコム」。
金利なども気になりますが、やはり一番の気がかりは、月々の返済額はいくらぐらいになるかという点です。

アコムを初めて利用する人のなかには、生活に支障をきたすほど毎月多額の支払いを迫られるのではと心配する人も少なくありません。

そこで今回は、アコムの返済額に関して詳しく調査をしてみました。

一般的に借りることが多い金額(5万円、10万円、20万円、30万円、40万円、50万円)の融資を受けた場合の返済シミュレーションや、借入金額ごとに定められる最低返済額も一覧表にまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。

毎月の最低返済額一覧表

アコムには、毎月支払わなくてはならない最低返済額(最小返済額)が定められています。

最低返済額は、借入残高(現時点で借りている金額の総額)や、利用限度額(契約限度額)により異なります。

難しいことは後にして、借入残高と最低返済額を下記の表にまとめてみました。

借入残高 最低返済額
利用限度額
30万円以下の場合
利用限度額30万円超
100万円以下の場合
利用限度額100万円超の場合
1万円 1,000円 1,000円 1,000円
5万円 3,000円 2,000円 1,000~2,000円
10万円 5,000円 3,000円 2,000~3,000円
15万円 7,000円 5,000円 3,000~5,000円
20万円 9,000円 6,000円 3,000~6,000円
25万円 1万1,000円 8,000円 4,000~8,000円
30万円 1万3,000円 9,000円 5,000~9,000円
35万円 1万1,000円 6,000~1万1,000円
40万円 1万2,000円 6,000~1万2,000円
45万円 1万4,000円 7,000~1万4,000円
50万円 1万5,000円 8,000~1万5,000円
55万円 1万7,000円 9,000~1万7,000円
60万円 1万8,000円 9,000~1万8,000円
65万円 2万円 1万~2万円
70万円 2万1,000円 1万1,000~2万1,000円
75万円 2万3,000円 1万2,000~2万3,000円
80万円 2万4,000円 1万2,000~2万4,000円
85万円 2万6,000円 1万3,000~2万6,000円
90万円 2万7,000円 1万4,000~2万7,000円
95万円 2万9,000円 1万5,000~2万9,000円
100万円 3万円 1万5,000~3万円
200万円 3万円~6万円
300万円 4万5,000円~9万円
500万円 7万5,000円~15万円
800万円 12万円~24万円

利息が1,000円未満の場合、繰り上げになり、返済はすべて1,000円単位となります。つまり、最低返済金額は1,000円以上です。

借りている金額(借入残高)が多くなれば、最低返済額も大きくなります。例えば100万円ぴったり借りた場合、利用限度額が100万円以下の契約であれば、毎月の返済に必要な最低金額は3万円です。

10万円までの融資額であれば、利用限度額が30万円以下の契約でも、毎月の支払いは5,000円程度に抑えることが可能です。

一般的に、初回申込では30万円から50万円の契約限度額で申請が通ることが多いようです。

また、上記の表を見ると、融資額が5万円アップすると、返済金額は1,000円から2,000円ずつ増加する計算式になっています(一部例外あり)ので、目安にしてください。

最低返済額の計算方法

アコムは定率リボルビング方式という返済方式を採用しています。これは、借入金額に「一定の割合」をかけた金額が毎月の返済金額になる方式です。

定率リボルビング方式の計算式は次の通りです。

最後に借入されたときの借入残高×一定の割合=毎回の返済額

毎月の返済額は一定のまま、支払い利息は徐々に減っていきます。結果的に、最後の月の返済額は少額で調整されるのが、この方式の特徴です。

元利定率リボルビング方式のメリットは、融資極度額さえ変更しなければ返済金額がずっと一定であることなんだ。

 

毎月の返済金額が変わらないので返済計画が立てやすく、スムーズに完済することができるよ。

 

デメリットは、毎月頑張って返済を続け借入残高を減らしても、完済するまで返済金額が一定なので、毎月の返済がラクにならないことだよ。

 

返済金額が減ってきたら、追加融資をして返済金額の見直しをするといいよ。

一定の割合とは

「一定の割合」は、契約時の契約極度額に応じて決まります。

契約極度額 一定の割合(金利年18%の場合)
30万円以下の場合 借入残高の4.2%以上
30万円超、100万円以下の場合 借入残高の3.0%以上
100万円超の場合 借入金額の3.0%以上
借入金額の2.5%以上
借入金額の2.0%以上
借入金額の1.5%以上

毎月の返済金額は1,000円単位とし、端数金額が出た場合には1,000円とされます。

契約極度額30万円以下で1万円を借りた場合、借入金額の4.2%以上が最低返済額となります。

この条件で計算をしてみると、1万円×4.2%=420円ですが、返済金額は1,000円単位なので、繰り上げて1,000円ということが分かります。

一定の割合で返済期間や回数も決まっている

約定返済金額を約定返済期日に返済した場合の目安も決まっています。

基本的にカードローンは、借入した金額を5年程度で完済するのが望ましいというスタンスです。

返済金額が大きくなった場合でも、10年以内には完済できるように計算されています。

一定の割合 返済期間(最終借入日から) 返済回数
返済金額4.2%以上 最長3年 1~31回
返済金額3.0%以上 最長4年11か月 1~51回
返済金額2.5%以上 最長5年9か月 1~60回
返済金額2.0%以上 最長8年7か月 1~89回
返済金額1.5%以上 最長9年7か月 1~100回

返済額の中に金利が含まれている

公式サイトには、アコムの借入金利は3.0%~18.0%と記載されています。実際の金利は、契約極度額に応じて適用される借入利率によって決まります。

最低返済額のなかには金利が含まれているので、別途金利のみを支払う必要はありません。

自分の金利がいくらなのかを把握しておかないと、いつまで経っても元金が減らない……と不安になることもあるので、しっかりと覚えておきましょう。

契約極度額 1万円~99万円 100万円~
300万円
301万円~
500万円
501万円~
800万円
適用金利
(年利)
7.7%~18.0% 7.7%~15.0% 4.7%~7.7% 3.0%~4.7%

金利を計算する際には、最高金利(上限金利)を確認してください。なぜなら、初回申込時に最低金利が適用されるケースはほぼないからです。

例えば、利用極度額30万円以下の人が10万円を借りた場合、最低返済額は5,000円です。

この5,000円のうち、1か月(30日分)の利息は1,479円です。5,000円から1,479円を差し引いた3,521円が、元本(元々の融資金額)の支払いになります。

完済までの返済シミュレーション

実際にアコムの最低返済額で返済をする場合、利息と返済額がそれぞれいくらになるのか、完済までどれくらいの期間がかかるのか、5万円から50万円でシミュレーションしてみました。

借入残高 毎月の最低返済額 返済期間 返済総額 利息
5万円 3,000円 20回 5万7,960円 7,960円
10万円 5,000円 47回 14万1000円 4万1,000円
20万円 9,000円 28回 24万5093円 4万5,093円
30万円 9,000円 47回 41万8982円 11万8,982円
40万円 1万2,000円 47回 55万8653円 15万8,653円
50万円 1万5,000円 47回 69万8327円 19万8,327円

※毎月の最低返済額は、契約極度額により異なります。今回は極度額を超えた最大金額で表記

アコムの公式サイトのシミュレーターにより算出しています。

10万円と20万円で、返済回数に開きがあるのは、金利が変更になるためです。返済額としては約2倍になりますが、返済期間は約2分の1に減るため、利息にほぼ差がありません。

だからと言って、10万円必要なのに20万円を借りた方がお得・・・とは考えず、必要な分を借り、できる限り臨時返済や増額返済などをして、早く返済することを心掛けてください。

早く返済すれば、それだけ利息は減っていきます。返済回数でどのくらい利息が違うかは、次の項目で説明します。

アコムは返済方法で返済額が異なる

 ポイントのイメージ

アコムの返済方法は「35日ごと」と「毎月1回払い」の2種類です。そして、どちらを選ぶかによって返済額は異なります。

借入利率18.0%で10万円を借りた場合を例に、比較をしてみました。

35日ごと支払いの場合
借入残高 返済期間 返済回数 各回返済額 返済総額
10万円 1年以内 10回 1万1,000円 10万8,429円
2年以内 20回 7,000円 11万4,841円
3年以内 25回 5,000円 12万648円
4年以内 33回 4,000円 12万6,637円
5年以内 51回 3,000円 15万105円
毎月1回支払いの場合
借入残高 返済期間 返済回数 各回返済額 返済総額
10万円 1年以内 11回 1万円 10万9,018円
2年以内 24回 5,000円 11万9,429円
3年以内 32回 4,000円 12万5,771円
4年以内 47回 3,000円 13万8,781円
5年以内

毎月1回払いの場合、30日もしくは31日で計算され、35日払いに比べると4日~5日分の支払いが少なくなります。

また、毎月1回払いの最低返済額は3,000円のため、47回払いが最高回数になります。

わずかな差額ではありますが、自分のライフスタイルや予算に合う返済方法を選ぶようにすると良いでしょう。

なお、30日間無利息サービスなどを利用する場合は、35日ごとに返済方式を選択する必要があります。

毎月の返済額を減額する技を紹介

アコムは、追加借入を行った場合、その都度最低返済額が変更されます。

公式サイトのFAQに下記のような項目が掲載されていたためご紹介します。

アコム公式サイトのFAQ画像

上記の回答を要約すると、返済が進み借入残高が減れば毎月の返済額を安くできるが、申請する必要があるという意味です。

利用限度額30万円超100万円以下の条件で50万円借入したと仮定し、計算してみました。

借入残高 最低返済額
50万円 1万5,000円
(50万円×3.0%)
40万円(10万円を返済) 1万2,000円
(40万円×3.0%)
30万円(20万円を返済) 9,000円
(30万円×3.0%)
20万円(30万円を返済) 6,000円
(20万円×3.0%)
10万円(40万円を返済) 3,000円
(10万円×3.0%)
5万円(45万円を返済) 2,000円
(10万円×3.0%は1,500円だが1,000円未満は繰上)

1,000円未満の返済額は切り上げになるため、返済額を変更できるのは、前回の返済額より1,000円以上減額できたときのみとなります。

変更手続きは10万円を返済したタイミングで行えると覚えておいてください。

最低返済額を減額する手続き方法

月ごとの最低返済額を減額する手続き方法は以下の通りです。

  • アコム公式サイトの会員メニューへログイン。「各回の返済(支払)金額変更お申し込み」メニューにて申請する
  • アコムATMにて確認
  • アコムへ電話

会員メニューとアコムATMでは、約定返済額の変更が可能な場合のみ、会員ログインメニューやATM画面に案内が表示されます。

毎月の返済額を減らすと、月ごとの負担は軽くなりますが、その分利息を支払う期間は長くなる(=返済期間が延びる)ため、返済額の変更は慎重に検討しましょう。

一時的な約定返済金の減額も可能

今月はいつもの返済金額だと少しお財布が厳しいというときは、一時的に利息以上の最少額での返済も可能です。このことは、公式サイトのFAQにもしっかりと記載されています。

ただし、「利息以上」という点に注意が必要です。というのも、利息のみを返済し続けても、借金は1円も減らないからです。

スムーズに完済するためには、あくまでも利用は短期間に留め、返済計画の立て直しを考えた方が良いでしょう。

約定返済額の減額をする2つのメリット

メリットのイメージ

約定返済額を減額する申請には、以下の2つのメリットがあります。

  1. 信用情報には傷がつかない
  2. 延滞扱いにはならず遅延損害金も発生しない

毎月の支払を延滞してしまうと記録が残り、信用情報にキズがついた、いわゆるブラックと呼ばれる状態になってしまいます。

他社での借り入れがある場合、そのことを知られると融資を止められたり、一括返済を求められたりする可能性もゼロではありません。

また、返済の延滞は最大で5年間も記録に残ってしまいます。

信用情報の入金記録には「一部のみ入金」という特殊なステータスも存在しますが、利息のみでも返済をしていれば、アコムでは全額入金扱いとなります。

元金は減りませんが、延滞扱いになることは避けられるため、信用情報にキズがついたり、遅延損害金が発生したりするリスクは回避できます。

少しでも早くお得に返すなら臨時返済を積極的に

臨時返済は、繰り上げ返済とも呼ばれ、毎月決められた返済額とは別に、返済日の前後に「繰り上げ」で追加入金することを指します。

繰り上げ返済分の入金には利息がかからないので、入金分は全額返済に充てられます。

繰り上げ返済をするとローン残高が速く減るので、返済期間を短縮できます。
その結果、完済までに支払う利息を安くすることが可能です。

実際に返済額を最低返済額から1,000円だけ増やしてみた場合のシミュレーションをしてみました。

利用限度額30万円以下

上段は通常の最低返済額、下段が1,000円を追加返済した場合です。

借入残高 最低返済額 返済回数 利息総額 節約金額
5万円 3,000円 20回 7,960円
4,000円 14回 5,793円 2,167円
10万円 5,000円 24回 1万9,772円
6,000円 20回 1万5,930円 3,842円
20万円 9,000円 28回 4万5,093円
1万円 24回 3万9,554円 5,539円
30万円 1万3,000円 29回 7万993円
1万4,000円 27回 6万4,611円 6,382円

返済額を1,000円追加することで、約4,000円~6,000円も返済総額を少なくすることができます。

利息の負担を少しでも軽くしたい場合は、たとえ1,000円であっても、多めに返済した方がお得なことが分かります。

利用限度額30万円超100万円以下の場合

借入残高 最低返済額 返済回数 利息総額 節約金額
40万円 1万2,000円 47回 15万8,653円
1万3,000円 42回 14万515円 1万8,138円
50万円 1万5,000円 47回 19万8,327円
1万6,000円 43回 17万9,738円 1万8,589円
60万円 1万8,000円 47回 23万7,998円
1万9,000円 44回 21万9,083円 1万8,915円
70万円 2万1,000円 47回 27万7,668円
2万2,000円 44回 25万8,547円 1万9,121円
80万円 2万4,000円 47回 31万7,349円
2万5,000円 44回 29万8,016円 1万9,333円
90万円 2万7,000円 47回 35万7,019円
2万8,000円 45回 33万7,570円 1万9,449円
100万円 3万円 44回 30万1,674円
3万1,000円 42回 28万8,219円 1万3,445円

利用限度額30万円超100万円以下の場合、返済金額を1,000円追加すると、2万円近い節約が可能となります。

借入残高が100万円を超えると利率が変わるため、100万円の場合のみ節約金額は小さくなりますが、それでも返済総額を1万円以上安くすることができます。

臨時返済の時の注意点

臨時返済は、ボーナスや臨時収入などがあったときに、好きなタイミングで行うことができます。

その際に気をつけたいのが支払いの方法です。
提携金融機関のATMを利用してアコムに振込を行うと手数料が発生してしまいます。
手数料は振込額によって異なりますが、108円~216円が必要となります。

手数料を支払いたくない人におすすめなのが、インターネット返済・アコムATM・店頭窓口を利用する方法です。
これらの方法を選べば、手数料を支払わずに返済を行うことができます。

ただし、インターネット返済はPay-easy対応&インターネットバンキング対応の銀行口座を持っていないと利用できないので注意が必要です。

返済方法 利用手数料
インターネット返済 無料
アコムATM 無料
店頭窓口 無料
提携金融機関のATM 有料(108~216円)
銀行振込 有料(金融機関により異なる)

まとめ

アコムの金利や最低返済額は、利用限度額や借入額、月ごとの返済額によって異なるため、初めて利用する人にとってはとても複雑に感じられるかもしれません。

ですが、その点をしっかり理解していないと、返済計画を立てることはできません。

月々の負担を軽くしたいからと、安易な気持ちで返済額を少なくした結果、完済までに長い時間がかかってしまい多額の利息を支払う羽目になった……そんなケースも珍しくはないからです。

アコムで借入を行う際は、上記にご紹介した内容を参考に、金利や最低返済額などをしっかりとチェックして、無理のない返済計画を立てた上で手続きを進めるようにしましょう。