【最終回】教えて安部先生!お金が貯まらないのはどうしたらいいの

更新日:2019/08/21

頑張って節約しようと思っているのに、どうしてもお金が貯まらない…。そんな人は、意外に多いのではないでしょうか?アトムくん(の中の人)もです。

ガマンしすぎが爆発して、貯めたお金が一瞬でなくなってしまったなんて話もよく聞きます。

ファイナンシャルプランナー(以下:FP)の安部先生にお話を聞くのも今回が最終回!

だからこそ、もうざっくばらんに「どうしたらお金が貯まるのか」に関して、お伺いしてきました。

過去のインタビュー記事はコチラです
【第1回】ファイナンシャルプランナーってどんなお仕事?
【第2回】保険ってどうやって選んだらいいの
【第3回】マネーセミナーって怖くない?何に気を付けたらいいの


安部智香ファイナンシャルプランニングオフィス代表 安部 智香 先生
1967年生まれ 京都市在住
松田聖子、占い、スピリチュアル、引き寄せを愛する独立系ファイナンシャルプランナー。
証券会社にて500名の顧客を担当してきた経緯から、投資系の相談が得意。
個別相談はもちろん、大阪と京都で開催している月1回の少人数制お茶会セミナーでは、マネーの勉強をしながらも気軽にいろんな相談ができると人気を博している。

■資格
ファイナンシャルプランニング技能士2級
ファイナンシャルプランナー(AFP認定者)
一種外務員資格

貯蓄の基本は「死に金」をなくすこと

安部先生、もう最終回なのでぶっちゃけますが、全くお金が貯まらないんです。毎月、お給料を全部使い切ってしまうんです(泣)。

「お金を貯める基本は、やっぱりムダを省くことですね。不要なものにお金を使わないというのが大前提!

アトムくん(の中の人)は、お金を使った後に“もったいなかったな…”や、罪悪感を覚えたことはありますか?」

もったいなかったとか、罪悪感ですか?

「例えば、聴き放題とかダウンロードし放題とか、〇〇放題に加入したりしていません?

最初の頃はいろいろ聴いたり観たりしたいと思って加入しているかもしれませんが、今は使わないともったいないから無理やり使っていたりしませんか?

そういう風に、毎月定期的に、必要じゃないのに支払っているようなお金は“死に金(しにがね)”です。心が喜ばないことにお金を使ってはダメですよ。」

〇〇放題…その方がお得だと思って、いろいろ加入しているかも。

「例えば、映画見放題が月々3,000円だとしますよね。でも、本当に毎月観たいと思っているのは1本程度なのに、毎月3本見ないと元が取れないから無理やり観ているとか…。

これって、楽しんでいるより、観ることが義務になってしまっているので、見直しが必要だと思います。

映画代1,800円としても、観たい映画だけ観に行った方が、毎月のムダな出費を抑えることができますよ。」

ちょっとした自分の生活の見直しが大事なんですね。

自分の行動を見直し無理なくムダをなくす

他にも、生活の中で見直せることってあるのでしょうか?

「それはもう、いっぱいありますよ(笑)。

例えばポイントカード。500円購入したら1つポイントがついて、20ポイント貯めたら500円引きになるみたいな感じのモノですけど、みなさん結構集めてますよね。

もし、ポイントを集める期限が迫っていて、あと2つ貯まったら20ポイントになるという時、ポイントがもったいないから買っておこうって思ったことありませんか?

あれも、私から言えばムダなんです。今は必要じゃないけど、ポイントを貯めるために買っていることになりますから。」

それ、かなり心当たりが…。でもいつかは使うものだし、まぁ買っておいて損はしないじゃないですか?

「そういう気持ちになるのは分かります。でも、先ほどもお話しましたけど、必要な時に、必要なものを買うことが、いちばんムダにならないんですよ。

あとは、3つ買ったら送料無料や割引になる商品がありますよね?あれ、本当に3つ欲しいならもちろん良いんです。

でも、2つは欲しいけど、あと1つ買うと安くなったり送料無料になったりするから、とりあえずこれも買っちゃおうみたいな気持ちで、買い物をしたことないですか?」

やばい、それめっちゃあります。

「バーゲンで安くなっているから、なんとなく買っちゃえみたいな時、ないですか?

別にノドは乾いていないけど、カフェを見つけたから入っておこうみたいなことありませんか?

なんとなくコンビニに入って、ペットボトルの水や飲み物を買ったことはないですか?」

先生、それ私、全部当てはまってます…。

「買い物の時には、それは定価でも買うかどうかをまず考えてほしいんです。

定価でも買うと思っている商品が、バーゲンやセット売りで安くなっているのであれば、それは得したことになりますので、死に金ではありません。

でも、バーゲン価格でなら買うという場合は、本当に必要なものじゃないってことですよね。それはムダな出費になります。

コンビニの場合も、スーパーで購入しておけばもっと安く手に入りますし、毎日必要なものであれば箱買いをしておけばいいと思うんです。

自分がなんとなくしている行動を見直して、必要なもの以外は買わないという意識を持つことが大切ですね。」

それは今からでも実践できることですね!

「それで2,000円でも3,000円でも浮くことになれば、貯蓄に回せますよね?

1か月のお金としては少ないかもしれませんが、1年で2万円から3万円以上の金額になります。

無理な節約は気持ちがギスギスしたり、辛かったりしますけど、これならイライラすることもありませんよ。」

節約や目標は夫婦一緒に考えないとダメ

もっとガツンと、大きな節約も考えてみたいのですが。

「大きなお金ですか。う~ん、やっぱり思い当たるのは、必要以上に保険をかけているじゃないかなぁって思うんですよ。

前にもお伝えしましたけど、お子さんが小さい時と大きくなった時、自分が仕事をしているかしていないかなど、状況に応じて見直す必要があるんですよ。

例えばお子さんが小さい場合、旦那さんの死亡保障は大事なので、2,000万円とか3,000万円の保険でもいいんです。でも、お子さんが大きくなったら、そこまで死亡保障はいらないかもしれません。

何が困るのか、よく考えてほしいと思います。そして、ライフイベントっていう言い方をするんですけど、結婚とか出産とか、お子さんの卒業とか、そういう時には必ず保険の内容を見直してほしいですね。

保険の見直しに関して、もっと詳しく知りたいという人は【第2回】保険ってどうやって選んだらいいのを読んでください。
保険の見直しとかって、旦那さんの分とかもですよね?

「もちろんです!家計や貯蓄に関することは、ご夫婦一緒に考えてほしいんですよ。

家族のお金の話ですから、ご夫婦で優先順位をすり合わさないとうまくいかないんです。」

夫婦でのすり合わせですか?

「例えばですが、奥さんは家を買いたい、だから節約してお金を貯めたいと思っているとします。その一方で、旦那さんは趣味や友人との飲み会にお金を使いたいと思っていると、どうでしょうか?

奥さんが旦那さんに飲み会を減らして…なんて言ってしまうと、なんで俺ばっかり我慢しなくちゃいけないんだともめ事になりますよね。

何かを我慢しないとそれが叶えられない場合、優先順位が一緒ならふたりで頑張れるんですよ。家庭内の不和も起きません。」

確かにそうですね。奥さんの方からも、私はこんなに頑張ってるのに!なんて文句が出そうです。

「家を買うのは大きな目標が目の前にあるので、夫婦のすり合わせもしやすいんですけどね。

老後資金を貯めるためとか、大きな金額の貯蓄を目指すのであれば、家計の見直しから、給与明細や源泉徴収票、年金手帳に、旦那さんの退職金がいくらかという情報をふまえての計画が必要になってきますよ。」

給料明細ならまだしも、源泉徴収票なんて何のために渡されているのかよく分からないんですよ~。

「源泉徴収票の見方とか、知ってほしいと思っているんです。お給料から引かれている金額には、ちゃんと意味があるんです。

引かれている金額があるからこその、老後の年金なんですよ。

でも難しいな、不得意だなと思う部分は、私のようなFPに相談してくれたらと思います。自分でできることは自分で、できないことはプロに任せる!そういうメリハリも必要ですよ。」

幸せなお金の使い方ができるのはこんな人

いきなり話が変わりますが、先生のキャッチコピーは「幸せなお金持ちになりましょう」ですよね。
幸せなお金の使い方ができる人って、特徴とかあるんでしょうか?どんな人ならなれますか?

「みなさん、幸せなお金持ちになれるんですよ!

敢えて特徴を挙げるとするなら、毎日楽しく暮らしている人や、小さな幸せを、ちゃんと感じることができる人は、お金の使い方も上手ですし、幸せなお金持ちだと思います。」

毎日楽しく…う~ん、もう少し具体的にお願いします!

「お給料が振り込まれて明細などを確認したとき、今月もコレだけか…と思う人と、今月もコレだけもらえた!と思う人で、幸せの感じ方って違ってくると思うんですよ。

あとは1円玉を大事にできる人。私はお金を、自分の家族や恋人と同じように大事に扱ってくださいって言うんです。

1万円札や500円玉は大事にするのに、1円玉は雑に扱う人もいますけど、1円玉って家族で言えば子供だと思うんですよ。」

子どもを大事にしておかないと、大人からも好かれないですもんね(笑)。

安部先生「あとは、人のためにお金を使うことができる人ですね。例えば仕事をしている人であれば、上司からのフォローや同僚の協力で仕事って進んでいくのであって、決して一人の力ではないんです。

周りの人に感謝の気持ちを込めたお金の使い方ができる人は、生きたお金の使い方をしているって思います。

別に、お昼をご馳走するとか、飲み代を全額払うとかじゃないんです。暑い日に一緒に外出していて、自分の分だけじゃなく、相手の分まで缶コーヒーや飲み物などを買って渡すだけでも良い。

160円程度の投資ですが、その価値以上になって返ってくると思いますよ。」

情けは人のためならずですね!

社会人として独り立ちしたらライフプランを考えてみよう

今回、いろんなお話を伺っていて、FPさんに相談するのって早ければ早い方がいいんじゃないかって思ってきました。

「そうですね。老後のためのお金を貯めるにしても、20代から行動するのと、50代から行動するのでは全然違いますから。

でも、今どきの若い人って、あまりお金に興味が無いように感じているんです。車が欲しいわけないし、遊びに行くよりお家が好きだし、将来的になんとなく不安だから貯蓄しておくという感じで。

だからこそ、何が不安なのかは早いうちに明確にしておいたほうが良いんです!

病気が不安なら、医療費や保険に関しての知識を深めて対応すればいいですし、仕事への不安であれば、転職するときのために必要な生活費を確保しておくようにする。

スキルアップを目指すなら、夢をかなえるための出費はいくらぐらいになるのかを把握しておく。

ひとつの目安としては、社会人になったら経済的に親からも独立することになりますし、その時にFPに相談して、ライフプランを考えてもらえたらいいなって思います。

自分の将来を考えて、その時にどのくらいのお金が必要になるか分かっていれば、計画的に物事を進めることができます。

お金がなくて慌てたり、夢を諦めたりしないためにも、一度相談してみてください。」

インタビューが終わって
アトムくん(の中の人)の感想

〇〇放題など、楽しみではなく義務感で元を取ろうとしているようなお金は「死に金」なのだそう。

また、ポイントカードや毎日の無意識の行動などを少し見直すだけで、毎月のムダが抑えられ、その分を貯蓄に回すことができるようになります。

アトムくん(の中の人)は安部先生のアドバイスのもと、支払っている月額料金などを見直してみたら、毎月2,000円の出費が抑えられることが判明しました!

安部さんへの相談料は、通常2時間で1万円です。しかし、相談する前と相談した後で、月々2,000円のムダが抑えられたとしたら、1年間で1万円以上も節約できたことになります。

こんなちょっとした、家計の見直し相談もFPさんは対応してくれるため、コレだけでも価値があるんじゃないかなと感じましたよ。