2019年に人気の銀行カードローンを比較

更新日:2019/09/02

銀行がお金を貸し出してくれるローン商品の中でも、無担保&保証人なしでお金を借りられると人気の銀行カードローン。

平成30年に発表された金融庁の調査によると、日本には都市銀行の4行をはじめ、地方銀行やネット銀行まで合わせるとその数は100行以上になり、数々のカードローン商品を提供しています。

その中から一つひとつ検証し、自分にぴったりのカードローンを選ぶのは本当に大変ですよね。

この記事では、メガバンクで人気の「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」に加え、店舗を持たないネットバンクで支持率の高い「楽天銀行」「オリックス銀行」の、5つの銀行カードローン商品にスポットをあて、さまざまな角度で比較していきます。

みんなはどうやって銀行カードローンを選んでいるのか

実際に銀行カードローンを利用している人が、何を比較や検討して選んだのかは、とても気になりますよね。

一般社団法人・全国銀行協会が平成30年に発表した「銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告」によると、借入先金融機関を選択する際に最も重視するポイントで高かったのは、下記の7項目です。

一般の人が銀行カードローンを決定するのに重視するこの7項目に従い、人気の銀行カードローンを比較してみます。

銀行によりカードローン商品が複数あるため、今回の比較では三菱UFJ銀行カードローンは「バンクイック」、楽天銀行カードローンは「スーパーローン」とします。

銀行カードローンの金利比較は上限金利に注目

消費者金融カードローンは、審査に応じて金利が決定するのが一般的です。しかし、銀行カードローンは利用限度額(※)に応じた借入金利が適用されます。
※利用限度額は銀行により、融資限度額、利用限度額、契約極度額、融資上限額などと呼ばれています。今回は利用限度額と記載しています。

各銀行カードローンの実質年率の金利と、100万円、200万円、300万円の金利で比べてみます。

銀行カードローン名 限度額100万円以下 限度額200万円以下 限度額300万円以下
金利(実質年率)
みずほ銀行カードローン
年2.0~14.0%
年14.0% 年12.0% 年9.0%
楽天銀行カードローン「スーパーローン」
年1.9~14.5%
年14.5% 年9.6%~14.5% 年6.9%~14.5%
三井住友銀行カードローン
年4.0~14.5%
年12.0%~14.5% 年10.0%~12.0% 年8.0%~10.0%
三菱IFJ銀行カードローン「バンクイック」
年1.8~14.6%
年13.6%~14.6% 年10.6%~13.6% 年7.6%~10.6%
オリックス銀行カードローン
年1.7~17.8%
年12.0%~17.8% 年5.0%~12.8% 年5.0%~12.8%

※100万円以下の上限金利が低い順で並べています。

限度額100万円以下の場合では、最も高い金利(最高金利)が適用されることがほとんどです。そのため、低い金利を比較しても意味がありません。

銀行カードローンでは、希望融資額の中で最も高い金利を基準に選んでください。

また、例えばみずほ銀行であれば住宅ローンを組んでいれば年0.5%の金利優遇などのサービスが受けられる場合もあります。

金利で選ぶなら「みずほ銀行カードローン」がトップクラス

銀行カードローンの中でもトップクラスの低金利と限度額(800万円)を誇る「みずほ銀行カードローン」。

ローン専用のカードと、キャッシュカードにカードローン希望を追加する“キャッシュカード兼用カード”のどちらかを選ぶことができるので、カード管理もしやすく引き落としの際でばれる心配がないのも魅力です。

住宅ローンの利用で、カードローンの金利を引き下げることができるので、増額も視野に入れたカードローンの利用計画が立てられるのもうれしい。

金融庁が登録する「格付け会社」で信用をチェック

金融制度についての法律やルールを作成している「金融庁」は、2017年から銀行や証券会社に対して信用格付け会社の登録制度を導入しています。

金融庁に登録されている信用格付け会社は以下の5社です。

  • アメリカの格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)
  • ムーディーズ・インベスターズ・サービス
  • フィッチレーティングサービス
  • 日本格付研究所
  • 格付投資情報センター

上記の信用格付け会社が行っている、各銀行の格付けをチェックしていきます。

銀行名 信用格付け
SP MJ JRC RI FR
みずほ銀行 A A1 AA AA- A
三井住友銀行 A A1 AA AA- A
三菱UFJ銀行 A A1 AA AA- A
オリックス銀行 A- A+
楽天銀行 A
りそな銀行 A A2 AA- A+
ソニー銀行 A AA-
ジャパンネット銀行 A+
ゆうちょ銀行 A+ A1

SP:スタンダード&プアーズ … 長期カウンターパーティ格付け
MJ:ムーディーズ・ジャパン … 預金長期
JCR:日本格付研究所 …長期発行体格付
RI:格付投資情報センター … 発行体格付(債券の発行体の信用リスクの度合いを示した格付)
FR:フィッチレーティングス … 長期発行体デフォルト格付け(IDR)

カードローンで比較する6社の他、都市銀行の「りそな銀行」、ネットバンクで人気のソニー生命とジャパンネット銀行、ゆうちょの評価も記載してみました。

表の中にはAしか記載されていませんが、どの信用格付け会社もADまでの4段階のランクを付けています。同じ記号の中にもランクがあり、ムーディーズ以外の4社は最高が「AAA+」、ムーディーズは「Aaa1」です。

上記の評価は、大まかにいえば、Aは債務履行の確実性が高い(=信用できる)、Bは注意が必要、Cになると債務不履行の可能性が高いという具合です。

すべての銀行が、5つすべての信用格付け会社に評価を依頼しているわけではありませんが、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行の3大メガバンクは、すべて同じA評価が付いています。

ネットバンクに関しても、オリックス銀行と楽天銀行ではそれぞれA評価が出ているので、安心してカードローンを作ることができると言えます。

申込の簡単さはWEB申込&ローン契約機がポイント

ポイントのイメージ

入院や事故など、お金が急に必要になることは多々あります。

そんな時、ネットで簡単に受け付けてもらえたり、土日祝も対応してくれたりなど、銀行が営業している時間以外でアクションを起こせることは、とても大切なポイントです。

また、新たに口座を開設する必要があるのか、来店する必要があるのかも、申込の簡単さという点で重要と言えます。

この項では、WEB申込の可否、土日祝の対応(審査を含む)、カードローンを申し込んだ場合の自行の普通預金口座開設の要否、来店の要否の4項目で比較します。

銀行カードローン WEB申込 土日祝対応 口座の開設 来店の要否※
楽天銀行カードローン「スーパーローン」 不要 不要
オリックス銀行カードローン 不要 不要
三井住友銀行カードローン 不要
※ローン契約機あり
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 不要
※テレビ窓口あり
みずほ銀行カードローン
※自行口座があれば不要

※来店はその銀行の口座を持っていないことを前提にしています。

銀行カードローンの申込は、必要書類などを画像貼付するなどすれば24時間ネットで行うことができます。しかし、WEB完結とうたっている場合でも、店舗へ来店し、ローンカードを受け取るなどの必要がある場合も少なくありません。

口座の開設に関しては、自行の普通預金口座を開設しなくても、カードローン専用の返済用口座が自動で作られることが多いです。

オリックス銀行は、土日祝の対応が×になっていますが、これは振込口座をジャパンネット銀行にしておけば土日祝でも振り込みを受けることができます。(審査回答を受けることはできません)

三井住友銀行と三菱UFJ銀行は、自社のローン契約機を持っています。申し込んだその場でカード発行できる手軽さが魅力です。

※ただし、正式な審査結果の連絡は、本人確認書類を提出後の最短翌営業日となり、審査通過後に利用可能となります。

土日祝でも対応希望なら三菱UFJ銀行の「バンクイック」

最低金利が年1.8%からに加え、銀行支店内にテレビ窓口という無人契約機を設置し、申込から審査・カード発行まで行えるのが三菱UFJ銀行の「バンクイック」です。

発行されたカードは翌営業日以降、審査の結果により利用できるようになるシステムですが、土日祝も対応してくれるのが大きな魅力です。

申込がすべてネットで完了する「楽天銀行カードローン」に注目

契約時でも利用時でも、楽天銀行の口座を作る必要がなく、自身の給与振込口座などを利用して随時返済もできる便利なカードローンです。

ネット銀行ならではの年1.9%~14.5%と、利用限度額が最大800万円と高いのも魅力です。

入会すると楽天グループで利用できる楽天スーパーポイントがもらえたり、楽天会員ランクに応じて審査の優遇など、さまざまなサービスを受けることもできます。※必ずしも優遇を受けられるわけではありません。

カード発行も簡単な「三井住友銀行カードローン」もおすすめ

「三井住友銀行カードローン」は、ネットで簡単に申し込めるのはもちろん、自社のローン契約機でスムーズなカード発行も行えるフレキシブルな対応が人気の秘訣です。

最高金利が年14.5%と、銀行カードローンの中でも比較的低い金利なのも魅力。

SMBCダイレクトや自動引き落とし、各種サービスを便利に利用したいのであれば、カードローンの審査後でも普通預金口座の開設が可能なので、ぜひ検討してみてください。

返済方法は自由度でチェック

銀行カードローンでお金を借りる以上は、必ず利用者はお金を返済する必要があります。

毎月のお給料からはもちろん、臨時収入が入った時にも気軽に返すことができれば、完済までの期間を短くし、余計な金利を払うこともありません。

口座振替はもちろん、ネットバンクやコンビニATMなど提携ATMからの返済(随時返済)ができるか、返済日に自由度があるかなどを比較します。

▼各行の返済方法一覧

銀行カードローン ネットバンキング 提携ATM 口座振替 約定返済日
三井住友銀行カードローン 5・15・25・月末より選択
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 35日ごと、もしくは任意の指定日
みずほ銀行カードローン 10日
オリックス銀行カードローン 10日・月末
楽天銀行カードローン「スーパーローン」 1・12・20・27日より選択

※みずほ銀行のネットバンキング・ATM返済は任意返済(随時返済)になり、任意返済を行った場合も、指定の返済口座から毎月の返済が必要です
※楽天銀行の約定返済日は利用口座により日程が限定されている場合もあります

ネットバンクがいずれもネットバンキングに対応してないことが意外ですが、いずれもコンビニなどのATMを利用しての返済に対応しています。

ただし、ATMなどを利用しての返済は随時返済(任意返済)になり、約定返済日に再度、約定返済額を振込指定口座から引き落とされる場合と、随時返済をすると次の約定日はスライドして翌月になる場合がありますので、注意してください。

ATM利用手数料は無料なことが多いです。提携金融機関のATMは、返済で利用する際には有料の場合があるので、必ずチェックしておいてください。

また、返済日も「みずほ銀行」は10日のみになりますが、「三菱UFJ銀行」のように、指定日もしくは35日ごとという場合、「三井住友銀行カードローン」と「楽天銀行カードローン」のように4日間の中から選ぶことができるなど、銀行によりかなり差があります。

返済では約定返済額にも注目

銀行カードローンでは、借入金額により毎月返済しなければならない金額が決まっています。それを約定返済額(最低返済額)と言います。

約定返済額以上の返却は自由ですが、それを下回る金額で返済することはできません。

▼各銀行カードローンの約定返済額(初回契約の場合)

銀行カードローン 借入残高10万円以下の場合の約定返済額
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 2,000円
三井住友銀行カードローン 2,000円
楽天銀行カードローン「スーパーローン」 2,000円
オリックス銀行カードローン 7,000円
みずほ銀行カードローン 2,000円

約定返済額は、10万円以下と少額借り入れであれば、基本的には2,000円です。

しかし、これは最低限度払わなくてはいけない金額であり、年率14.5%で借入金額10万円の返済シミュレーションをしてみると、以下になります。

約定返済額2,000円にて10万円を返済した場合
返済期間:6年5か月
累計支払額:15万2,697円
累計利息:5万2,697円

逆にオリックス銀行カードローンのように、毎月7,000円ずつ返済していると、同じ年率14.5%でも返済シミュレーションは以下のようになります。

毎月7,000円ずつ10万円を返済した場合
返済期間:14か月
累計支払額:11万435円
累計利息:1万435円

月々の負担は少なく返済したいという人は約定返済額の少ない銀行カードローンを、早めに完済したい人や、借入期間を短くし利息負担を少なくしたい人は最低返済額の多いオリックス銀行カードローンを利用するのがおすすめです。

借入審査は保証会社を確認

銀行カードローンはどの銀行でも即日融資はできません。

銀行カードローンは銀行独自の信用情報の審査はもちろん、保証会社である大手消費者金融会社やクレジットカード会社により、カードローンの審査を行っています。

銀行カードローン 保証会社
みずほ銀行カードローン 株式会社オリエントコーポレーション
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 アコム株式会社
オリックス銀行カードローン オリックス・クレジット株式会社 新生フィナンシャル株式会社
楽天銀行カードローン「スーパーローン」 楽天カード株式会社 株式会社セディナ(SMBCグループ)

保証会社の名前を挙げても、パッと見て分かる人は少ないと思いますので、グループ分けすると、以下の通りです。

消費者金融会社

  • アコム株式会社
  • オリックス・クレジット株式会社
  • SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
クレジット会社

  • 株式会社オリエントコーポレーション
  • 楽天カード株式会社
  • 株式会社セディナ(SMBCグループ)
銀行の子会社・関連会社

  • 新生フィナンシャル株式会社

カードローン審査は、何を基準にしているか、どのような審査方法をとっているのかなどは明らかにされていません。そのため、一概にこの銀行は審査が通りやすい…とは言えません。

保証会社から銀行カードローンの審査時間を通りやすさを推測するのは、なかなか難しいと言えます。

借入の便利さは利用可能ATM&カードの使い勝手がカギ

借りたいと思った時、振込を待っているのではタイムラグが発生します。近所のATMを利用できるのであれば、スムーズに借り入れることが可能です。

▼ローン専用カードでのATM借り入れ

銀行カードローン セブンイレブン ローソン イーネット※1 ゆうちょATM 提携銀行ATM※2
みずほ銀行カードローン
三井住友銀行カードローン
オリックス銀行カードローン
楽天銀行カードローン「スーパーローン」
※一部有料
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

※1:イーネット(E-net)とは、ファミリーマートやデイリーヤマザキなど、全国1万3,000か所に設置されている銀行ATMです
※2:提携銀行ATMは、各銀行により異なります

コンビニのATMでの借り入れは、ほとんどの銀行カードローンで利用することができます。

また、みずほ銀行カードローンと三井住友銀行カードローンは、普通預金口座を持っていれば、キャッシュカードとローンカードを兼用することができます。

▼普通預金口座との兼用カードでの借り入れ

銀行カードローン セブンイレブン ローソン イーネット ゆうちょATM 提携銀行ATM
みずほ銀行カードローン
三井住友銀行カードローン

※三菱UFJ銀行でキャッシュカード兼用型を利用したい時は「マイカードプラス」になります。バンクイックに兼用型はありません。

使い勝手は、ローンカードと多少異なりますが、基本的には「ゆうちょATM」と、「提携銀行ATM」の利用ができなくなります。

口座を持っていない人がカードローン専用型で申込み、あとで普通預金口座を開設して、キャッシュカード兼用型に統合することもできます。

カードローン口座から普通預金口座への振替融資で借りることができます。返済方法も口座振替が利用できるので便利です。

まとめ

銀行カードローンの中でも人気の6行に焦点を当て、金利や限度額、返済のしやすさなど、さまざまな角度で比較してみました。

銀行カードローンを選ぶ際には、まず「カードローンに何を求めるか」を考える必要があります。

例えば、金利が低いところとひと言に行っても、借りたい金額により異なります。

もちろん、この金額は各銀行カードローンが設定している契約限度額であり、希望通りの金額を借りれるかは審査の結果次第です。

しかし、金利が抑えられれば、返済総額も抑えることができるので、選ぶ際の重要な一因と言えます。希望金額に合わせて選ぶのがおすすめです。

また、カードローンの申込はどの銀行カードローンもネット申込が可能です。

しかし、普通預金口座の開設や、来店しての手続きが必要なこともあるため、手軽さを考えるならネットバンクがいいでしょう。

ネットバンクのカードローンは「オリックス銀行カードローン」「楽天銀行カードローン」です。

三菱UFJ銀行カードローンの「バンクイック」は、銀行カードローンでは珍しく土日祝で対応も可能です。

銀行カードローンは即日融資はできませんが、急にお金が必要になった時でもタイムラグが少なくスピーディです。

また、複数のカードを持つのが面倒な場合なら、キャッシュカードと兼用で利用できる「みずほ銀行カードローン」や「三井住友銀行カードローン」がいいでしょう。

自分のライフスタイルと、希望金額と金利の低さ、申込のしやすさなどをしっかり考えて、ベストな銀行カードローンを選んでください。

みずほ銀行カードローン

実質年率 年2.0%~14.0%
限度額 最高800万円
審査時間 -
  • 来店不要のWEB完結申込
  • 業界トップクラスの限度額・低金利
  • 選べる二つのカードタイプ

三井住友銀行カードローン

実質年率 年4.0~14.5%
限度額 10万円~800万円
審査時間
  • 申込時、三井住友銀行の口座開設は不要
  • 提携コンビニならATM手数料0円
  • 来店不要で24時間申込可能

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック

実質年率 1.8%~14.6%
限度額 最高500万円
審査時間 -
  • テレビ窓口から申込みできる!ネット併用も便利
  • 銀行カードローンの中でもトップクラスの低金利
  • バンクイックは三菱UFJ銀行の口座がなくても利用できる!

楽天銀行カードローン

実質年率 1.9%~14.5%
限度額 最高800万円
審査時間 最短翌日
  • 楽天銀行カードローンなら口座開設の必要なし
  • 年率1.9%~14.5%だから借りやすい
  • コンビニATMの手数料無料