リボ払いとは?リボルビング方式の仕組みと特徴

更新日:2018/07/04

返済方式ってややこしいですし、馴染みのない単語の羅列でつい目を背けたくなりますよね。
「とりあえず、金融機関が決めた額を月々返せばいいんでしょ」なんて思っている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、甘くみていると、「毎月きちんと返済してるのに、何年経っても返済が終わらない!!」なんていう事態に陥ってしまうかもしれませんよ。

こんな事態にならないためにも、返済方式については、お金を借りる前にきちんと理解しておく必要があるでしょう。

このページでは、数ある返済方式のうち「リボルビング方式」について解説していきます。

そもそも「リボ払い」の「リボ」ってどんな意味?

銀行やクレジットカード会社のCMなどで、「リボ払い」という言葉をよく耳にしますよね。

「リボ払いにするとポイントが貯まります」など。

そもそもリボ払いの「リボ」って何のことでしょうか。

リボ払いの「リボ」とは、「リボルビング」の略になります。

リボルビングとは、「回転する」という意味の英単語で、ローンやクレジットカードの世界では「毎月の返済額を一定にする返済方式」のことをリボルビング払い、と呼んでいます。

リボルビング払いと分割払いは別物です

ここで注意しておきたいのが、リボルビング払いは分割払いとは別物である、ということです。

分割払いといえば、連想されるのが通販テレビ一場面。

「この10万円の商品を、今なら1万円の10回払いでご購入いただけます!」

これって、毎月1万円ずつ支払うのですから、リボルビング払いと一緒じゃないのでしょうか。

違いはどこにあるのでしょう。

ずばり、分割払いとリボルビング払いの違いは、支払いの回数を設定するのか、金額を設定するのか、の差にあります。

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分割払いとは、「3回払い」「10回払い」など、支払い回数が指定されます。

その支払い回数に応じて、商品の金額が割り算されて、毎月の返済額が決まるのです。

回数指定なので、10回払いと設定した時には、利息も含めて必ず10回で完済できるように設定されています。

これに対しリボルビング払いでは、「毎月1万円を支払う」「毎月、利用残高の3%を支払う」というように、支払い金額が固定されます。
支払い回数は指定されません。

例えば、毎月1万円ずつ支払わなければならないとして、10万円利用した人は10回の支払いで完済できますが、20万円利用した人は完済するのに20回の支払いが必要ですね。

さらに、実際はここに月々の利息が絡んでくるので、金融機関が独自に定める金利によっても、支払い回数が微妙に変わってくるわけです。

分割払いは「回数指定」、リボルビング払いは「金額指定」というように覚えておきましょう。

元金・元利の意味

リボルビング払いといっても、細かく分けると8つの方式があります。

その種類を理解するまえに、リボルビング方式の説明に使われる「元金」「元利」という言葉の意味を理解しておく必要があります。

〈元金(ガンキン)とは〉

元金とは、債務者が借りたお金のことを意味します。

Aさんが10万円借りたのであれば、Aさんの元金は10万円になります。
Aさんが10万円のうちすでに5万円返済して、利用残高が5万円になっていたとしても、Aさんの元金というともともと借りた額である10万円を指します。

元金というのは、利用残高のことではなく、債務者が借りたもともとのお金のことを意味する言葉なわけです。

〈元利(ガンリ)とは〉

元利とは、元金と利息の合計額のことを意味します。
わかりやすくしますと、【元金+利息=元利】というわけです。

今後の説明では、元金と元利という言葉が多く出てきますので、この点をまず頭に入れておいてください。

8つのリボルビング方式

それでは、8つのリボルビング方式の説明に入りましょう。
8つのリボルビング方式、それはそれぞれ

と呼ばれています。

馴染みのない言葉が並びましたが、焦らず、一つずつみていきましょう。

①元金定額リボルビング方式

元金定額リボルビング方式とは、元金の返済に充てる額を、毎月一定の金額に固定する返済方式のことをいいます。
「元金」とはさきほどもご説明したとおり、債務者が借りたお金のことですから、「元金の返済額」というのは、債務者が借りたお金の返済額を意味します。

元金の返済に充てる額を毎月一定の金額に固定する、ということは、固定された金額の中に利息は含まれません。

なので、元金定額リボルビング方式では、元金の返済額を毎月一定の金額にして、その金額に利息を上乗せした合計額を月々支払うことになります。

利息に応じて微妙に月々の支払合計額が変動するわけです。 利用例として、元金定額リボルビング方式で10万円の借入をしたAさんの、月々の返済額を表にしてみました。
なお、実質年率は14.0%、定額は1万円とします。

回数 元金の返済額 利息 返済額
1 10,000円 1,534円 11,534円
2 10,000円 1,035円 11,035円
3 10,000円 1,012円 11,012円
4 10,000円 751円 10,751円
5 10,000円 751円 10,751円
6 10,000円 613円 10,613円
7 10,000円 429円 10,429円
8 10,000円 345円 10,345円
9 10,000円 237円 10,237円
10 10,000円 115円 10,115円
合計 100,000円 6,784円 106,784円

②元金定率リボルビング方式

元金定率リボルビング方式は、元金定額リボルビング方式とどう違うのでしょうか。
2つの違いは、「定率」であるか「定額」であるかです。

定率というのは、一定の割合を意味しており、それに対し定額というのは一定の金額を意味します。 つまり、元金定率リボルビング方式では、毎月の元金の返済に充てる額が、「一定の割合」によって固定されるという意味です。

元金の返済に充てる額が一定の割合で固定されるので、借入残高が少なくなるにつれて、返済額も共に少なくなるわけですね。

そして、一定の割合で固定された元金の返済額に、別途、利息が上乗せされた額を、毎月の返済額として支払っていくのです。

利用例として、元金定率リボルビング方式で、10万円の借入をしたAさんの月々の返済額をみてみましょう。
なお、実質年率は14.0%、定率は3.0%とします。

回数 元金の返済額 利息 返済額
1 3,000円 1,151円 4,151円
2 3,000円 1,116円 4,116円
3 3,000円 1,082円 4,082円
4 3,000円 1,047円 4,047円
5 3,000円 1,013円 4,013円
6 3,000円 978円 3,978円
7 3,000円 944円 3,944円
8 3,000円 909円 3,909円
9 3,000円 875円 3,875円
10 3,000円 840円 3,840円
11 3,000円 805円 3,805円
12 3,000円 771円 3,771円
13 3,000円 736円 3,736円
14 3,000円 702円 3,702円
15 3,000円 667円 3,667円
16 3,000円 633円 3,633円
17 3,000円 598円 3,598円
18 3,000円 564円 3,564円
19 3,000円 529円 3,529円
20 3,000円 495円 3,495円
21 3,000円 460円 3,460円
22 3,000円 426円 3,426円
23 3,000円 391円 3,391円
24 3,000円 357円 3,357円
25 3,000円 322円 3,322円
26 3,000円 288円 3,288円
27 3,000円 253円 3,253円
28 3,000円 219円 3,219円
29 3,000円 184円 3,184円
30 3,000円 150円 3,150円
31 3,000円 115円 3,115円
32 3,000円 81円 3,081円
33 3,000円 46円 3,046円
34 1,000円 12円 1,012円
合計 100,000円 19,759円 119,759円

③元利定額リボルビング方式

ここまで読む間に「元利」の意味を忘れてしまったという方のために、もう一度元利の意味を説明します。
元利とは、元金と利息を合わせた金額のことです。

ですので、元利定額リボルビング方式とは、元利の返済額を一定の金額で固定する返済方式になります。

元利定額リボルビング方式では、元金定額リボルビング方式と違って、利息を含めた合計額が一定の金額になります。

ですので、利息に応じて返済額が変わることなく、毎月の返済額が1万円と設定されている場合には、ずっと、1万円ぴったりを返済していくことになります。

その1万円の中から利息の金額を引いた額が、元金の返済に充てられる、ということになります。

利用例として、元利定額リボルビング方式で、10万円の借入をしたAさんの月々の返済額を見てみましょう。
なお、実質年率は14.0%、定額は1万円とします。

回数 返済額 うち元金の返済額 利息
1 10,000円 8,834円 1,166円
2 10,000円 8,834円 1,166円
3 10,000円 8,938円 1,062円
4 10,000円 9,040円 960円
5 10,000円 9,145円 855円
6 10,000円 9,250円 750円
7 10,000円 9,356円 644円
8 10,000円 9,465円 535円
9 10,000円 9,573円 427円
10 10,000円 9,684円 316円
11 8,085円 7,881円 204円
12 77円 0円 77円
合計 108,162円 100,000円 8,162円

④元利定率リボルビング方式

元利定率リボルビング方式は、元利の返済額が一定の割合により固定される返済方式のことです。

こちらも、元利定額リボルビング方式と同じく、固定された金額の中に利息も含まれます。

利用例として、元利定率リボルビング方式で、10万円の借入をしたAさんの月々の返済額は以下の通りです。
なお、実質年率は15.0%、定率は3.0%とします。

回数 返済額 うち元金の返済額 利息
1 10,000円 8,768円 1,232円
2 10,000円 8,876円 1,124円
3 10,000円 8,985円 1,015円
4 10,000円 9,096円 904円
5 10,000円 9,208円 792円
6 10,000円 9,322円 678円
7 10,000円 9,437円 563円
8 10,000円 9,553円 447円
9 10,000円 9,671円 329円
10 10,000円 9,790円 210円
11 7,383円 7,294円 89円
合計 107,383円 100,000円 7,383円

残高スライド方式とは

以上、4つのリボルビング方式について説明しましたが、理解いただければ、以下の4つのリボルビング方式は理解しやすいと思います。

これ以後のリボルビング方式の名前には、これまでとは違い「残高スライド」という言葉が頭につきます。

これまでのリボルビング方式は、利用額がいくらであろと、定額・定率で返済額が決定されていました。

しかし、残高スライド方式では、利用額に応じて定額・定率の値が変動していきます。
利用額が多くなるほどに、定額の値が大きくなり、定率の値は小さくなっていくのです。

利用「残高」によって、返済額が「スライド」状に変化するので、「残高スライド方式」または「残高スライドコース」などと呼ばれてるのです。

一つ一つみていきながら、理解していきましょう。

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⑤残高スライド元金定額リボルビング方式

元金定額リボルビング方式に「残高スライド」の文字がくっつきました。

これにより、何が変わるのかというと、元金定額リボルビング方式では、毎月の元金の返済に充てる額が固定されていました。
この場合、どれだけ返済して利用残高が減ろうとも、ずっと一定の金額に固定されたままです。

しかし、残高スライド元金定額リボルビング方式では、利用残高に応じて、定額が変動していきます。

例をご紹介すると、100万円借入れたとして、利用残高が100万円~50万円の間は、毎月2万円+利息を返済しなければならないが、利用残高が49万以下になると、毎月1万円+利息を返済するだけで良いようになる、ということです。
表にするとこういうことです。

なお、利用残高は月末時点のものを指標にすることにします。

月末の借入残高 元金の返済に充てる額 返済額
49万円未満 10,000円 10,000円+利息
50万円~100万円未満 20,000円 20,000円+利息
100万円~150万円未満 30,000円 30,000円+利息

※借入残高の基準は一例です

⑥残高スライド元金定率リボルビング方式

元金定率リボルビング方式では、元金の返済に充てる額の一定の割合が固定されていました。
いくら返済しようとも、完済するまでずっと一定の割合のままでした。

それに比べて残高スライド元金定率リボルビング方式では、利用残高に応じて、定率が変動します。
こちらも、表にするとこういうことです。

なお、利用残高は月末時点のものを指標にすることにします。

月末の借入残高 元金の返済に充てる額の定率 返済額
49万円未満 2.5% 左の額+利息
50万円~100万円未満 3.0% 左の額+利息
100万円~150万円未満 3.5% 左の額+利息

※借入残高の基準は一例です

⑦残高スライド元利定額リボルビング方式

残高スライド元利定額リボルビング方式も同じ要領で考えてください。

元利定額リボルビング方式で、定額に定められていた元利の返済額が、利用残高に応じて変動します。
表は以下の通りです。

なお、利用残高は月末時点のものを指標にすることにします。

月末の借入残高 返済額 うち元金の返済に充てる額
49万円未満 10,000円 10,000円-利息
50万円~100万円未満 20,000円 20,000円-利息
100万円~150万円未満 30,000円 30,000円-利息

※借入残高の基準は一例です

⑧残高スライド元利定率リボルビング方式

残高スライド元利定率リボルビング方式も同じ要領で考えてください。

元利定率リボルビング方式で、定率に定められていた元利の返済額が、利用残高に応じて変動します。
こちらが表になります。

なお、利用残高は月末時点のものを指標にすることにします。

月末の借入残高 元利の定率 うち元金の返済額
49万円未満 2.5% 左から-利息
50万円~100万円未満 3.0%< 左から-利息
100万円~150万円未満 3.5%< 左から-利息

※借入残高の基準は一例です

元利方式では利息を頭に入れておきましょう

元利方式は、元利を一定にするので、利息分を別で計算する必要がなく、管理が簡単ですね。

ですが、それは裏を返せば、毎月の支払いのうちのいくらが元金の返済に充てられているのかが分かりにくいということになります。

毎月どれだけ元金を返済できているのか分かりにくいということは、ようするに、完済までの支払回数が認識しづらい、ということです。

元利方式は計算が単純で楽であるというメリットがありますが、そのメリットに甘えず、毎月の支払い額のうち、いくらが利息なのかということを意識するようにしましょう。

クレジットカードのリボ払いには別途手数料が必要

クレジットカードの返済方式は、基本的には一括返済です。

ですが、多額の買い物をしたときなど、翌月に一括返済をするのは厳しい場合がありますね。

そのような場合に便利なのがリボルビング方式です。

クレジットカードと現金

しかし、注意しなければならないのが、クレジットカードの支払いコースでリボルビング方式を選択するには、別途手数料がかかるということです。

一括返済の場合、利用者はクレジットカードを使って購入した商品の額だけ、翌月口座引き落としで支払います。

しかし、リボ払いを選択した場合には、そこに別途手数料がかかるのです。

それは、いわば、カードローンで借金した際にかかる利息と同じです。
カードローンの際にかかる利息のことを、クレジットカードでは手数料と呼ぶわけです。
この手数料が、クレジットカード会社の利益になるのです。

リボ払いを利用するとポイントが付きますが、これは、利用者がリボ払いで支払ってくれたほうがクレジットカード

会社にとってありがたいため、ポイントを付けることで利用者を誘導しているのですね。

リボ払いは一括返済よりも便利な支払い方式ですが、支払い総額は一括返済より上がるということに注意しておきましょう。

リボ払いは繰り上げ返済を併用しましょう

リボ払いは毎月一定の金額を支払えばよいので、利用者の負担が少ない返済方式です。

しかし、負担が少ない反面、完済までの支払期間が長くかかってしまいます。

ですので、リボ払いを利用する際には、繰り上げ返済を活用しましょう。

繰り上げ返済とは、利用者の任意の額を、いつでも返済することができる返済方法です。

リボ払いは、約定日と呼ばれる毎月定められた支払日に、決められた金額を返済する「約定返済」という返済方式ですが、約定返済では一月に返済できる金額が限られてきます

ボーナスなどでまとまったお金が手に入ったので、今月は多めに返済して利用残高を少しでも減らしておきたい、などという時にこれでは困りますね。

そこで活用できるのが繰り上げ返済というわけです。

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繰り上げ返済を利用すれば、約定日に関係なく、さらに、リボルビング方式で定められた一定の金額に関係なく、利用者が自由に返済することができます。

この繰り上げ返済は、別名「臨時返済・随時返済」などとも呼ばれています。

もちろん約定日に、約定返済と同時に多めに返済するということも可能です。

この場合、例えば元利定額リボルビング方式で毎月の返済額が1万円に定められているとして、約定日に2万円返済した場合には

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のように、1万円が繰り上げ返済として扱われるということになります。

なお、繰り上げ返済での支払額は、すべて元金の返済に充てられます。
住宅ローンの繰り上げ返済など、一部利息が発生するものもありますが、現状カードローンにおける繰り上げ返済には利息はかかりません。

つまり、繰り上げ返済の返済額は、すべて元金の返済に充てられるということになります。

繰り上げ返済を上手に使うことで、支払期間を短くし、完済までにかかる利息総額を抑えることができるのでぜひ活用してください。

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