固定金利と変動金利はどっちがお得?違いを知ってかしこく選択!

更新日:2018/06/22

アトムく~ん。将来に向けて住宅ローンを勉強しようと思ったんだけど、固定金利と変動金利がよくわからなくて困ってるんだよ~!
定金利と変動金利は難しいテーマだよね。一緒に勉強していこう!

住宅ローンや奨学金をはじめとする返済期間が長期にわたるローンには、「固定金利」と「変動金利」とが選べる商品がたくさんあります。
しかし、突然に金利タイプを選べと言われたって、両者の違いを知らないことには選びようがありませんよね…

そこで今回は、固定金利と変動金利の違いを解説しながら、両者の選び方についてお話しようと思います。

金利についてよく知らない方でもわかるように解説しますので、ぜひ参考になさってくださいね。

固定金利と変動金利の違い

ローンを検討中だけど、固定金利と変動金利の違いがよくわからなくて行き詰まっている…

そんな方は、まず金利の仕組みをおさらいして両者の違いを理解しておきましょう!

ローンでお金を借りるときに「利息」が発生することは、皆さんご存知ですよね。
この利息は、ローン契約時に設定される「金利」にしたがって計算されます。

金利には「店頭金利」と「適用金利」があり、ローンのパンフレットや公式サイトに記載されているものが「店頭金利」、店頭金利をもとにして金利割引キャンペーンやローンの審査結果を考慮して決定されるものが「適用金利」とそれぞれ呼ばれています。

適用金利は、申込者の年収や職業、家族構成、他社の借入状況、他社の返済履歴などをもとにして決められるため、申込者の条件により何%の金利で契約できるかどうかはさまざま。
たとえば、年収320万円のAさんと年収600万円のBさんとではおなじローンに申し込んでも適用金利は異なるのです。

さて、この前提をふまえたうえで、本題の固定金利と変動金利について解説しましょう!

固定金利とは、適用金利が契約から完済までずっと維持される金利タイプのことをいいます。
契約時に設定された適用金利のまま完済するまでお金を借り続けられるので、毎回の返済時の利息額が把握しやすく、返済管理が楽であることが特長です。

固定金利のイメージ

一方で、変動金利とは、経済や金融情勢によって適用金利が定期的に見直される金利タイプのことをいいます。
金利の見直しの時期は各ローンによってさまざまですが、固定金利と違って時期により適用金利が変動するため、返済管理は少しややこしくなります。
その代わりに景気状況しだいでは固定金利よりも低金利でお金を借りられる点が特長です。

変動金利のイメージ

ポイント

住宅ローンや奨学金のような返済期間が長期にわたるローンを利用するときは、固定金利と変動金利のどちらでお金を借りるのかが申込者の意思で選べるようになっているよ。
こういう「金利選択型」のローンを利用するときには、固定金利と変動金利の違いをよく理解してから審査に申し込むようにしましょう!

好景気だと固定金利が有利、不景気だと変動金利が有利

変動金利では、景気状況によって適用金利が見直されると紹介しました。
では、具体的に景気状況によってどのように金利が見直されるのでしょうか?

結論からいうと、変動金利の適用金利は景気が良いときには上がり、景気が悪くなると下がります。

というのも、ほとんどの金融機関(とりわけ銀行)のローン金利は銀行の「短期プライムレート※」を基準にして設定されているからです。
※短期プライムレート…銀行が上位わずかの優良企業へ融資するときに設定する優遇金利のこと

日本の企業が儲かれば、そこで働く従業員のお給料が増えて、国民の消費が活発化し、好景気となりますよね。
好景気になるとお金はどんどん金融機関から出ていってしまうので、金融機関はお金の流出を防ぐために、優良企業に対する融資に高い金利を設定しはじめます。
変動金利は短期プライムレートをもとに見直されるわけですから、優良企業に対する金利が上がれば、自然と消費者向けローンの変動金利も高くなってしまうのです。

対して、不景気には国の消費が減って金融機関にお金が集まりますから、金融機関は集まったお金で利益を出すために金利を下げてローンを利用してもらいやすくするのです。

変動金利が好景気に上昇して不景気に下降する一方で、契約時からずっと一律の固定金利は景気に左右されません

そのため、金利上昇局面(好景気)には固定金利のほうが変動金利よりも低金利になり、金利下降局面(不景気)には固定金利よりも変動金利のほうが低金利になります。

メリット
固定金利 完済まで一貫した金利だから返済管理が楽
好景気には変動金利より低金利になる
変動金利 不景気には固定金利より低金利になる
デメリット
固定金利 不景気には変動金利より金利が高くなる
変動金利 返済中に金利が変わるから利息額が把握しづらい
好景気には固定金利より金利が高くなる

金利タイプには「固定金利期間選択型」もある

金利選択型のローンのうち、一部のローンには固定金利と変動金利のほかに「固定金利期間選択型」という金利タイプが用意されてケースもあります。

固定金利期間選択型とは、固定金利と変動金利とをミックスした金利タイプのこと。
ローンの契約直後の2年、3年、5年、10年、15年、20年などの一定期間は固定金利でお金を借りて、固定期間が終われば変動金利に切り替わる、というのがポイントです。

住宅ローンの「10年固定特約!」とか「当初2年固定プラン」などの宣伝文句を耳にされた経験はないでしょうか?
あれが、まさにこの固定金利期間選択型にあたります。

固定金利期間選択型のイメージ

固定金利期間選択型は、「固定金利にしようか変動金利にしようかいくら悩んでも答えが出せない!」という方によく選ばれる金利タイプですが、選ぶにあたっては「金利の優遇幅」によく注意しなければなりません。

というのも、住宅ローンのように融資額が数百万円~数千万円規模におよぶローンの場合、金融機関は一人でもたくさんの顧客獲得を図るために「-0.5%引き下げ!」などの優遇金利を提供することがありますが、固定金利期間選択型を選ぶと固定金利や変動金利を選ぶケースよりも金利の優遇幅が狭くなってしまうことがおおいからです!

ローンで多額のお金を借りるときには、金利の優遇幅をよくチェックして損をしないようにしましょう。

固定金利と変動金利はどっちがお得?

固定金利と変動金利の違いについてわかったところで、次に気になるのはどちらがお得なのか、ということですよね。

好景気には固定金利が有利になり、不景気には変動金利が有利になるわけですから、将来の経済を見通すことができれば、固定金利と変動金利のどちらがお得なのかを見定められるはずです。
では、今後の経済はどうなっていくのでしょうか?

結論からいうと、残念ながら、将来の経済を完璧に見通すことはタイムマシンか超能力がない限りは誰にもできません。

経済予測はあらゆる専門家の手でおこなわれていますが、数年後に日本のGDPは上がると予測する専門家もいれば、2020年のオリンピックにより大量失業時代がきて日本の経済は低迷する予測する専門家もいます。
どちらの意見が正しいのかは、「その時」がきてみなければ誰にもわからないのです。

しかし、過去の変動金利の推移をチェックしてみれば、今後の変動金利の変化を少しは予測してみることができます。
ここに「住宅金融支援機構」が2018年6月に更新した「民間金融機関の住宅ローン金利推移」というデータがありますので、ためしに見てみましょう。

民間金融機関の住宅ローン金利推移キャプチャ

※金利は主要都市銀行HPなどから集計された中央値が掲載されています

住宅ローンに関していえば、変動金利は平成21年からの9年間ずっと年2.475%のまま変化がありません。※
※平成30年6月時点

平成20年には「2007年の米国サブプライムローン問題」や「2008年のリーマンショック」、「同年の0金利政策」の影響もあってかわずかに金利が下がっていますが、それ以降は変動金利が「固定化」していることがみてとれます。

変動金利が実質的に固定化されている原因は、スーモジャーナルが2016年12月に発表したメガバンク支店長へのインタビュー内容によると、近年の不景気により民間の住宅ローン変動金利が底を付いているから、だそうです。
平成21年から今日までの9年間、民間の金融機関は「超低金利」とも呼べる最低値まで変動金利を下げ続けてきたので、これ以上は下げようがないわけです。
※参考:soomジャーナル「銀行の中の人に聞いた、変動金利が約7年間変わってない理由

このことをふまえれば、民間の住宅ローンの変動金利は今後経済が低迷したとしても、これ以上下がることはないと予測できます
つまり、民間の住宅ローンの変動金利が次に動くときは、日本が好景気となり、金利が上昇するときであるといえるのです。

将来日本の経済が回復するか低迷するか、あるいは現状維持が続くのかはここで断言することはできません。
しかし、変動金利よりも固定金利のほうが低金利である現状をふまえれば、今後大きく景気が回復しない限りは、しばらくは変動金利で契約したほうが有利といえるでしょう。

こうした流れもあってか、住宅金融支援機構の2018年6月のデータによれば、民間の住宅ローン利用者のあいだではここ3年間は変動金利のほうが人気が高くなっています

2017年度民間住宅ローン利用者の実態調査キャプチャ

※住宅金融支援機構 2017年度「民間住宅ローン利用者の実態調査」より

今回はあくまでも住宅ローンの変動金利の推移をピックアップして「金利は固定と変動のどちらがお得なのか」について考えてみました。
住宅ローン以外で金利選択型のローンを利用するときには、この考え方をひとつの参考にして金利タイプを選んでみてくださいね。

ポイント
将来の変動金利の動きは、過去の変動金利の推移を調べることで予測できるよ!
ローンの変動金利の推移はインターネットや店頭窓口で調べられるから、ぜひチェックしてみてね。

変動金利と固定金利では審査難易度が違う!?

好景気には固定金利が有利となり、不景気には変動金利が有利となります。
借り手にとって有利となる契約内容は、貸し手である金融機関にとっては不利となりますから、一見すると有利な金利タイプで申し込んだときのほうが審査に通りにくくなるのでは…?という疑問が湧いてきますよね。

しかし、ローンの審査難易度は固定金利を選んでも変動金利を選んでも変わることはありません
なぜなら、「固定金利と変動金利はどっちがお得?」の章でもご説明したとおり、変動金利の将来的な動きは誰にも予測できないため、ローン完済までの長いスパンで考えた場合にどちらの金利タイプが借り手にとって有利なのかは金融機関にも見通せないからです。

金利面でローン審査の難易度を考えるときに重要となるのは、「固定金利の変動金利のどちらを選ぶか」ということよりも、「検討中のローン金利が金利相場と比較して高めであるか、低めであるか」ということです。

たとえば、資金使途自由のローンとして人気のフリーローンの場合、2018年6月時点での金利相場は固定金利で年10.0%前後です。
そのため、年10.0%を下回るフリーローンの審査は比較的厳しめで、年10.0%を上回るフリーローンの審査は比較的易しめであるといえます。
※関連:低金利なフリーローンはどれ?金利の仕組みや相場を知る!

金利と審査難易度の関係性については、住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなどでもおなじ考え方ができますから、審査に自信がない人は金利相場を調べるところから初めてみましょう。

まとめ

固定金利はローン契約時に設定された適用金利が完済までずっと維持される金利タイプです。
返済途中に金利が変わることがないので、ローンの返済管理を楽にしたい人に適しています。

それに対して、変動金利は好景気になると金利が上がり、不景気になると金利が下がるという金利タイプです。
こちらは固定金利と違って金融機関のタイミングで適用金利が見直されますから、返済管理はちょっと面倒。
返済管理が面倒でもいいから、金融情勢をチェックして小まめに返済の対策を立てたい人には変動金利がオススメです。

固定金利か変動金利のどちらがお得かということは、残念ながら実際にローンを借り入れて完済してみないことには判断できません。
しかし、検討中のローンの変動金利の推移を調べれば、その答えのヒントを得ることができますから、金利選択で損をしたくない人はぜひ調べてみてくださいね。

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