銀行カードローンの審査の前に知っておきたいこと

更新日:2018/06/07

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友人の結婚式が重なった、子どもの教育費用が足りない、大きな買い物をしたので生活費が厳しい・・・。
こんなふうに財布がピンチになることってありますよね。

そんなときには、何らかの方法で生活資金を工面しなければなりません。

とはいえ、いわゆる「消費者金融」は、「悪徳消費者金融」なんて言葉を聞くぐらいだから、なんだか怖い。

しかし、最近のテレビCMでは、有名俳優が登場するなどして「銀行カードローン」なんていう商品が紹介されています。

三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行といった、メガバンクと呼ばれる銀行であれば、消費者金融よりもお金を借りる相手として安心と思う方もいるのではないでしょうか。

とはいえ、安心だけどローン審査など敷居が高そうにも感じるのがこれらの金融機関です。
自分自身が借入を申し込んで、はたして審査に通るのか不安ですよね。

今回、そんなあなたのために、銀行カードローンと消費者金融との違いを解説すると同時に、銀行カードローンの審査の内容とその対策法を紹介します。

銀行カードローンは、金利が安くて総量規制がない!

長らく銀行は、住宅ローンや自動車ローン、事業用ローンが業務の主体だったということもあり、個人向けの小口融資は取り扱ってきませんでした。

けれども、最近ではメガバンク以外にも複数の銀行が個人向け小口融資、すなわちカードローンの商品サービスを開始しています。

つまり、以前は消費者金融しかいなかった業界に、金融業界を代表する銀行、しかも大手銀行も業務を拡大してきたということなのです。

それではこのローン業界における、銀行の消費者金融に対する強みは何なのでしょうか。

銀行カードローンの強みは金利の低さ

巨大な金融機関である銀行が直接融資するため、基準金利は消費者金融に比べて低くなります
上限金利では消費者金融が18%程度であるのに対し、銀行は14%程度に留まることが多い特徴があります。
借入先を選ぶ際のポイントとして重要な金利ですが、最低金利でなく上限金利を参考にすることが大事で、限度額が低いうちの適用金利は上限金利になることが多いからです。

  実質年率 限度額
三菱UFJ銀行カードローン 1.8%~14.6% 500万円
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0% 800万円
オリックス銀行カードローン 1.7%~17.8% 最高800万円
プロミス 4.5%~17.8% 500万円
アコム 3.0%~18.0% 800万円
SMBCモビット 3.0%~18.0% 800万円

上限金利で比較してみると消費者金融並みの銀行もあるなど、銀行だからと言って低金利とは限りません

ただ、みずほ銀行カードローンは比較表からも低金利なのは分かりますし利用者のハードルを大きく下げています。

みずほ銀行カードローン

しかし、金利が安いとは審査が厳しいということの裏返し。
銀行カードローンでは、消費者金融でなら審査に通る人でも落ちる可能性があります。

また、審査が厳しい・慎重ということは、それだけ申し込みから融資実行までに、時間が必要だということでもあります。
消費者金融なら数十分ほどで終わって即日振込融資に至る一連の手続きであっても、銀行カードローンの場合、数日の時間がかかるということもあり得ます。

そもそも銀行自体が平日15時までしか営業していないこともあり、インターネット申込は24時間できるものの、営業日以外では契約完了手続きが困難になります。
土日祝に借りれない銀行がほとんどですが、店頭にテレビ窓口(無人契約機)を備える三菱UFJ銀行カードローンなど、週末の手続きも可能とする銀行もあります。

三菱UFJ銀行カードローン

銀行は貸金業法による総量規制対象外

改正貸金業法は2010年に完全施行され、総量規制の対象となる貸金業者は、利用者の年収の3分の1を超えて融資することができなくなりました。

しかし、銀行には銀行法が適用されるため、貸金業法は適用されません

そもそも総量規制は、利用者の返済能力を超える融資を制限する意図でなされています。
銀行は厳しい審査を自主的に行っており、自社水準で融資額の設定判断を行います。

ですから、年収の3分の1を超える融資については、消費者金融などノンバンクでは絶対に断られますが、銀行でなら返済能力を認められさえすれば、審査に通る可能性もあります。

銀行なら年収1/3以上借りることができる

銀行カードローンの魅力は、各金融機関によりますが、専業主婦でも配偶者に収入があれば利用できる可能性があるという点です。
提出書類も通常申込と変わらず同じであり、実質、必要書類は本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)のみで申し込みすることができます。
仕事をされている方で一定の借入条件になると収入証明書の提出も必要になります。

他にも、以下のような違いがあります。

かつては銀行カードローンには銀行ATMが手数料無料で使えるという利点がありましたが、大手消費者金融が次々と銀行の傘下に入る中で、提携ATM手数料を無料で使用できることとなり、このメリットは現在では随分と薄まっています。

例えば、プロミスでは同じSMBCグループの三井住友銀行の提携ATMなら手数料無料で利用することができます。

銀行カードローンの審査では、借入先の数が重視される!

前述したように、銀行カードローンは消費者金融に比べて、金利が低いというメリットがある反面、審査が厳しい傾向にあります。

それでは、銀行カードローンの審査では、何がチェックされるのでしょうか?

また、「審査が厳しい」と言っても、どのくらい厳しいのでしょうか?

銀行カードローンの審査でチェックされる主要ポイントを挙げます。

①借入がその銀行のみである

実は、これが一番大切。
どれだけ申込者本人の条件が良くても、複数の金融機関からの借入があると、それだけで審査に落ちる可能性があります。

複数の金融機関から借り入れがある場合、以下のように解釈されます。

・借金で借金を返済している、いわゆる「ローン地獄」に陥っている。
・1つの金融機関で必要額を一括して貸してもらえなかった事情がある。

上記の場合、貸し手にとって回収不能リスクが最も高い顧客なので、敬遠されるのです。

そして、注意しておかなければならないのは、未だ契約が成立していなくても、多数の金融機関に借り入れを申し込む行為も、同様に扱われるということです。
いわゆる「申込ブラック」の状態のことを指します。

実は、すべての金融機関は、個人の信用情報を管理している「信用情報機関」にリアルタイムでアクセスすることができます。

日本では3つの信用情報機関があります。

・株式会社シー・アイ・シー(HP:CIC
・株式会社日本信用情報機構(HP:JICC
・全国銀行個人信用情報センター(HP:全銀協

そして、カードローンやクレジットカードなどへの申込が行われた時、信用情報機関に金融機関がアクセスすれば、照会履歴が6か月間は残ってしまうのです。
ですから、審査に通るか不安だからといって、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」と多数の金融機関に申し込むのは止めましょう。
どこも貸していないというネガティブな情報として捉えられてしまうことが考えられます。

なお、複数のローンをまとめる「おまとめローン」については、①の例外となります。

②安定した収入がある

カードローン申込にあたり、公務員や正社員でなければ審査に落ちる、ということではありません。
パートやアルバイトでも、収入証明書などで安定した収入があることが証明できれば、年齢制限を満たしている主婦や学生でもOKということです。
年収200万円未満でも申し込める銀行もあるくらいですから、「安定した収入」といっても、さほど高額な収入が要求されるわけではありません。

ただし、もちろん収入の高低は、ローンの利用限度額には影響してきます。
収入面の確認としては、勤務先への在籍確認が電話で行われます。

前述にもあったように、収入のない専業主婦でも申し込みできる銀行もありますが、本人確認のみとなります。
ありがたいことに専業主婦の申し込みの場合でも配偶者の勤務先への在籍確認も行われることはありません

③申込者の信用情報

前述の信用機関が管理している信用情報です。

・ローンや奨学金の滞納・未納
・クレジットカードの支払の滞納・未納
・公共料金や携帯電話代の支払いの滞納・未納

滞納や未納を繰り返した金融事故の履歴があるのであれば、あなたの信用情報には「傷」がついています。
ようするに、「借金をきちんと返してくれなさそうな人」だと認識されてしまい、審査に通ることは難しくなります。

なお、信用情報は内容によって一定期間で更新されますので、若いころの過ちを一生引きずるということはありません。

④申込者の属性

年収、勤務先と勤続年数、雇用形態、年齢、配偶者や子どもの有無、住まいの形態(持ち家か賃貸かなど)、現在の借入額などから総合的に評価されます。
申込情報からコンピューターで、各項目を自動的に点数化するスコアリングシステムとなっており、各社が定めている基準を超える必要があります。

⑤使いみち

何のために使うのかが明確であればあるほど良いです。
意外に思われるかもしれませんが、「生活費」というのは極めて評価が低くなります。
生活費に窮している人が、今後返済できる可能性は高くないと判断される場合があります。

審査の内容や結果原因は表立って調べることはできませんが、①~⑤のチェックポイントから総合的に判断されて審査が行われることになります。

つまり、審査項目自体は、銀行でも消費者金融と大差はないのですね。
違うところをあえて挙げるとすれば、①の借入先の数が大きく評価されるというところでしょう。

ただし、銀行はこれらの審査項目をじっくり・きっちり吟味するので、審査には長い期間を要することもあります。

ですが、その期間も年々短縮傾向にあり、最近では三菱UFJ銀行のように、「最短30分」をうたっているところもあります。

審査で有利になるためには、1にも2にも「信用」が大切!

スマートフォン操作

それでは、消費者金融よりも厳しい銀行カードローンの審査ですが、少しでも有利になるためにはどうすれば良いのでしょうか?
これまで述べたことをふまえて、ポイントを挙げておきます。

申し込みは1社にすること

前述のように、複数に申し込みをすると「何かやましい事情がある」と判断される可能性があります。

正直かつ正確に申告(申込書に記入)すること

年収など個人情報に嘘を書いても、相手は膨大な顧客情報を管理している銀行ですから、ばれてしまいます。

嘘がばれれば、「信用ならない人」とみなされて審査に落ちます。
なんだか学校の先生と生徒の関係のようですが、「信用」とはそういうものなのです。

また、申込書に誤字・脱字があると、連絡がつかない場合もあるなどマイナス評価されます。

希望限度額を低くして申し込むこと

収入や返済能力を含めた身の丈に応じた契約をするということです。
「たくさん借り入れたい!」と申し込むことは、銀行にとっては「何か重大な事件を抱えている人」または「単に無鉄砲な人」と判断する材料になりかねません。

また、「少額の借り入れを申し込む」ということ自体、「堅実な人」という印象を与えるのです。

それに、借入してきちんと利息も払い、遅滞なく全額完済するということをくり返すことで、銀行はあなたへの信頼を培っていきます。

信頼が培われれば、同じ条件でも当初では認められなかったような金額まで限度額が拡大することもあるのです。

口座開設が必要な業者がある

借入方法や返済方法で当行の銀行口座を使うことが条件とされている銀行カードローンもあります。
毎月の決まった返済日に自動的に約定返済額(毎月最低限の返済額)を口座引落してもらえるようになるなどのメリットはあるのですが、急ぎで借りたい場合、口座が必要かどうかを確認してから申し込むことが大事です。

どうしても審査に通りたいときに、試してほしい2つのこと

最後に、なかなか銀行カードローンの審査に通らない時に、試してみてほしい2つの方法を挙げておきます。

6か月以上の期間を空けて申し込む

審査時に金融機関が信用情報機関へアクセスした履歴は、6か月間保存されます。

反対に言えば、その照会履歴は6か月後には消えてくれるのです。

このアクセス履歴さえ消えれば多重申込の履歴もなくなり、過去のネガティブな情報がなく、安定収入があることが前提ですが、審査に通る可能性が高まるのです。

保証会社を2社もつ銀行を選ぶ

保証会社とは、債務不履行となった時に、債務者に代わって返済額全額を弁済することを業務としている会社のことです。

実は、銀行はカードローンの審査の際に、提携している保証会社にも審査させています。
そして各銀行の保証会社は、三井住友銀行ならプロミスのように、同じSMBCグループ内の大手消費者金融となっていることが多いのです。
三菱UFJ銀行もアコムを保証会社にしています。

ですが、銀行のなかには下の2行のように、2社の保証会社と提携しているところもあります。

オリックス銀行カードローン オリックス・クレジット(株)
新生フィナンシャル(株)
イオン銀行カードローン イオンクレジットサービス(株)
オリックス・クレジット(株)
静岡銀行カードローン 静銀ディーシーカード(株)
新生フィナンシャル(株)

この場合、2社の保証会社のうちどちらかの審査に通れば良いことになるのですから、銀行カードローン自体の審査に通る可能性も高まります。
※関連:銀行カードローンの保証会社の一覧と審査への影響

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